4. 学生の発生状況と予防接種の効果 |
□ 中央防疫対策本部は、小‧中‧高校登校拡大や大学開講などで、対面接触が活発になるにつれ、予防のための防疫心得遵守案内と共に、発生状況と予防接種の効果を発表した。
○ (発生率の変化)発生率が最も高い年齢層は大学生の年齢に該当する19〜24歳で、次は中・高校生の年齢である13歳〜18歳で、小学生の年齢の場合は最も発生率が低かった。 - 患者発生は6月下旬の26週次から増加し、8月中旬の33週次まで持続して、以後停滞または微減傾向を見せている。
*分析対象:満7歳以上24歳以下
*分析期間:23週(2021年5月30日〜6月5日)〜36週(8月29日〜9月4日)
【週別7〜24歳の年齢別人口10万人当たりの一日平均発生率】
○ (集団事例の状況)最近2週間(8月22日〜9月5日)の主要な集団発生は19件で、高校9件、大学・塾で各3件、小学校・中学校で各2件であり、
- 集団発生1件当たり感染者数は16.1人(施設内9.6人、施設外6.5人)であり、集団発生事例のうち、約60%が学校や塾内で発生した。
【最近2週間の施設の種類別コロナ19集団発生状況('21年8月22日~9月4日)】
区分 | 計 | 小学校 | 中学校 | 高校 | 大学 | 塾 | 1件当たり平均 (名) | ||
集団発生件数(件) | 19 | 2 | 2 | 9 | 3 | 3 | - | ||
関連確診者数(名) | 306 | 27 | 24 | 168 | 49 | 38 | 16.1 | ||
| 施設内 | (名) | 183 | 20 | 9 | 97 | 32 | 25 | 9.6 |
(%) | (59.8) | (74.1) | (37.5) | (57.7) | (65.3) | (65.8) | (59.6) | ||
施設外 | (名) | 123 | 7 | 15 | 71 | 17 | 13 | 6.5 | |
(%) | (40.2) | (25.9) | (62.5) | (42.3) | (34.7) | (34.2) | (40.4) |
* 疫学調査の結果変わりうる
○ (外部活動を通した集団事例)、特にネットカフェ、コインカラオケ、塾など学校外活動を通して感染し、学内や他の家族に伝播する集団感染事例も多数発生して、これに対する注意を促した。(*韓国で学院は塾を意味する)
集団事例名 | 主要伝播経路 | 確診者数(9月7日0時現在) | |
計 | 集団内区分 | ||
ソウル市恩平区 学院関連 | 学院内感染 | 15名 | 学生15名 |
ソウル市江南区 高校/学院関連 | 学院→学校/家族/知人 | 14名 | 学校関連 6名, 学院関連 4名, 家族 2名, 知人 2名 |
京畿華城市 テコンドー学院 | 学院→家族/知人 | 16名 | 院生 9名, 従事者 3名, 家族 3名, その他 1名 |
忠南泰安郡 コインカラオケ関連 | カラオケ→2ヶ所学校/家族/知人 | 15名 | 3ヶ所学生14名, 家族1名 |
大邱西区 高校関連 | カラオケ, ネットカフェ → 2ヶ所学校/家族/知人 | 41名 | 7ヶ所学生 31名, 家族及び知人10名 |
済州市 予備校関連 | 学院→学校/家族/知人 | 64名 | 6ヶ所学生 31名, 講師 7名, 家族10名, その他 16名 |
○ 一方、16〜18歳と19〜24歳の年齢群で8月1日から8月29日までにコロナ19ワクチンの感染予防効果を分析した結果、高い感染予防効果が示された。
- 16〜18歳で感染予防効果は98.4%(未接種群153.08人/10万人、接種完了群2.43人/10万人)、19〜24歳の感染予防効果は92.4%(未接種群268.05人/10万人→接種完了群20.40人/10万人)であった。
○ 防対本は、「まだ学生の年齢層で予防接種完了人口が限定的な限界はあるが、学生年齢層の初期分析でも高い予防効果が確認された点は、大きな意義がある」と説明した。
* 接種完了群:ワクチンの種類別推奨回数の接種後14日以上経過した者
【16-18歳及び19-24歳のワクチン接種による感染予防効果(21年8月1日~8月29日)】
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