原文リンク 11月17日
30歳未満(’92年1月1日以降生まれ) 基本接種時ファイザーワクチン勧告 |
□ 推進団は予防接種専門委員会(委員長:チェ・ウンファ教授)を開き、最近一部ヨーロッパ国*でモデルナワクチンの心筋炎・心嚢炎発生確率がファイザーワクチンより高く、30歳未満にモデルナワクチン接種を制限したことに対応案を審議した。
* スウェーデン、フィンランド、ドイツ、フランスなど
○ 予防接種専門委員会は現在、韓国は他の国々とは異なり、モデルナとファイザーワクチンの間の心筋炎・心嚢炎の申告率などに大きな差はないが、安全のための先制的な措置として
①30歳未満は基本接種(1次・2次接種)を ②モデルナの代わりにファイザーワクチンで勧告し、②モデルナワクチンで1次接種した30歳未満の場合、2次接種はファイザーワクチン接種を勧告した。
- ③モデルナワクチンを活用した追加接種は基本接種の半分だけ使用するので、18歳以上接種が可能(優先接種職業群など)である。
* モデルナワクチン追加接種は基本接種の半分容量(100mcg→50mcg)でファイザーワクチン(30mcg)と似ており、この場合追加接種が心筋炎・心嚢炎のリスクが増加するという根拠がないことを考慮
○ 韓国では11月6日まで、モデルナワクチンは合計1,241万回接種(1次660万回、2次581万回)となり、このうち30歳未満には287万回が接種(1次155万回、2次132万回)となった。
- 心筋炎、心嚢炎の疑い届出は、モデルナワクチンの場合30歳未満で合計37件で10万人当たり1.29件、ファイザーは30歳未満1,104万件接種中152件が届けられ、10万人当たり1.38件だ。
- 届出事例のうち心筋炎・ 心膜炎で診断が確認された件数を基準に、30歳未満でモデルナは10万件当たり0.49件、ファイザーは0.45件を見せており、モデルナの発生率がやや高い状況だ。
【韓国、30歳未満のモデルナ・ファイザーの心筋炎・心嚢炎の申告及び発生率】
(11月6日現在, 単位: 件)
区分 | 接種件数 | 심心筋炎・心嚢炎疑い申告 | 10万名当たり申告率 | 심心筋炎・心嚢炎診断 | 10万件当たり発生率 | |
30歳未満 | モデルナ | 2,870,101 | 37 | 1.29 | 14 | 0.49 |
ファイザー | 11,046,961 | 152 | 1.38 | 50 | 0.45 |
○ 一方、国外事例を見ると、ドイツ、フランスなどで特に30歳未満の年齢層の場合はまれであるが、心筋炎、心嚢炎の発生率がモデルナワクチンでより高く現れており、当該年齢層には基本接種をファイザーワクチンとして勧告する国家が増加傾向だ。
【心筋炎・心嚢炎発生率】
(単位: 件/10万件当たり) | |||
区分 | 年齢 | モデルナ | ファイザー |
ドイツ | 12-74歳(男) | 11.41 | 4.81 |
18-29歳(男) | 11.71 | 4.68 | |
フランス | 30歳未満 | 13.16 | 2.67 |
□ 推進団は予防接種専門委員会の勧告を反映して11月18日(木)から30歳未満年齢層は基本接種(1次、2次接種)にモデルナワクチンの使用を制限し、ファイザーワクチンで接種する計画だ 。
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