2023/01/03

コロナ19流行以来30代男性の精神健康関心が必要(2022年12月27日)

原文リンク 

コロナ19流行以来30代男性の精神健康関心が必要

-  国民健康栄養調査基盤の成人精神健康深層報告書発刊(12月27日) -

 

主要内容 

○ 韓国の成人の精神健康は過去10年間の大きな変化なしに維持されています

   - 全体的な精神健康指標は、男性よりも女性で高いレベル

   - しかし、コロナ19流行以来男性30代で悪化傾向

 低い教育・所得水準、喫煙、肥満などが精神健康関連要因

 

□ 疾病管理庁(チ・ヨンミ庁長)は、国民健康栄養調査資料を活用して精神健康指標を分析した「国民健康栄養調査基盤の成人精神健康深層報告書」を発刊したと明らかにした。

 

□ 報告内容は成人(満19歳以上)精神健康の主要指標*の10年余りの推移及び関連要因、コロナ19流行前・後の変化であり、主な分析結果は次の通りである。

     憂鬱および自殺関連指標(うつ障害有病率、自殺思考率、自殺計画率)を中心にまとめ

 

1

 

推移及び関連要因(2013~2021)

 

 ○ 大人の憂鬱障害の有病率*、自殺思考率**、および計画率の推移は、過去10年間で大きな変化なく女性で高かった。

      鬱病選別ツール(PHQ-9)は2014年に導入、2年周期(偶数年)で循環調査し、総点27点のうち10点以上の場合、鬱病障害有病率として算出

     **自殺思考率は'13年から2年周期(奇数年)で循環調査

    

‧(鬱病障害有病率)男子 ’14年4.2%→’20年4.4%、女子’14年9.1%→’20年6.2%

‧(自殺思考率)男子’13年3.5%→’21年3.4%、女子’13年5.7%→’21年5.1%

‧(自殺計画率)男子 '13年 1.3% → '21年 1.1%, 女性 '13年 1.6% → '21年 1.4%

 ○ うつ障害の有病率、自殺思考率及び計画率は40代以上の女性で改善傾向がありましたが、男性に比べて高いレベルであり、 

  憂鬱、自殺など精神健康指標は低い教育・所得水準、無職、配偶者がいない境遇、現在喫煙者および肥満、糖尿病など慢性疾患者でより高かった。

 

2

 

コロナ19 流行前(2018~2019年)‧後(2020~2021年)変化

 

 ※ 周期別循環調査により、うつ障害の有病率は「18年と20年」、自殺思考率は「19年と21年」の単年度比較 

 ○ コロナ19の流行以来、うつ障害の有病率は男性で増加した一方、女性は大きな変化がなく、特に男性30代、低い教育水準、配偶者がいない場合、現在喫煙者の場合、流行以前より悪化した。 

 ○ 自殺思考率は男女共に大きな変化はなかったが、自殺計画率は男子30代、高い教育水準の場合流行以前に比べてより高かった。

 

  チ・ヨンミ病管理庁長は「精神健康が改善されていない青年層と教育・所得水準が低い社会経済的脆弱者、危険健康行動を持った喫煙者などに対する継続的な管理とともに、 

 ○ 全般的な精神健康は相変らず男性に比べて女性では良くないが、コロナ19流行以降は30代男性の精神健康悪化程度がさらに増加し、これに対する関心とモニタリングが必要だ」と述べた。 

 ○  また、「国民健康栄養調査資料を活用した深層分析の結果が国家健康政策樹立の根拠資料として積極的に活用されることを期待する」と明らかにした。

 

□ 詳細な結果は、国家健康調査分析報告書である「国民健康統計プラス」で確認でき、疾病管理庁および国民健康栄養調査ホームページ*からダウンロードして活用できる

    疾病管理庁(http://www.kdca.go.kr)、国民健康栄養調査ホームページ集(https://knhanes.kdca.go.kr)

報告書リンク

0 件のコメント:

コメントを投稿