原文リンク 韓国疾病管理庁 2021年4月23日 資料より
4. 高リスク群の感染管理により重症化率・致命率すべて減少 |
□ 中央防疫対策本部は、これまでの国内コロナ19の患者に対する重症度分析の結果('20年2月~'21年3月)、最近になって、65歳以上の年齢層で重症化率*・致命率がすべて減少する傾向だと明らかにした。
○ これらの結果は、これまでの先制検査・病床拡大・予防接種などを通して、コロナ19に致命率が高い高齢者など高リスク群に対して、積極的に感染管理を推進した結果であり、
- 療養病院・社会福祉施設などの集団発生*とこれに関連する、危篤重症・死亡が減少した結果であると判断した。
* 療養病院・施設の集団感染確診者の割合:(21年1~9週)5.7%→(16週)1.1%
○ 主な分析結果を見ると、
- '20年12月(3次流行)の頂点の後、患者発生数に比べコロナ19患者の重症化率*と致命率共に減少傾向**であることを確認した。
* 重症化率 = (危重症及び死亡者数) / 確認者数
** 重症化率 : (’20年12月) 4.72% → (’21年1月) 3.15% → (’21年2月) 2.81% → (’21年3月) 1.73%(暫定)
致命率 : (’20年12月) 2.70% → (’21年1月) 1.42% → (’21年2月) 1.26% → (’21年3月) 0.49%(暫定)
- 年齢別では、「75歳以上の年齢層」での重症化率が比較的大きい幅('20年52週29.48%→21年13週13.28%(暫定))に減少し、「65~74歳の年齢層」でも減少傾向が確認された.
【重症化率·致命率月別推移 (’20年2月∼’21年 3月)】 |
【年齢群別重症化率週次別推移 (’ 20年49週∼’21年13週 )】 |
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○ 死亡特異事例分析の結果では、「確診した後、入院前に死亡」の事例は21年2月以降確認されず、「死亡後確診」の事例も'20年12月以降継続減少中であることが分かった。
* (’20年12月) 34名 → (’21年1月) 13名 → (’21年2月) 7名 → (’21年3月) 5名
○ 一方、現在までにコロナ19治療薬の現状(4月22日0時現在)は次のとおりである。
- コロナ19治療剤である「べクルリジュ(レムデシビル)」は、123ヶ所病院で6,037人の患者に投与され、
- コロナ19抗体治療剤である「レッキロナジュ(レグダンビマプ)」は、66ヶ所病院で1967人の患者に投与された。
- 血漿治療剤の場合には、臨床試験の目的以外の治療目的*で43件が食品医薬品安全処から承認を受け使用している。
* 他の手段がない又は生命を脅かす重症患者などの治療のために許可されていない臨床試験薬でも使用できるようにする制度
○ 防疫当局は今後も重症度深層分析は、予防接種と新規治療薬の導入の影響モニタリングなどを継続実施して根拠に基づいた患者の管理を推進する予定であると明らかにし、
- これまで、危重症患者と死亡者数を抑制することができたのは、距離確保と基本防疫の心得を良く守っていただき、予防接種に積極的に参加してくださった国民の皆さんの努力のおかげだと強調した。
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