2024/06/30

「2023年 感染症届出状況年報」発刊

原文リンク 2024年6月27日

2023年の感染症発生報告数が17.5%増加

野外活動や海外旅行の増加などが主な原因

 

- 「2023年 感染症届出状況年報」発刊  -

- 水痘、CRE感染症、流行性耳下腺炎、マラリア、百日咳などが増加

- C型肝炎、結核、A型肝炎、ツツガムシ病などが減少

- 咳エチケットの実践、正しい手洗いの生活化による日常生活での感染症予防努力を呼びかけます

 

  疾病管理庁(庁長チ・ヨンミ)は、2023年疾病保健統合システムに申告された法定感染症の状況を分析し、「2023年感染症申告状況年報」を発刊した。

 

  年報には計89種の法定感染症(第1級~第4級)統計が掲載されており、2023年には全数監視対象感染症(第1級~第3級)66種のうち42種の感染症が報告され、24種は報告件数がなかった。

 

   2023年の全数監視法定感染症(第1級~第3級)届出患者数5,626,627人人口10万人当たり10,951人)で、2022年の28,517,180人(人口10万人当たり55,331人)に比べ大幅に減少し、

 

  COVID-19*(5,517,540人)を除くと、申告患者数は109,087人(人口10万人当たり212人)で、前年(92,831人)比17.5%増加(+16,256人)した。

  * 第2級(全数監視)→第4級(標本監視)転換('23年8月31日)

 

  ただし、COVID-19以前と比較*すると、報告患者数は40%以上減少し、報告された42種のうち25種以上がCOVID-19以前よりも減少している

  * 全数監視法定感染症届出患者数 2018年 195,641人、2019年 182,570人


[ 2021-2023年の法定感染症の増減状況]

(単位 : 名)

区分

2021年

2022年

2023年

合計

COVID-19含む

669,349

28,517,180

5,626,627

(301.5%)

(4,160.4%)

(80.3%)

COVID-19除外

99,406

92,831

109,087

(6.2%)

(6.6%)

(17.5%)

1級感染症

COVID-19含む

569,943

0

1

(838.6%)

(純減)

(純増)

COVID-19除外

0

0

1

(純減)

(0%)

(純増)

第2級感染症

COVID-19含む

80,612

28,499,681

5,610,190

(7.1%)

(35.254.1%)

(80.3%)

COVID-19除外

80,612

75,332

92,650

(7.1%)

(6.5%)

(23.0%)

第3級感染症

18,794

17,499

16,436

(2.2)

(6.9)

(6.1%)

 

   COVID-19感染症:第1級感染症('20年1月3日)→第2級感染症('22年4月25日)→第4級感染症('23年8月31日)

 

  感染症危機段階が下降(深刻→警戒、'23年6月1日)し、野外活動が活発になるにつれて、水痘、流行性耳下腺炎、百日咳、猩紅熱などの呼吸器感染症が主に増加し、海外旅行が増加して、蚊を媒介として感染するデング熱、マラリアなどの海外流入感染症も一部増加したことが明らかになった。

 

  一方、結核、ウイルス性肝炎(A型-C型)、後天性免疫不全症(AIDS)などは減少傾向にある。

 

   法定感染症による死亡者(COVID-19を除く)2023年合計1,604人で前年(1,456人)10.2%増加(+148人)した。   

 

  2023年に最も多くの死亡者が発生した主な感染症は、CRE感染症(663人)、結核(557人*)、後天性免疫不全(158人)、肺炎球菌感染症(80人)、重症熱性血小板減少症候群(38人)などがある。

  結核患者などで申告・報告された事例のうち、'23年に治療結果が「結核死亡」と報告された場合で、'24年9月に統計庁が公表する2023年死亡原因統計の結核死亡者数と差がある。

 

  疾病管理庁は、感染症発生時、全国の医療機関及び市郡区の迅速かつ円滑な申告処理を支援するため、防疫統合情報システム(旧疾病保健統合システム)2024年1月に新たに構築し、収集された情報は個人情報を非識別化した後、感染症ビッグデータプラットフォーム('24.6月開通)を通じて民間に開放され、感染症関連の多様な研究分析が可能になった。

 

  チ・ヨンミ疾病管理庁長は、「感染症患者発生時に積極的に報告している医療機関と疫学調査など、感染症対応に尽力している地方自治体に感謝し、協力のおかげで、政府が感染症予防管理政策をより積極的に推進することができた」と明らかにし、 

