原文リンク 2020年11月23日韓国疾病管理庁定例ブリーフィング資料より
□ 中央防疫対策本部は、先週のインフルエンザ発生動向を共有し、インフルエンザ予防の心得遵守を呼びかけた。
○ 2020年46週次(11月8日〜11月14日)のインフルエンザ疑似患者(ILI)の比率は、外来患者1,000人あたり3.3人(前年同期8.2人)で、最近増加傾向であるが、流行の基準(5.8人)以下の水準である。
< インフルエンザ疑似患者発生状況 >
(外来患者1,000人あたりのインフルエンザ疑似患者数) | ||||
区分 | 43週 (10.18~10.24.) | 44週 (10.25~10.31.) | 45週 (11.1~11.7.) | 46週 (11.8~11.14.) |
2020-2021節季 | 1.7名 | 1.9名 | 3.1名 | 3.3名 |
2019-2020節季 | 4.5名 | 5.8名 | 7.0名 | 8.2名 |
* (資料元)全国インフルエンザ標本監視機関(医院級医療機関199カ所)毎週報告資料
* インフルエンザ疑似患者:38.0℃以上の急な発熱に加え、咳やのどの痛みがある者
* 2020-2021節季の流行注意報発令基準:5.8人/外来患者1,000人
<最近3年間のインフルエンザ疑似患者監視状況> |
○ インフルエンザ標本監視医療機関(医院級の医療機関52カ所)の呼吸器感染症患者の病原体の監視結果*インフルエンザウイルスは検出されなかったが、一般的な風邪の症状を引き起こす他の呼吸器ウイルスが検出されており、その中で、リノウイルスが最も多かった。
* 医院級の医療機関の呼吸器ウイルスの監視(46週):依頼検体117件中のインフルエンザウイルス0件、リノウイルス46件(39.3%)、ボカウイルス8件(6.8%)、アデノウイルス5件(4.3%)
- 国内検査専門医療機関(5ヶ所)の呼吸器検体のうち、インフルエンザウイルス検出率は0.1%(4/2,876)であった。
< インフルエンザウイルスの検出状況 >
区分 | 43週 (10.18.~10.24.) | 44週 (10.25.~10.31.) | 45週 (11.1.~11.7.) | 46週 (11.8.~11.14.) | |
医院級医療機関 インフルエンザウイルス検出率 * | 2020-2021節季 | 0% (0/71) | 0% (0/106) | 0% (0/109) | 0% (0/117) |
2019-2020節季 | 3.8% (9/237) | 5.4% (14/260) | 6.9% (18/261) | 4.1% (11/268) | |
検査の専門医療機関 インフルエンザ ウイルス検出率 ** | 0.3% (7/2,339) | 0.1% (2/2,638) | 0.2% (5/2,794) | 0.1% (4/2,876) |
*医院級の医療機関52カ所の外来患者の病原体の監視結果(インフルエンザウイルス検出件数/呼吸器の患者検体件数)
**検査専門医療機関5カ所、呼吸器検体の分析結果(インフルエンザウイルス検出件数/呼吸器の患者検体件数)
※中央防疫対策本部は、国民がインフルエンザ発生情報を確認できるように、インフルエンザ標本監視結果を毎週疾病管理庁ホームページ(http://www.cdc.go.kr)に掲載しています
○ 中央防疫対策本部は、毎年11月〜12月はインフルエンザの流行時期なので、まだ予防接種を受けていない方は、流行前に予防接種を受けることを勧奨し、
- インフルエンザを含む冬季流行の呼吸器感染症を予防するためには、マスクの着用、手洗いや咳エチケットを遵守、洗っていない手で目・鼻・口触れないなどの個人衛生心得を遵守することが最も重要であると強調しました。
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