2020年7月17日の防疫定策本部のブリーフィング資料より
マスク着用により、感染の伝播を防いだ具体的事例が紹介されています。
具体的な対策の参考になると思います。
韓国は国民に対して移動の行動規制や、一律の業務の停止命令は行っていません。
(1)検査を徹底して感染者を隔離している。
(2)各事業所・職場に感染予防対策責任者を置き、対策マニュアルに従っての感染対策を実施させる。
(3)国民にも感染予防対策(マスクの着用、手洗い、距離置き・・)などを求めている。
(2)(3)に違反した場合は処罰。
添付 3 |
| 正しいマスク着用国内事例 |
□ 事例 1. 車両内接触
区分 | 事例 |
露出状況とマスクの着用 | •光州確診者と一行3人6月27日1時間程度の知人の乗用車に同乗して移動 •車両搭乗中の確診者と同乗者3人が皆マスクを着用 |
露出規模 | • 同乗者3人 |
追加感染 | • 0人 |
示唆 | •狭いスペース(乗用車内)に長時間(1時間)露出されたが、確診者と接触者の両方がマスクを身に着けて、追加の伝播を効果的に遮断 |
*比較例:確診者(00塾講師)がタクシー利用、マスク着用の有無は不明、タクシー運転手の感染、タクシー運転手の家族2人を追加伝播
□ 事例 2. 病院内接触(ソウル00病院)
区分 | 事例 |
露出状況と マスクの着用 | •6.12日00病院に確診者の足の手術のために4人部屋に入院した後6.14日の症状(悪寒、発熱)の発生、6.18日、確診 * 6.11日、大田の確診者と接触 •確診者の入院期間のほとんどマスク未着用、休憩室の利用や検査室訪問など病院内の移動範囲広く、他の患者との会話をよくする •追加確診者もマスクの着用が無いか、着用方法不良 •医療スタッフは、すべてのマスク着用して業務遂行 |
露出規模 | •接触者:56人(医師17人、患者32人、その他7人) •検査の現状:176人 |
追加感染 | •医療スタッフ0人 •入院患者4人* *感染者と同じ病室の入院患者の1人は、同じ階の他の病室の入院患者3人 |
示唆 | •同じ病棟の患者のうち、確診者多数発生(32人のうち4人)したものに比べて医療スタッフの確診者なし •医療スタッフは、マスクを常時着用した状態で診療し、入院患者はマスクの着用状態不良 •病院内で医療スタッフがマスクをよく着用する場合、コロナ19伝播を効果的に遮断することができている •一方で、入院患者が同じ病棟での長時間露出されて、マスクを正しく着用していない場合、伝播がより容易 |
□ 事例 3. 病院外来接触(光州00病院)
区分 | 事例 |
露出状況と マスクの着用 | •光州57番、光州68番確診者が計3回(6.26、6.28、6.29日)外来診療のために光州00病院訪問 •二人の女性共7月1日の確診前の伝播可能時期に病院を訪問したが、マスクを適切に着用して待機と診療を受ける *(露出場所)3つの階に渡って検査室、内科外来、手術室、痛みクリニック、緊急治療室、注射室など病院内の多数の場所を訪問 •確診者が1.5〜3時間の病院での滞在中に、感染者とほとんどの病院のスタッフがマスクを鼻まで覆っ適切に着用して対面して勤務 •特に、確診者の1人は診療待機時の病院の人々と、距離を置くをすることにより、露出、伝播のリスクを減少させる |
露出規模 | •接触者13人(医療機関従事者13人) |
追加感染 | • 0人 |
示唆 | •病院で確診者がマスクを着用、距離を置くことを遵守し、医療関係者のマスクを正しく着用して勤務に応じて追加の伝播を効果的に遮断 |
□ 事例 4. 教会内接触(京畿 00教会)
区分 | 事例 |
露出状況と マスクの着用 | •確診者の母・娘、確診前3回(6.17、6.21、6.24)の礼拝に出席 •他の感染者6.21教会訪問 •確診者は、感染伝播が可能な時期にすべてのマスクを着用して礼拝に出席するため、礼拝に参加したすべての信徒マスク着用 |
現場防疫現況 | •全ての信徒マスク着用義務化(マスク未着用時の教会の建物入場不可) *マスクがない場合、教会で支給 •マスクの着用管理者(各フロア複数人)を指定し、信徒たちがマスクを適切に着用するように管理、監督 |
露出規模 | • 全信者9,000人 |
追加感染 | • 0人 |
示唆 | •確診者のマスク着用、全信徒のマスクの着用が義務付けられ、教会内の管理者を指定して、マスク着用の管理監督 •確定者3人が教会を訪問して礼拝に参加しても教会内に追加伝播を効果的に遮断 |
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