  「国民は、海外出国時に疾病管理庁のホームページで訪問国の感染症発生情報を確認し、注意事項をよく遵守していただき、何よりも感染症予防に最も基本的で効果的な方法である咳エチケットと正しい手洗いの生活化で日常の感染症予防に参加していただきたい」と強調した。

 

 2023年感染症申告状況年報」は冊子及び電子ファイルで関連機関に配布する予定で、疾病管理庁のホームページ及び感染症ポータルからも確認することができる。


添付 2

 

 2023年度主な法定感染症の届出状況


1..法定感染症患者は2023年5,626,627人(人口10万人当たり10,951人)で、前年比80.3%減少。

 

    COVID-19ス感染症(5,517,540人)を除くと109,087人(人口10万人当たり212人)で前年比17.5%増加。

 

 2022年よりも増加した主な感染症

   - 第1級感染症 : ボツリヌス毒素症

   - 第2級感染症 : 水痘、CRE感染症、流行性耳下腺炎等

   - 第3級感染症 : マラリア、ネフローゼ、腎症候群出血熱、レジオネラ症等

2022年より減少した主な感染症

   - 第2級感染症 : 結核、A型肝炎など

   - 第3級感染症 : C型肝炎、ツツガムシ症、後天性免疫不全症など

 

2. 主な海外流入感染症(COVID-19を除く)はデング熱、マラリア順、流入地域はアジア地域が全体の約78.4%を占める。

 

 

(単位 : 名)

区分

デング熱

マラリア

腸チフス

チクングニア熱

全体患者数

206

747

19

13

海外流入(比率)

206(100%)

74(9.9%)

5(26.3%)

13(100%)

主要流入国

ベトナム、タイ、フィリピン、インドネシア

南スーダン, ナイジェリア, ウガンダ, インドネシア

バングラデシュ, ベトナム, インドネシア, タイ, パキスタン

タイ、インドネシア

 

 

<  年度別法定感染症(標本監視(4級)を除く)の発生推移>

       

年度

2019

2020

2021

2022

2023

 * 10万人当たりの発生率:年間申告数を当該年の住民登録人口で割った値

 * 括弧内はコロナ19を除いた場合の発生率

10万人当たり発生数

352.2

321.6

(204)

1,293.8

(192)

55,331

(180)

10,951

(212)



添付 3

 

 2022-2023年度法定感染症届出増減状況

分類

感染病名

2022

2023

前年対比

増加率

(%)

申告数

10万人当たり発生率

申告数

10万人当たり発生率

第1級

ボツリヌス毒素症

0

0.00

1

0.00

1

純増

第2級

結核

16,264

31.56

15,640

30.44

624

3.8

水痘

18,547

35.99

26,964

52.48

8,417

45.4

はしか

0

0.00

8

0.02

8

純増

腸チフス

38

0.07

19

0.04

19

50.0

パラチフス

31

0.06

22

0.04

9

29.0

細菌性赤痢

31

0.06

37

0.07

6

19.4

腸管出血性大腸菌感染症

211

0.41

216

0.42

5

2.4

A型肝炎

1,890

3.67

1,324

2.58

566

29.9

百日咳

31

0.06

292

0.57

261

841.9

流行性耳下腺炎

6,358

12.34

7,737

15.06

1,379

21.7

髄膜炎菌感染症

3

0.01

11

0.02

8

266.7

B型ヘモフィルスインフルエンザ

1

0.00

1

0.00

0

0.0

肺炎球菌感染症

339

0.66

431

0.84

92

27.1

ハンセン病

2

0.00

3

0.01

1

50.0

猩紅熱

505

0.98

815

1.59

310

61.4

バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌

1

0.00

2

0.00

1

100.0

カルバペネム耐性耐性内生細菌目(CRE)感染症

30,548

59.27

38,405

74.74

7,857

25.7

E型肝炎

528

1.02

572

1.11

44

8.3

新型コロナウイルス感染症-19

28,424,349

55319.46

5,517,540

10,738.24

22,906,809

80.6

エムポックス

4

0.01

151

0.29

147

3,675.0

第3級

破傷風

23

0.04

24

0.05

1

4.3

B型肝炎

332

0.64

315

0.61

17

5.1

日本脳炎

11

0.02

17

0.03

6

54.5

C型肝炎

8,308

16.12

7,249

14.11

1,059

12.7

マラリア

420

0.81

747

1.45

327

77.9

レジオネラ症

415

0.81

476

0.93

61

14.7

ビブリオ敗血症

46

0.09

69

0.13

23

50.0

発疹熱

4

0.01

21

0.04

17

425.0

ツツガムシ症

6,235

12.10

5,663

11.02

572

9.2

レプトスピラ症

125

0.24

59

0.11

66

52.8

ブルセラ症

5

0.01

5

0.01

0

0.0

ネフローゼ症候群出血熱(流行性出血熱)

