2023年1月4日水曜日

変異ウイルス(2022年12月31日現在)

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[変異ウイルス]

 

 ○ 現在検出されている変異の55.2%はBA.5の細部系統であり、そのうちBA.5*は38.2%(-7.9%p)、BQ.1は7.0%(-0.2%p)、BQ.1.1は 5.5%(+0.5%p)と確認され、BA.2.75の細部系統であるBN.1は33.3%(+8.9%p)と確認された。 

      * BF.7、BQ.1、BQ.1.1を除くBA.5のすべての細部系統

 

   - 中国入国者に対する変異分析結果(12月4週目)、BA.5 77%、BF.7 21.5%、BN.1 1.5%と確認され、

 

    -  最近、米国で発生が増加するXBB.1.5は、国内で2022年12月8日初の確認(海外流入/米国)以降、合計13件(国内6件、海外流入7件)が確認された。 

     * (国内感染検出率)12月2週0.1%→12月3週0.2%→12月4週0.2%


※ XBB.1.5の現状と特性

  ▹(現況)組換え変異XBBから派生したXBB.1.5は10月に米国初検出後、米国、カナダなど23カ国で1,386件確認(WHO、1月2日)、最近米国内占有率増加

     *(アメリカ占有率)12月2週9.9%→12月3週21.7%→12月4週40.5%(米CDC、12月31日)

  ▹重症度の増加に関する根拠はまだ確認されておらず、上位系統であるXBBおよびXBB.1は抗ウイルス剤に対して依然として同等の有効性を示し、BA.5を含む2価ワクチンにおいても従来のオミクロンよりはやや減少するが、依然として有効な中和能 を示して、その下位系統であるXBB.1.5も抗ウイルス剤およびワクチンに同様に反応すると予想される(NEJM 12.27、Cell 12.14、NEJM 12.21)


<国内オミクロン変異ウイルス細部系統検出率(12月31日現在)>

区分

分析週次

オミクロン細部系統検出率(%)*

BA.5 細部系統

その他細部系統

BA.5

BF.7

BQ.1

BQ.1.1

小計

BA.2.75

BN.1

その他

全体

12月1週

60.5

2.6

3.8

4.4

71.3

6.1

17.4

5.2

12月2週

52.0

4.0

7.7

5.8

69.5

5.7

20.6

4.2

12月3週

46.1

3.7

7.2

5.0

62.0

7.9

24.4

5.7

12月4週

38.2

4.5

7.0

5.5

55.2

6.7

33.3

4.8

国内感染

12月1週

64.3

2.8

3.1

3.4

73.6

6.4

16.4

3.6

12月2

56.8

4.0

6.0

3.9

70.7

5.4

20.3

3.6

12月3週

49.9

3.4

6.2

3.9

63.4

7.7

24.2

4.7

12月4週

37.4

3.4

7.1

4.4

52.3

6.8

36.0

4.9

海外流入

12月1週

34.0

1.5

9.3

11.3

56.1

3.6

24.2

16.1

12月2週

31.3

3.8

14.9

13.9

63.9

7.3

21.9

6.9

12月3週

24.3

5.4

13.0

11.3

54.0

9.2

25.9

10.9

12月4週

42.2

9.9

6.1

10.6

68.8

6.1

20.5

4.6

* BQ.1はBQ.1.1を除くBQ.1のすべての細部系統を含み、BA.2.75はBN.1を除くBA.2.75のすべての細部系統を含み、その他はBA.5およびBA.2.75の細部系を除く すべての詳細系統を含む

※12月4週次現在XBB.1.5の累積件数は合計13件(国内6件、海外流入7件)でその他に含まれて統計処理される

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