原文リンク 2021年1月16日定例ブリーフィング資料より(赤字は筆者)
(□ 中央防疫対策本部は首都圏コロナ19臨時選別検査所運営の評価と今後の運営方案を次のように説明した。
○ 昨年12月14日からソウル、京畿、仁川の流動人口が多いところ144ヶ所の臨時選別検査所を設置・運営中*である。
* 距離確保段階延長(1月4日~1月17日)以降、現場条件等を考慮して箇所数の調整(153ヶ所('20年12月14日〜21年1月4日)→144ヶ所(21年1月16日))
** 非首都圏の9つの広域市・道でも自発的に臨時選別検査所を設置・運営中
('20年12月23日)7ヶ所→('21年1月2日)33ヶ所→('21年1月9日)31ヶ所→('21年1月16日)59ヶ所
- 過去1カ月間の合計109万9千件(一日平均34,450件)の検体を検査して3,231人の確診者(陽性率0.3%)を早期発見し疫学調査をし管理している。
<首都圏臨時選別検査所検査・確診者の現状('20年12月14日~'21年1月13日)>
*(人員)515人の医療スタッフ、1,046人の(国防部など)行政支援人員など計1,561人 *(予算)120億ウォン(約12億円)(箇所あたり約8千万ウォン)を支援中 |
○ 首都圏臨時選別検査所運営の結果、
△ 検査の利便性・アクセシビリティの向上、
△ 検査量を多くすると確診者の早期発見と地域社会への拡散防止、
△ 臨時選別検査所の非首都圏への拡大などの成果があった。
- 駅、広場などの移動‧アクセスが便利な場所で、住所・症状の有無にかかわらず、電話番号の確認だけで検査を可能にし、コロナ19の検査を受けやすくしたと評価した。
- また、1ヶ月間、首都圏地域総検査量は前月(36万8千件)に比べ4.7倍(172万2千件)に増加しており、臨時選別検査所は、首都圏総検査量の64%を実施し、地域社会感染の早期発見に貢献した。
* 検査ヶ所ごとに1日の検査数は平均、保健所(62件)に比べ4倍以上(臨時選別検査所267件)
- また、1ヶ月間の間、首都圏確定者(27,911人)の11%を臨時選別検査所の検査で発見することにより、地域社会の拡散防止に寄与した。
*ただし、臨時選別検査所確診者の49%が感染者の接触者など疫学的関連があり、有症状者が69%を占めている。
- ただし、匿名検査で確診された場合には、確診者確認の過程で遅れが発生するので、疫学的関連性がある対象者は必ず保健所選別診療所に案内するなどの改善が必要である。
○ 防疫当局は成果をもとに、21年2月14日(旧正月の連休特別防疫期間)まで、首都圏130検査所を延長運営し、匿名検査運営体系を補完することと決定した。
- 市・道の自治体別の流行状況と対象者の検査の受け易さ、検査実績等を考慮して、検査所の統廃合・新設などを調整して、
- 確診者の接触など疫学的関連性に基づき名前を確認する必要のある対象者と一般無症状の検査者を現場で効果的に分離・管理して、匿名検査確診者対応の問題を一部解決する計画である。
- 匿名・実名検査の両方に活用できるモバイル問診システム・も開発・適用する。
*コロナ19の診断検査を受ける前に、スマートフォンでQRコードを認識し、問診票の書式に基づいて検査希望者が直接作成
○ 防疫当局は寒波に、選別診療所と一時選別検査所で苦労している医療スタッフと行政支援人員に感謝の意を伝え、
- 国民には確診者の管理と効率的な検査のために、コロナ19の症状があるか、疫学的関連性があり検査が必要な場合は、選別診療所で、
- 別に症状はないが、不安で検査を受けたい場合は、臨時選別検査所を訪問して検査を受けるよう要請した。
0 件のコメント:
コメントを投稿