302

0.59

452

0.88

150

49.7

後天性免疫不全症(AIDS)

825

1.60

749

1.46

76

9.2

クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)と変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)

61

0.12

67

0.13

6

9.8

デング熱

103

0.20

206

0.40

103

100.0

Q 熱

56

0.11

57

0.11

1

1.8

ライム病

22

0.04

45

0.09

23

104.5

類鼻疽

2

0.00

2

0.00

0

0.0

チクングニア熱

8

0.02

13

0.03

5

62.5

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

193

0.37

198

0.39

5

2.6

ジカウイルス感染症

3

0.01

2

0.00

1

33.3

  

 1) 2022年、2023年に発生報告がある感染症に限ります。

2) 0 : 患者発生がない場合、 - : 報告・報告対象でない場合(法定感染症に指定される前)

3) 標本監視体制を通じて報告された資料は除く。

4) 各疾患別に規定された報告範囲(患者、疑似患者、病原体保有者)の全ての報告件を含む。

5) バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌(VRSA)感染症は「感染症の診断基準」告示改正(2019.4.30.)に基づき、バンコマイシン中等度耐性黄色ブドウ球菌(VISA)感染症を含み、2022年(1件)及び2023年(2件)はVISA感染症として報告された資料である。

6) 第3級B型肝炎は、感染症の診断基準告示の改正(2016.1.7.)により申告範囲が変更され、2016年から急性B型肝炎に限り作成。

7) 2023年2級コロナ19ウイルス感染症-19は「疾病管理庁長官が指定する感染症の種類」告示改正(2023.8.31.)で8月30日まで申告・報告された資料である。


添付 4

 

 2014-2023年度法定感染症発生報告状況

(単位: 申告数)

분류

観戦病名

2014

2015

2016

2017

2018

2019

2020

2021

2022

2023

第1級

エボラ出血熱

-

-

-

-

-

-

0

0

0

0

マールブルグ病

-

-

-

-

-

-

0

0

0

0

ラッサ熱

-

-

-

-

-

-

0

0

0

0

クリミアンコンゴ出血熱

-

-

-

-

-

-

0

0

0

0

南米出血熱

-

-

-

-

-

-

0

0

0

0

리リフトバレー熱(RVF)

-

-

-

-

-

-

0

0

0

0

豆瘡

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

ペスト

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

炭疽病

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

ボツリヌス毒素症

1

0

0

0

0

1

1

0

0

1

野兎病

-

-

-

-

-

-

0

0

0

0

新型感染症症候群

0

0

0

0

0

0

60,722

569,943

0

0

重症急性呼吸器症候群(SARS)

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

中東呼吸器症候群 (MERS)

-

185

0

0

1

0

0

0

0

0

動物インフルエンザ人体感染症

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

新型インフルエンザ

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

ジフテリア

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

第2級

結核

34,869

32,181

30,892

28,161

26,433

23,821

19,933

18,335

16,264

15,640

水痘

44,450

46,330

54,060

80,092

96,467

82,868

31,430

20,929

18,547

26,964

はしか

442

7

18

7

15

194

6

0

0

8

コレラ

0

0

4

5

2

1

0

0

0

0

腸チフス

251

121

121

128

213

94

39

61

38

19

パラチフス

37

44

56

73

47

55

58

29

31

22

細菌性赤痢

110

88

113

112

191

151

29

18

31

37

腸管出血性大腸菌感染症

111

71

104

138

121

146

270

165

211

216

A型肝炎

1,307

1,804

4,679

4,419

2,437

17,598

3,989

6,583

1,890

1,324

百日咳

88

205

129

318

980

496

123

21

31

292

流行性耳下腺炎

25,286

23,448

17,057

16,924

19,237

15,967

9,922

9,708

6,358

7,737

風疹

11

11

11

7

0

8

2

0

0

0

ポリオ

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

髄膜炎菌感染症

5

6

6

17

14

16

5

2

3

11

B型ヘモフィルスインフルエンザ

0

0

0

3

2

0

1

1

1

1

肺炎球菌感染症

36

228

441

523

670

526

345

269

339

431

ハンセン病

6

2

4

3

6

4

3

5

2

3

猩紅熱

5,809

7,002

11,911

22,838

15,777

7,562

2,300

678

505

815

バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌(VRSA)感染症

-

-

-

0

0

3

9

3

1

2

カルバペネム耐性耐性内生細菌目(CRE)感染症

-

-

-

5,717

11,954

15,369

18,113

23,311

30,548

38,405

E型肝炎

-

-

-

-

-

 

