原文リンク 韓国疾病管理庁 2021年7月26日 報道参考資料より
国内コロナ19ワクチン交差接種研究結果
◈国内導入コロナ19ワクチン2種(ファイザー、アストラゼネカ)」同一接種群」と「交差接種群」の両方2回接種時100%中和抗体の形成 ◈交差接種群が同一接種群よりも中和抗体がが高く確認 - 主な変異ウイルス(4種)の中和能(ウイルス中和能力)は、同一接種群と交差接種群とも同様の割合で減少 ◈同一と交差接種の両方で重症以上の反応例は報告されておらず、 - 通常の異常反応(接種部位の痛み、発赤、腫れ、嘔吐、頭痛など)のみ確認された |
□ 研究結果、1次接種後中和抗体生成率はアストラゼネカワクチン接種群では96%、ファイザーワクチン接種群で99%であり、2回接種時と同じワクチン接種群と交差接種群の両方で100%中和抗体*が生成さされた。
*中和抗体:ウイルスの感染を中和させて予防効果を誘導する抗体
○ (中和抗体)交差接種群の場合、中和抗体ががアストラゼネカワクチン2回接種群に比べて6倍高く、ファイザーワクチン2回接種群とは同様であった。
○(変異ウイルス中和能)交差接種群と同じワクチン接種群の両方でアルファウイルスに対する中和能*は減少していなかったが、ベータ/ガンマ/デルタウイルスに対する中和能は2.5〜6.0倍減少した。
* 中和能:ウイルスを無力化することができる能力
○ (異常反応)アストラゼネカワクチン接種者の異常反応は、2次接種時、1次接種時より少なく発生し、ファイザーワクチン接種者の異常反応は1次接種よりも2次接種後より多く発生した。
- 交差接種群(1次AZ、2次ファイザー)で2次接種(ファイザー)時に発生した異常反応はアストラゼネカワクチン同一接種2回接種群よりも多かったが、ファイザーワクチン同一接種2回接種群とは類似の水準だった。
□ 国立感染症研究所は、今後も該当医療機関の研究者と一緒にアストラゼネカワクチンとファイザーワクチン接種者の抗体持続率を継続的に調査する計画である。
○ また、モデルナ‧ヤンセン‧ノヴァバックワクチンについても、異常反応と抗体の形成のために比較研究を進めており、コロナ19ワクチン接種者に対するブースター接種研究も進める計画だと明らかにした。
○ ジャン・フィチャン所長は「国立感染症研究所では、国民が安心して予防接種に参加できるようにコロナ19ワクチンに対する科学的根拠を継続的に蓄積して、透明に案内する」と説明した。
<参考>コロナ19ワクチン接種群での中和能とワクチン接種後に異常反応の結果
参考 |
| コロナ19ワクチン接種群での中和能とワクチン接種後の異常反応結果 |
1 中和抗体価
* ND50; [AZ/AZ] 393, [Pf/Pf] 2135, 及び [AZ/Pf] 2368
* ND50(50% neutralization dose); 50%に該当するウイルスの感染を抑制することができる抗体価
2 変異株に対する中和能
- [Pf/ Pf]、[AZ/ AZ]及び[AZ/ Pf]ワクチン接種群の変異ウイルス中和能を確認
*標準株:KCDC/03('20年初め、国内分離株)
*主な変異ウイルス4種:アルファ(英国、B、1,1,7)、ベータ(南アフリカ共和国、B.1.351)、ガンマ(ブラジル、P.1)、デルタ(インド、B.1.617.2)
* 交差接種群でデルタ変異ウイルスは、標準株に比べ3.4倍中和能の減少したが、ファイザー同一接種群及びアストラゼネカ同一接種群に比べて中和能が高いことを確認
<2次接種後2週間検体 (GMT ND50)> | |||||
| 標準株 | アルファ | ベータ | ガンマ | デルタ |
AZ/AZ | 760.1 | 559.6 | 169.0 | 253.6 | 233.0 |
減少倍数 | 1.4 | 4.5 | 3.0 | 3.3 | |
AZ/Pf | 3412.0 | 2448.5 | 841.3 | 1371.4 | 1010.7 |
減少倍数 | 1.4 | 4.1 | 2.5 | 3.4 | |
Pf/Pf | 1431.2 | 1076.8 | 236.9 | 275.7 | 356.1 |
減少倍数 | 1.3 | 6.0 | 5.2 | 4.0 |
3 ワクチン接種後の異常反応
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