原文リンク 韓国疾病管理庁2020年12月30日定例ブリーフィング資料より
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| 時期別国内発生様相 |
○ 国内のコロナ19は発生時期及び様相により大きく5つの時期に分けられる。
- (第1期: 1.20.~2.17.) 2020年1月20日、国内初の感染者(海外流入)が発生して以来、中国など海外流入とこれを通じた伝播など、個別、散発的事例が、主に確認され、主な流行ウイルスは、S型とV型であった。
- (第2期: 2.18.~5.5.) 第2期は、本格的に国内の大規模な流行が発生した時期であり、新天地大邱教会関連の大規模な集団発生を中心に、2〜3月に大邱⋅慶北地域に大きな流行が発生した。集中的な診断検査と疫学調査を通じ、国内感染者は10人〜50人以下のレベルに抑制され、この期間確診者は合計10,774人で、(一日平均138.1人)、若い年齢層の確診が多かった。主要なウイルスは、まだSおよびV型が優勢し、その他GHグループが一部確認された。
- (第3期: 5.6.~8.11.) 5月初めクラブ、物流センターなどの集団発生をはじめと首都圏地域内の小規模⋅散発集団感染が発生した。その期間中は一日平均感染者39.3人であり、主要なウイルスの種類は、SおよびV型でGHグループを中心に変わった。
- (第4期: 8.12.~11.12.) 8月中旬のサラン第一教会⋅815ソウル都心の集会関連集団発生など首都圏地域の宗教施設⋅集会⋅利用施設などで確診者が増加しており、首都圏発集団感染が全国に拡散する様相を見せた。この時期に確診者は合計13,282人であり、高年齢層確診者多数発生することにより、危篤重症患者が急増しており、死亡者も増加した。主要なウイルスの種類はGHグループである。
< 2020年の時期別国内コロナ19発生様相 >
区分 | 第1期 | 第2期 | 第3期 | 第4期 | 第5期 |
(1.20.~2.17.) | (2.18.~5.5.) | (5.6.~8.11.) | (8.12.~11.12.) | (11.13.~12.30. 現在持続中) | |
海外流入 事例別発生 | 大規模集団 発生 | 小規模集団 散発的発生 | 小規模・中間規模 集団多発 | 全国的 大規模流行 | |
確診者数 | 30名 | 10,774名 | 3,856名 | 13,282名 | 31,831名 |
日平均確診者数 | 1名 (最小 0名 ∼最大 5名) | 138.1名 (最小2名 ∼最大909名) | 39.3名 (最小20名 ∼最大113名) | 142.8名 (最小38名 ∼最大441名) | 663.1名 (最小 191名 ∼最大 1,2415名) |
海外流入比率 | 56.7% (17名/30名) | 10.1% (1,084名/10,774名) | 38.2% (1,473名/3,856名) | 11.0% (1,462名/13,282名) | 4.2% (1,322名/31,831名) |
ウイルス類型 | - S, V型 主 | - S, V型 主 - GH グループ 一部出現 | - GH グループ主 - S, V型消滅 | - GH グループ主 | - GH グループ主 (海外流入 GRグループ 英国変位種確認) |
類型の特徴 | - 中国など海外入国者中心の個別散発事例
| - 新天地大邱教会関連の大規模な発生で若年層が多数
| - クラブ、物流センターなどの集団施設から宗教施設、小グループなどに小規模化 | - サラン第一教会などの宗教施設→大規模な集会、大衆利用施設を中心に発生し急増 - 危篤重症患者の増加 | - 宗教施設、病院、介護施設、矯正施設など、首都圏を中心に全国的拡散と家族間の感染増加 - 死者、危篤重症患者増加継続 |
- (第5期: 11.13.~現在) 11月中旬まで、全国一日平均100人程度に抑えていた発生が、12月現在までに一日平均1,000人水準に増加した状況である。地域社会に蓄積された無症状⋅軽症の感染者、冬季の危険因子(室内生活の増加、不十分な換気、ウイルスの生存が有利など)、距離確保緩和(集会、イベント、旅行など)などで、首都圏を中心に全国的に拡散された様相である。2〜3月に大邱慶北地域流行、8月に首都圏の流行に続く3番目の国内の大規模な流行時期であり、特に首都圏で約70%以上発生している。集団発生の様相は、宗教施設、医療機関・介護病院、事業所は、大衆利用施設などで発生しており、家族・知人・同僚などを通じた追加伝播も続いている。危篤重症患者と死亡者も以前の大流行より大きく増加している。
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