□ 予防接種効果分析の結果、3次接種を完了すると接種後確診されても未接種者に比べて重症進行リスクが94.2%減少するため、予防接種は依然として有効な防疫手段であり、高齢層・基礎疾患患者にとって3次接種完了は特に重要である 。
○「未接種者確診群」の重症化率は、「3次接種完了後確診群」に比べ17.4倍、「2次接種完了後確診群」に比べ3.1倍高かった。
* 「3次接種後確診群」は「未接種者確診群」に比べて重症(死亡含む)で進行するリスクが94.2%、「2次接種後確診群」も「未接種者確診定群」に比べ重症進行の危険が 67.6% 低い
<確診者中予防接種歴による年齢別累積重症化率リスクも比較(’22年11月13日0時現在)> | ||
<全体> | <60-74歳> | <75歳以上> |
* 分析対象: '21年4月3日〜'22年11月12日 確診者25,373,826人
○ 年齢別の効果詳細資料
<確診者のうち予防接種歴による年齢別の累積重症化率及び予防効果>
区分 | 未接種確診群 | 2次接種完了後確診群 | 3次接種完了後確診群 | 予防効果 | |||||||
確診者 | 重症化数 | 重症化率 | 確診者 | 重症化数 | 重症化率 | 確診者 | 重症化数 | 重症化率 | 未接種対比3次 | 未接種対比2次 | |
全体 | 5,104,757 | 70,8661) | 1.39% | 6,413,511 | 28,8841) | 0.45% | 12,718,161 | 9,5561) | 0.08% | 94.2% | 67.6% |
60-74歳 | 137,301 | 5,159 | 3.76% | 273,716 | 2,855 | 1.04% | 2,572,174 | 3058 | 0.12% | 96.8% | 72.3% |
75歳以上 | 93,446 | 10,246 | 10.96% | 82,592 | 4,729 | 5.73% | 818,734 | 8483 | 1.04% | 90.5% | 47.7% |
1) 未接種群及び完全接種群間の年齢分布差を補正するため、全確診者の年齢構成比に基づいて期待重増化数を算出
※危重症、死亡は確診後28日間の追跡観察が必要であり、それに応じて関連効果の結果変動可能
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