191

494

528

572

新型コロナウイルス感染症-19

-

-

-

-

-

-

-

-

28,424,349

5,517,540

エムポックス

-

-

-

-

-

-

-

-

4

151

第3級

破傷風

23

22

24

34

31

31

30

21

23

24

B型肝炎

173

155

359

391

392

389

382

453

332

315

日本脳炎

26

40

28

9

17

34

7

23

11

17

C型肝炎

-

-

-

6,396

10,811

9,810

11,850

10,116

8,308

7,249

マラリア

638

699

673

515

576

559

385

294

420

747

レジオネラ症

30

45

128

198

305

501

368

383

415

476

ビブリオ敗血症

61

37

56

46

47

42

70

52

46

69

発疹チフス

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

発疹熱

9

15

18

18

16

14

1

9

4

21

ツツガムシ症

8,130

9,513

11,105

10,528

6,668

4,005

4,479

5,915

6,235

5,663

レプトスピラ症

58

104

117

103

118

138

114

144

125

59

ブルセラ症

8

5

4

6

5

1

8

4

5

5

狂犬病

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

ネフローゼ症候群出血熱(流行性出血熱)

344

384

575

531

433

399

270

310

302

452

後天性免疫不全症

(エイズ)

1,081

1,018

1,060

1,008

989

1,006

816

771

825

749

クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)と変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)

65

33

43

38

54

53

64

68

61

67

황열

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

デング熱

165

255

313

171

159

273

43

3

103

206

Q 熱

8

27

81

96

163

162

69

46

56

57

ウエストナイル熱

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

ライム病

13

9

27

31

23

23

18

8

22

45

ダニ媒介性脳炎

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

類鼻疽

2

4

4

2

2

8

1

2

2

2

チクングニア熱

1

2

10

5

3

16

1

0

8

13

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

55

79

165

272

259

223

243

172

193

198

ジカウイルス感染症

-

-

16

11

3

3

1

0

3

2

1) 0 : 患者発生がない場合、 - : 報告・報告対象でない場合(法定感染症に指定される前)

2) 標本監視体制を通じて報告された資料は除く。

3) 各疾患別に規定された報告範囲(患者、疑似患者、病原体保有者)のすべての報告件を含む。

4) バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌(VRSA)感染症は「感染症の診断基準」告示改正(2019.4.30.)に基づき、バンコマイシン中等度耐性黄色ブドウ球菌(VISA)感染症を含み、2022年(1件)及び2023年(2件)はVISA感染症として報告された資料である。

5) 第3級B型肝炎は、感染症の診断基準告示の改正(2016.1.7.)により申告範囲が変更され、2016年から急性B型肝炎に限り作成。

6) 2020-2021年1級新型感染症症候群は「疾病管理庁長官が指定する感染症の種類」告示改正(2022.4.5.)により、2級コロナ19ウイルス感染症-19として申告するように変更され、「疾病管理庁長官が指定する感染症の種類」告示改正(2023.8.31.)により2023年の統計は8月30日まで申告・報告された資料である。



添付 5

 

 2014-2023年度法定感染症死亡届出状況

 (単位: 申告数)

分類

感染病名

2014

2015

2016

2017

2018

2019

2020

2021

2022

2023

第1級

新型感染症症候群

0

0

0

0

0

0

884

4,875

0

0

中東呼吸器症候群 (MERS)

-

38

0

0

0

0

0

0

0

0

第2級

結核

2,305

2,209

2,186

1,816

1,800

1,610

1,356

1,430

584

(1,322)

