原文リンク 11月17日
60歳以上の高齢層、感染脆弱施設など追加接種間隔4ヶ月に短縮- 段階的日常回復によるコロナ19リスク評価の実施-
◆ 追加接種接種間隔短縮調整
○ 60歳以上の高齢層、感染脆弱施設など追加接種間隔6ヶ月→4ヶ月に短縮
○ 50代年齢層、優先接種職業群は追加接種間隔6ヶ月→5ヶ月に短縮
◆ 30歳未満(’92年1月1日以降生まれ)基本接種時ファイザーワクチンを勧告
○ 30歳未満は基本接種(1次・2次接種)をモデルナの代わりにファイザーワクチンに勧告 * モデルナワクチンで一次接種した30歳未満の場合、二次接種はファイザーワクチン接種勧告
- 一部の国では、モデルナワクチンの心筋炎・心嚢炎の発生がファイザーワクチンより高く、先制的対応
◆ アストラゼネカワクチン接種終了案内
○ アストラゼネカワクチン接種年内段階的に終了(1次接種11月末、2次接種12月末) ○ 二次接種はファイザーワクチンを基本に施行、年内アストラゼネカワクチンで二次接種が既に予約されている方は日程によりアストラゼネカワクチン接種可能
◆ 段階的日常回復によるコロナ19リスク評価方案
○ 医療対応力量を中心にその他様々な指標に対する総合評価を実施 ○ 毎週の週間評価と4週間の段階評価以降に履行するかどうかを決定 ○ 危険度が上昇して緊急評価要件に該当する場合は、緊急評価を直ちに実施し対応策の議論 |
<接種完了後の最大抗体価;標準株 vs. デルタ変異株> 縦軸:最大中和抗体価、青:標準株、黄:デルタ株 左から:アストラゼネカ、ファイザー、交差、モデルナ、ヤンセン |
<二次接種後の抗体価比較。 標準株 vs. デルタ変異株> 縦軸:中和抗体価、青:標準株、黄:デルタ株 横軸左側:アストラゼネカ、 左から:2次接種後2週、2次接種後3ヶ月、 横軸右側:ファイザー 左から:2次接種後2週、2次接種後5ヶ月、 |
□ 推進団は、疫学及び抗体価分析及び調査結果に基づいて、現在追加接種を施行している対象別重症死亡の危険性等を考慮して接種間隔を以下のように短縮する。
【追加接種間隔の短縮変更]
対象群 | 推奨接種間隔 | |
現行 | 変更 | |
60歳以上 | 6ヶ月 | 4ヶ月 |
感染脆弱施設入所・従事者1) | 6ヶ月 | |
療養病院・施設入院・入所・従事者 | 6ヶ月 | |
基礎疾患患者(18-59歳) | 6ヶ月 | |
病院級医療機関従事者 | 6ヶ月 | |
医療機関従事者(医院等) | 6ヶ月 | |
50代 | 6ヶ月 | 5ヶ月 |
優先接種職業群2) | 6ヶ月 | |
ヤンセンワクチン接種者 | 2ヶ月 | 2ヶ月 (変更なし) |
免疫低下者 | 2ヶ月 |
1) 老人施設(住居、昼/夜間/短期保護)、障害者施設(居住/昼間保護)、老人療養共同生活家庭、結核・ハンセン人居住施設、ホームレス居住及び利用施設
2) 軍人、警察、消防、海警、保健医療人、特殊保育及び保育所看護人材、特殊教育及び保健教師、更生施設など従事者、航空乗務員等
○ (接種間隔6ヶ月→4ヶ月)コロナ19感染時の重症・死亡リスクが高い①高齢層(60歳以上)、②感染脆弱施設(療養病院含む)入院・入所者、③基礎疾患患者(18-59歳)など は基本接種完了4ヶ月(120日)以降、追加接種を施行する。
- 感染脆弱施設及び医療機関従事者は高リスク群である高齢層及び患者に伝播する可能性が高い点を勘案し、年齢に関係なく基本接種完了4ヶ月以降追加接種を施行する。
○ (接種間隔6ヶ月→5ヶ月) ①50代年齢層、②優先接種職業郡(警察、軍人、航空乗務員など)などは、基本接種完了5ヶ月(150日)以降追加接種を施行する。
○(接種間隔2ヶ月維持) ①免疫低下者 ②ヤンセンワクチン接種者は現行基準を維持し、基本接種完了2ヶ月以降追加接種を行う
【30歳未満モデルナ・ファイザー心筋炎・心嚢炎の申告及び発生率】
(11月6日現在, 単位: 件)
区分 | 接種件数 | 心筋炎・心嚢炎疑い申告 | 10万件当たり申告率 | 心筋炎・心嚢炎診断 | 10万件当たり発生率 | |
30歳未満 | モデルナ | 2,870,101 | 37 | 1.29 | 14 | 0.49 |
ファイザー | 11,046,961 | 152 | 1.38 | 50 | 0.45 |
【心筋炎・心嚢炎の発生率】
(単位: 件/10万件当たり) | |||
区分 | 年齢 | モデルナ | ファイザー |
ドイツ | 12-74歳(男) | 11.41 | 4.81 |
18-29歳(男) | 11.71 | 4.68 | |
フランス | 30歳未満 | 13.16 | 2.67 |
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