2022/03/04

インフルエンザおよび急性呼吸器感染症予防のための心得遵守

原文リンク 3月4日

6. インフルエンザおよび急性呼吸器感染症予防のための心得の遵守

 

 疾病管理庁は先週、インフルエンザ発生動向を共有し、予防心得の遵守を求めた。 

  2022年9週(2月20日~2月26日)のインフルエンザ疑似患者(ILI)分率は、外来患者1,000人当たり3.9人*(前年同期間1.2人)と8週(3.7人)対比増加し、流行基準(5.8人) 以下を維持している。

 

<最近2節季のインフルエンザ疑似患者の割合の状況>

区分

52週

1週

2週

3週

4週

5週

6週

7週

8週

9週

2020-2021

2.5

2.4

2.4

2.6

2.3

1.9

1.9

1.9

2.0

1.2

2021-2022

2.1

2.1

1.8

1.7

2.3

2.1

2.1

2.6

3.7

3.9

 

 * (資料元) 全国インフルエンザ標本監視機関(医院級医療機関199ヶ所) 週間単位報告資料

     *インフルエンザ疑似患者:38.0℃以上の突然の発熱とともに咳または喉痛がある者

     * 2021-2022季節流行注意報発令基準:5.8人/外来患者1,000人


 2022年9週(2月20日~2月26日)に、医院級医療機関(63ヶ所)対象インフルエンザ及び呼吸器ウイルス感染症病原体監視*(KINRESS)及び病院級医療機関(219ヶ所)対象急性呼吸器感染症標本監視の結果、インフルエンザウイルスは検出されなかった。

 

     医院級医療機関 呼吸器ウイルス監視(9週):依頼検体101件中インフルエンザウイルス0件、呼吸器細胞融合ウイルス26件(25.7%)、リノウイルス10件(9.9%)、人コロナウイルス7件(6.9%) 、アデノウイルス3件(3.0%)、ヒトボカウイルス1件(1.0%)など

 

   ※ 検査専門医療機関(5ヶ所)で行った呼吸器疾患患者対象診断検査結果より分析した、インフルエンザウイルス検出率は4週(1月16日~1月22日)0.02%、5週(1月23日~1月29日)0% 。 6週(130~25) 0%, 7(26~212) 0%, 8(213~219) 0.03%, 9(220~226) 0%.

 

 病気管理庁は3~4月はインフルエンザをはじめとする呼吸器感染症の発生が増加する時期であるだけに、マスク着用、手洗い及び咳礼節の遵守、洗わない手で目・ 鼻・口に触れないなどの個人衛生の心得を遵守することが最も重要であると強調した。

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