557

水痘

0

0

0

0

1

0

0

0

1

1

腸チフス

1

0

0

0

0

1

0

0

0

0

パラチフス

0

0

0

0

0

1

0

0

0

0

腸管出血性大腸菌感染症

0

0

0

0

3

1

1

0

3

2

A型肝炎

0

1

2

3

2

10

1

2

3

4

髄膜炎菌感染症

0

1

0

1

1

1

0

0

0

1

肺炎球菌感染症

6

34

18

67

115

75

68

36

56

80

カルバペネム耐性耐性内生細菌目(CRE)感染症

-

-

-

37

143

203

226

277

539

663

E型肝炎

-

-

-

-

-

-

1

0

2

1

新型コロナウイルス感染症-19

-

-

-

-

-

-

-

-

26,269

3,577

第3級

破傷風

0

0

2

0

2

1

2

0

2

1

B型肝炎

1

0

0

1

2

4

3

1

3

1

日本脳炎

4

2

3

2

1

6

2

5

0

2

C型肝炎

-

-

-

0

5

4

7

8

11

14

マラリア

5

0

1

3

4

1

1

0

0

0

レジオネラ症

0

1

8

17

22

21

28

10

16

28

ビブリオ敗血症

40

13

12

24

20

14

25

22

18

27

発疹熱

0

0

0

0

0

0

0

0

1

0

ツツガムシ症

13

11

13

18

5

8

7

11

20

19

レプトスピラ症

0

0

0

0

0

0

0

0

1

0

ネフローゼ症候群出血熱(流行性出血熱)

3

7

3

0

0

2

2

2

3

0

後天性免疫不全症(AIDS)

142

153

159

171

136

122

107

112

142

158

クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)と変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)

3

0

6

5

11

8

6

5

11

7

Q 熱

0

0

0

1

0

0

0

0

0

0

ライム病

0

1

0

0

0

0

0

0

0

0

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

16

21

19

54

46

41

37

26

40

38

1) 2014年以降の死亡報告がある感染症に限り作成。

2) 0: 死亡報告がない場合、 -: 報告・報告対象外の場合(法定感染症に指定される前)。

3) 標本監視体制を通じて報告された資料は除く。

4) 感染症死亡は、当該感染症による死亡と診断された場合、報告する(ただし、第3群CRE感染症死亡は、血液からCREが分離された人が検体採取後30日以内に死亡した場合、報告する。)

5) 結核死亡は、結核患者などとして申告・報告された事例のうち、2023年に治療結果が「結核死亡」として報告された場合で、'24.9月に統計庁が公表する2023年死亡原因統計の結核死亡者数と差がある。

6) 後天性免疫不全症(AIDS)死亡は、「後天性免疫不全症予防法」第5条第1項・第3項により、HIV感染者が後天性免疫不全症により死亡した場合や、その他の原因で死亡した場合を全て含めて集計。

7) 2020-2021年の1級新型感染症症候群は「疾病管理庁長官が指定する感染症の種類」告示改正(2022.4.5.)により、2級コロナ19ウイルス感染症-19として申告するように変更され、「疾病管理庁長官が指定する感染症の種類」告示改正(2023.8.31.)により、2023年の統計は8月30日まで申告・報告された資料である。

2024/06/17

2024~25節期 コロナ19予防接種推進計画を発表

 原文リンク 2024年6月17日

2024~25節期 コロナ19予防接種推進計画を発表

- 高齢者インフルエンザの接種時期と同じ10月中に接種開始予定


- 65歳以上の高齢者と免疫低下者など高リスク群は無料接種


- 従来の'23-'24年節期の接種などは6月30日で終了

 

  疾病管理庁(長官チ・ヨンミ)は、新規ワクチン株の導入など最新の傾向を反映し、今年下半期から新たに現場に適用する '24~'25年度コロナ19予防接種推進計画を、コロナ19ワクチン分野の専門家諮問会議(6月10日)予防接種専門委員会の審議(6月11日)を経て発表した。

 

  パンデミック以降、コロナ19の発生は減少傾向を示しているが、65歳以上の高齢者には依然として高い致死率を示す呼吸器感染症の一つであり、世界の主要国もインフルエンザ予防接種とともに、秋・冬季に高リスク人口集団を対象毎年1回の予防接種を定例化*する傾向にある。

  *  米国、英国、日本、カナダ、オーストラリアなど主要国で年1回以上接種実施中

 

  韓国もこのような世界的な傾向に合わせて、'24~'25年シーズンのコロナ19予防接種(以下、'24~'25節期接種)をインフルエンザワクチンと同時に接種することを積極的に推奨しており、なるべく高齢者のインフルエンザ予防接種時期に合わせて10月中に開始する予定*である。

  *  ワクチンの認可及び導入状況により変わる可能性があり、詳細計画は9月中に発表予定

 

