◇ 国内60代以上年齢層10,999,292人対象コロナ19ワクチン3次接種の感染、危重症、死亡予防効果分析結果それぞれ75.0%、91.6%、92.3%と確認 ◇ 疾病管理庁は国内コロナ19ワクチン効果評価のための研究をK-COVE Study*と命名し、「科学防疫のためのビッグデータ」活用の側面から多様な領域を分析して政策に反映予定 * Korea COvid-19 Vaccine Effectiveness Study |
□ 疾病管理庁(庁長チョン・ウンギョン)は「国内60代以上の年齢層でコロナ19 3次接種予防効果」を分析した結果が4月19日、国外有名学術誌「Clinical Infectious Diseases」に掲載されたと明らかにした。
* Effectiveness of Booster mRNA Vaccines against SARS-CoV-2 Infection in Elderly Population, South Korea, October 2021 – January 2022
https://academic.oup.com/cid/advance-article/doi/10.1093/cid/ciac319/6570782?searchresult=1
○ 今回の論文は国内居住60代以上年齢層約1100万人を対象に、2021年10月から〜2022年1月までコロナ19ワクチン2次接種完了群と、3次接種完了群でコロナ19感染、重症 、致命率を分析した結果、
- 2次接種のみ完了した群に比べて3次接種完了群で感染予防効果は75.0%(95%信頼区間74.1%~75.8%)、危重症予防効果は91.6%(95%信頼区間89.2~93.4%) 、死亡予防効果は92.3%(95%信頼区間88.7~94.8%)と分析された。
□ 今回の結果はこれまで国内コロナ19予防接種計画の樹立および施行後の効果評価と予防接種の重要性を強調するために定期的に分析され、数回国内報道資料を通じて紹介された内容であり、
○ 現在まで、世界的に60代以上の年齢で3次接種効果を分析した研究の中で最も規模の大きい研究で、国外有名学術誌に論文として掲載され、国内コロナ19予防接種の効果と分析能力を学術的に認められたことに意味 があるとした。
□ 疾病管理庁は国内コロナ19ワクチン効果評価のための一連の研究をK-COVE(Korea COvid-19 Vaccine Effectiveness) Studyと命名し、
○「科学防疫のためのビッグデータ」活用の側面で、4次予防接種効果、接種後効果持続期間、ワクチン失敗危険要因などコロナ-19ワクチンに関連する多様な領域を分析して政策に反映する予定だと述べた。
[K-COVE Study 概要] ○ 研究目的:国内コロナ19予防接種効果評価 ○ 研究対象:国内コロナ19予防接種推奨対象人口約5千3百万人 ○ 主な内容:接種率、突破感染症状、年齢別、身分別、接種回数別予防接種効果、効果持続期間など ○ これまでの実績 - (プレスリリース) 週単位予防接種効果評価結果を含む - (学術論文) 3編 ・ 高3対象予防接種効果。 Vaccine 2021年12月 ・ 突破感染の状況。 Emerging Infectious Disease. 2022年3月 ・小児における予防接種効果。 JKMS 2022年5月 |
添付 |
| 国内60代以上の高齢層でのコロナ19二次接種者対比3次接種者感染、危重症、死亡予防効果の主な結果 |
◇ [分析対象] 3次接種を開始した時点('21年10月12日)から2022年1月.22日.までの確診者および60歳以上人口10,999,292人(3次接種開始前の確診者、外国人および国籍未詳、海外接種者、 海外流入確診者、再感染推定事例などを除く) ◇ [分析内容] 国内60代以上の高齢層で3次予防接種効果評価 ◇ [予防接種力分類] - 2次接種群:コロナ19ワクチン2次接種後5ヶ月以上経過した場合 - 3次接種群:コロナ19ワクチン3次接種をした場合 |
表 1. 三次予防接種の感染、危重症、死亡予防効果
区分 | 感染 | 危重症 | 死亡 | |||
3次予防接種の有無 | 危険比 (HR) | 効果 (aVE) | 危険比 (HR) | 効果 (aVE) | 危険比 (HR) | 効果 (aVE) |
2次接種群 | Ref. | - | Ref. | - | Ref. | - |
3次接種群 | 0.258 | 75.0% | 0.084 | 91.6% | 0.077 | 92.3% |
図 1. 3次予防接種による感染、危重症、死亡生存曲線(カプラン・マイヤー(Kaplan-Meier )曲線
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