2022年9月20日火曜日

オミクロン細部系統検出率分析結果

原文リンク 2022年9月20日

  オミクロン細部系統の検出率分析の結果、BA.5*は97.5%(+0.4%)、BA.2.75は0.8%(-0.5%)であり、BA.4の細部系統の一つであるBA.4.6は0.2%( +0.1%)と確認された。

   * (9月1週→9月2週)BA.5国内感染99.0%→98.6%、BA.5海外流入91.9%→92.8%



<国内オミクロン変異ウイルス細部系統検出率(9月17日現在)>

undefined

区分

分析週次

オミクロン細部系統検出率(%)*

BA.2.12.1

BA.4

BA.5

BA.2.75

BA.4.6

全体

8月4週

0.1

0.8

95.5

1.5

0.1

8月5週

0.2

0.6

96.0

1.6

0.2

9月1週

0.1

0.1

97.1

1.3

0.1

9月2週

0.2

0.4

97.5

0.8

0.2

国内感染

8月4週

0.2

0.3

97.6

0.3

0.0

8月5週

0.1

0.2

98.1

0.2

0.0

9月1週

0.1

0.0

99.0

0.2

0.0

9月2週

0.3

0.2

98.6

0.7

0.3

海外流入

8月4週

0.0

2.2

90.9

4.2

0.2

8月5週

0.7

1.4

90.4

5.5

0.9

9月1週

0.0

0.5

91.9

4.4

0.2

9月2週

0.0

1.5

92.8

1.1

0.0

   * BA.4はBA.4.6を除くBA.4のすべての細部系統、BA.5とBA.2.75はそれぞれのすべての細部系統を含む


2. 国内コロナ19 BA.2.75変異ウイルスの疫学的特性

□ 現在までに確認された国内オミクロン細部系統変異(BA.2.75)ウイルス152人(「2022年9月13日現在)に対する一般特性及び伝播力評価結果は次の通りである。

  ○  BA.2.75変異実験室的確診事例は62日間(7月13日~9月13日)に152人(9月10日検出率1.3%)確認され、BA.5変異と比較*したときBA.5に比べて占有速度が遅かった。

     *  BA.5変異:46日間(5月15日~6月30日)に396人確認(7月2日検出率29.2%)



  ○ BA.2.75 変異確診者は男性(65.5%)、20~30代の若い年齢層(45.1%)、非首都圏(51.3%)で高く確認されており、ほとんど海外流入事例(82.3%)で

   -  全員在宅治療後回復し、危重症および死亡事例はなかった。(’22年9月17日現在)


  ○ 確定事例中、追跡管理期間が終了した同居人を対象に、二次発症率分析の結果、38世帯のうち12世帯(31.6%)で追加伝播が確認され、

   - 同居人の二次発症率は24.3%(74人中18人)だった。 これはBA.5変異と比較*した場合、二次発症率は低かったほか、地域社会の追加伝播は確認されなかった。 

   BA.5変異二次発症率:27.8%(288人中80人)

0 件のコメント:

コメントを投稿