2021/10/12

予防接種被害調査班の異常反応事例評価結果の分析(〜10月1日)

 原文リンク 10月7日

 予防接種被害調査班(班長ギム・ジュンゴン教授)は、現在までに合計32回の会議を開催し、コロナ19予防接種後に発生した異常反応申告事例の因果関係を評価した。

 

  申告事例総2,635件(死亡728件、重症953件、アナフィラキシー954件)のうち345件(死亡2件、重症5件、アナフィラキシー338件)の因果関係を認めており、39件(死亡3件、重症36件)が根拠不十分な事例*と評価した。 

    根拠が不十分な事例は、1千万ウォン以内の医療費などを支援しており、根拠が確保されれば再評価する予定である

 

  第32回会議(10月1日)では、新規195件(死亡50件、重症45件、アナフィラキシー100件)と再審4件(死亡2件、重度2件)を審議し、この中でアナフィラキシー42件が因果関係を認定され、重症1件(急性心筋炎1件)は、根拠不十分な事例として評価した。

 

コロナ19予防接種被害調査班の異常反応事例評価結果(10.1現在) ]

(単位 : 件)

    

区分*

累積事例

因果性評価結果

認定

不十分

不認定

保留

合計

2,635(195)

345(42)

39(1)

2,239(152)

12

死亡

728(50)

21)

3

715(50)

8

重症

953(45)

52)

36(1)

908(44)

4

アナフィラキシー3)

954(100)

338(42)

0

616(58)

0

*被害調査班の評価時点で分類

累積事例の()は、32回会合の新規事例、その他の()は32回会合の評価結果

1)血小板減少性血栓症1例(アストラゼネカ)、急性心筋炎1例(ファイザー)

2)血小板減少性血栓症2例(アストラゼネカ)、脳静脈洞血栓症1例(アストラゼネカ)、発熱後痙攣による血圧低下1例(アストラゼネカ)、急性心膜炎1例(ファイザー)

3)アナフィラキシー審議事例中、重症アナフィラキシーは14件(因果関係認定11件・不認定3件)

<コロナ19予防接種異常反応ワクチン種類別認定事例(7件)>

接種ワクチン

推定診断(死因)

アストロゼネカ

死亡

血小板減少性血栓症⑴

重症

血小板減少性血栓症⑵、脳静脈洞血栓症⑴、

発熱後痙攣による血圧低下⑴

ファイザー

死亡

心筋炎⑴

重症

心膜炎⑴

 

<コロナ19予防接種異常反応ワクチン種類別根拠不十分事例(39件)>

ワクチン種類

推定診断(死因)

アストロゼネカ

死亡

急性心筋炎⑴

重症

ギラン - バレー症候群(12)、免疫血小板減少症⑸

急性播種性脳脊髄炎⑴、

全身炎症症候群⑴、炎症性心筋症⑴、

喘息の発作⑴、肺塞栓症⑴

ファイザー

死亡

心筋心膜炎⑴

重症

急性心筋炎(9)*、脊髄炎⑴、急性心膜炎⑴

ヤンセン

死亡

毛細血管漏出症候群⑴

重症

ギラン - バレー症候群(2)

モデルナ

重症

心筋心膜炎⑴

*1件は、交差接種(1次接種:アストラゼネカワクチン - 2次接種:ファイザーワクチン)

 

  予防接種被害調査班第32回会議(10月1日)に提出された新規の死亡及び重症異常反応の事例を分析した結果、

 

  新規死亡申告事例50例の平均年齢は66.5歳(範囲26〜93歳)であり、このうち43例(86%)で基礎疾患*があり、接種したワクチンは、アストラゼネカ(30件)、ファイザー(15件)、モデルナ(4件)及びヤンセン(1件)であった。 

      高血圧、脳卒中、糖尿病、高脂血症、虚血心臓疾患など

 

  新規重症申告事例45例の平均年齢は65.3歳(範囲20-98歳)であり、このうち37例(82.2%)で基礎疾患があり、接種から症状発生までの平均期間は9.9日(範囲:当日~76日)、接種したワクチンは、アストラゼネカ(20件)、ファイザー(23件)、モデルナ(1件)及び交差接種(1件)であった。

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