○ オミクロン細部系統の検出率分析の結果、BA.5*は97.5%(+0.4%)、BA.2.75は0.8%(-0.5%)であり、BA.4の細部系統の一つであるBA.4.6は0.2%( +0.1%)と確認された。
* (9月1週→9月2週)BA.5国内感染99.0%→98.6%、BA.5海外流入91.9%→92.8%
<国内オミクロン変異ウイルス細部系統検出率(9月17日現在)>
区分 | 分析週次 | オミクロン細部系統検出率(%)* | ||||
BA.2.12.1 | BA.4 | BA.5 | BA.2.75 | BA.4.6 | ||
全体 | 8月4週 | 0.1 | 0.8 | 95.5 | 1.5 | 0.1 |
8月5週 | 0.2 | 0.6 | 96.0 | 1.6 | 0.2 | |
9月1週 | 0.1 | 0.1 | 97.1 | 1.3 | 0.1 | |
9月2週 | 0.2 | 0.4 | 97.5 | 0.8 | 0.2 | |
国内感染 | 8月4週 | 0.2 | 0.3 | 97.6 | 0.3 | 0.0 |
8月5週 | 0.1 | 0.2 | 98.1 | 0.2 | 0.0 | |
9月1週 | 0.1 | 0.0 | 99.0 | 0.2 | 0.0 | |
9月2週 | 0.3 | 0.2 | 98.6 | 0.7 | 0.3 | |
海外流入 | 8月4週 | 0.0 | 2.2 | 90.9 | 4.2 | 0.2 |
8月5週 | 0.7 | 1.4 | 90.4 | 5.5 | 0.9 | |
9月1週 | 0.0 | 0.5 | 91.9 | 4.4 | 0.2 | |
9月2週 | 0.0 | 1.5 | 92.8 | 1.1 | 0.0 |
* BA.4はBA.4.6を除くBA.4のすべての細部系統、BA.5とBA.2.75はそれぞれのすべての細部系統を含む
2. 国内コロナ19 BA.2.75変異ウイルスの疫学的特性
□ 現在までに確認された国内オミクロン細部系統変異(BA.2.75)ウイルス152人(「2022年9月13日現在)に対する一般特性及び伝播力評価結果は次の通りである。
○ BA.2.75変異実験室的確診事例は62日間(7月13日~9月13日)に152人(9月10日検出率1.3%)確認され、BA.5変異と比較*したときBA.5に比べて占有速度が遅かった。
* BA.5変異:46日間(5月15日~6月30日)に396人確認(7月2日検出率29.2%)
○ BA.2.75 変異確診者は男性(65.5%)、20~30代の若い年齢層(45.1%)、非首都圏(51.3%)で高く確認されており、ほとんど海外流入事例(82.3%)で
- 全員在宅治療後回復し、危重症および死亡事例はなかった。(’22年9月17日現在)
○ 確定事例中、追跡管理期間が終了した同居人を対象に、二次発症率分析の結果、38世帯のうち12世帯(31.6%)で追加伝播が確認され、
- 同居人の二次発症率は24.3%(74人中18人)だった。 これはBA.5変異と比較*した場合、二次発症率は低かったほか、地域社会の追加伝播は確認されなかった。
BA.5変異二次発症率:27.8%(288人中80人)
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