2021年8月13日金曜日

突破感染の状況(8月10日)

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5. 突破感染発生状況

  中央防疫対策本部は、コロナ19ワクチンの有効性の評価を目的として実施されている、ワクチン接種後「突破感染推定」の事例の現状を次のように述べた。 

  8月5日現在、国内接種完了者6,516,203人のうち突破感染推定事例は1,540人で、接種者10万人当たり23.6人であり、 

   - ワクチン種類別には、アストラゼネカ340人(31.4人/10万接種)、ファイザー420人(12.2人/10万接種)、ヤンセン746人(65.7人/10万接種)、交差接種34人(4人/10万接種)であった。 

   - このうち、危重症の事例は15人*(突破感染者の0.97%)、死亡は2人**(突破感染者の0.13%)であった。    

   *(年齢別)30代1人、40代1人、50代1人、60代2人、70代4人、80代以上6人

      **(死亡者)80代、ファイザー、7月6日、確診(デルタ変異)→7月26日死亡

                    90代、アストラゼネカ、7月29日、確診→7月29日死亡

 

<コロナ19ワクチン接種後突破感染推定事例の発生率>


 変異ウイルスの分析が完了した突破感染推定事例379人のうち65.2%(247人)で、主要変異(アルファ型24人、ベータ型1人、ガンマ型1人、デルタ型221人)が確認された。

 

<コロナ19ワクチン接種後突破感染推定事例累積発生率>

(21年8月5日0時, 単位 : 名)

ワクチン種類

接種完了者1)

確診者(突破感染推定)

主要変異分析結果3)

区分

性別

α

β

γ

δ

6,516,203

確診者数

1,540

972

568

24

1

1

221

発生率2)

23.6

31.3

16.6

アストラゼネカ

1,082,716

確診者数

340

127

213

4

-

-

43

発生率2)

31.4

38.2

28.4

ファイザー

3,446,024

確診者数

420

173

247

10

1

- 

54

発生率2)

12.2

12.2

12.2

ヤンセン

1,136,108

確診者数

746

661

85

10

- 

1

123

発生率2)

65.7

67.2

55.8

モデルナ

5,991

確診者数

-

-

-

-

-

-

-

発生率2)

-

-

-

交差接種

845,364

確診者数

34

11

23

-

-

-

1

発生率2)

4.0

3.0

4.8

1)ワクチンの種類別推奨回数接種後14日経過し者

2)接種完了者(ワクチンの種類別推奨回数の接種後14日経過者)10万人当たりの確診者数

3)1,540人のうち変異分析完了379人、1,161人分析予定

 

 中央防疫対策本部は、接種完了者が増えるにつれて、突破感染事例も増え続けているとしながらも、

 ○ 突破感染発生の可能性は0.02%で極めて低い水準であり、感染しても、高い重症と死亡の予防効果が期待でき、推奨接種時期に合わせて接種完了の必要性を持続強調した。

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