  高リスク群に該当する65歳以上の高齢者と免疫低下者及び感染脆弱施設*の入院・入所者は無料で接種が可能で、高リスク群以外の一般国民は、民間で流通予定のワクチンで接種者本人が費用を負担して接種可能

  * 療養病院、療養施設、精神健康増進施設、ホームレス生活施設、障害者生活施設


   '24~'25節期接種には、現在世界的に流行している変異株を考慮し、世界保健機関(WHO)等*が新たに決定した新規ワクチン(JN.1変異などへの対応)を活用する予定であり、新規ワクチンは米国、欧州をはじめ、韓国でも当該ワクチンの許可・承認手続きが進行中である。

  *  新規ワクチンは既存ワクチン(XBB.1.5)よりも現在流行しているコロナ19ウイルスに対してより効果があることを確認(世界保健機関4月26日、欧州医薬品庁4月30日、米国食品医薬品局6月13日)

 

  また、コロナ19の最小接種間隔(3ヶ月)及び新規ワクチンの導入などによる現場の混乱などを最小化するため、既存の'23~'24節期接種と'24年上半期の高リスク群の追加接種は6月30日で終了*する。

  *  既存の接種に活用していたXBB.1.5ワクチンは、国内製薬会社や研究機関などが申請する場合、臨床試験対照ワクチン及び研究用ワクチンとして無償支援する予定。

 

  ・ヨンミ疾病管理庁長は、「コロナ19の脅威から高齢者など高リスク群を守ることができる最も効果的な対応手段は、依然として予防接種である」と明らかにし、「今秋の新規ワクチン接種を通じて高い免疫が形成されるよう、最前線の医療機関と保健所とともに事前準備に万全を期す」と述べた。

2024/06/10

感染症ビッグデータプラットフォーム開通、 データ開放・共有で民間研究活性化を期待

 原文リンク 2024年6月10日

感染症ビッグデータプラットフォーム開通、

   データ開放・共有で民間研究活性化を期待


- 今年1月に開通した防疫統合情報システムを通じて収集した感染症データを活用し、統計の自動算出、研究分析などを支援でき、 


- 感染症ビッグデータプラットフォームを通じて民間の感染症研究分析の活性化を期待

 

  疾病管理庁(庁長チ・ヨンミ)は、6月10日午前8時から感染症ビッグデータプラットフォームの正式運営を開始した。

 

  先に防疫統合情報システム構築を通じて、感染症別の疫学調査情報を研究分析が容易なように標準化し、これまで収集した情報を基に多様な分析が可能な専用プラットフォームを今年度に構築した。

 

  今日から正式運営を開始する感染症ビッグデータプラットフォームは、今年1月以降に収集されたデータを活用して統計を自動的に算出し、仮名情報*に基づいて民間でも感染症政策研究分析ができるように支援する予定だ。

   個人情報の一部を削除または置換するなど、特定の個人を識別できないように処理した情報。

 

  チ・ヨンミ疾病管理庁長は、「防疫統合情報システムに続き、ビッグデータプラットフォームまで防疫業務担当者の積極的な参加のおかげで無事に開通できたことに感謝する」とし、「感染症ビッグデータプラットフォームを通じて、疾病庁だけでなく、民間でも研究分析が活性化できるように努力する」と明らかにした。

 

添付 1

 

 感染症ビッグデータプラットフォームの概要

 

□ 推進背景

 

  コロナ19に対応し、統計算出などに多くの時間がかかり、外部開放も難しいため、これを効率的に処理できる分析プラットフォームの構築が必要。

 

  統計は自動的に算出し、仮名情報*に基づく政策研究分析を活性化する。

 

     個人情報の一部を削除または代替するなど、追加情報なしで特定の人を認識できないように処理する。

 

□ 主な推進内容

 

  (定型報告書) 感染症監視年報など、反復的・周期的な算出が必要な全数監視感染症の主要統計に対する自動算出及び検索機能

 

  (非定型分析)疫学調査データを活用して使用者に合わせた分析を支援、別途BIソリューション(MicroStrategy)を導入し、一部の統計情報の視覚化を支援

 

  (外部開放)データ審議委員会を通じて仮名処理の適正性などを検討し、承認された研究を対象にデータを開放して民間研究分析の活性化

 

   (期待効果) ビッグデータプラットフォーム基盤業務を通じて効率性の向上及び感染症データを外部に開放し、民間研究分析の活性化を図る。


 

ビッグデータプラットフォームの期待効果 >