2024/11/07

疾病管理庁-大韓感染学会 慢性コロナ19症候群共同シンポジウム開催

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疾病管理庁-大韓感染学会

慢性コロナ19症候群共同シンポジウムを開催

 慢性コロナ19症候群調査研究事業の最新研究成果の共有及び政策活用方策を議論


 

  疾病管理庁(庁長チ・ヨンミ)は、11月7日(木)、大韓感染学会・大韓抗菌療法学会の秋季学術大会で慢性コロナ19症候群をテーマに「疾病管理庁-大韓感染学会共同シンポジウム」を開催すると明らかにした。

 

 

【 疾病管理庁-大韓感染学会共同シンポジウム

Long COVIDセッションの概要】

 

 

 


(日時・場所)'24.11.7(木) 11:00 ~ 12:00, 慶州(ラハンセレクト)

(参加者) 疾病管理庁、国立感染症研究所など政府関係者、感染内科専門家、学会関係者など

(主な内容)

- (セッション1) 韓国ロングコビッドの意味と疫学(韓林大学イ・ジェガップ教授)

- (セッション2)コロナ19以降の疾病パターンの変化(高麗大学チョン・ジェフン教授)

- (セッション3) 慢性コロナ19症候群の仲介研究(蔚山大学 キム・ソンハン教授)

 

 

 疾病管理庁国立保健研究院(院長パク・ヒョンヨン) 国立感染症研究所(所長チャン・ヒチャン)は、コロナ19 感染後に持続する症状に対する患者管理の科学的根拠を構築 するため、`22年8月から「慢性コロナ19症候群調査研究事業」を実施しており、今回の共同シンポジウムで同事業の最新研究結果を共有する予定である。

 

【  慢性コロナ19症候群調査研究事業概要

 

 

 

(事業期間)'22年8月~'25年12月

(事業内容)

 ➊臨床コホート基盤の後遺症様相研究

 ➋ビッグデータ基盤の後遺症研究

 ➌原因機序の解明など仲介研究

 ➍ガイドラインの策定及び運営

(事業遂行主管機関)韓林大学江南聖心病院(イ・ジェガップ教授)

 

 本事業を通じて現在までに、慢性コロナ19症候群の臨床コホート基盤研究のために約9,500人の研究対象者を確保し、発生様相などを分析中であり、ビッグデータ活用研究及び原因機序解明に向けた仲介研究などを通じて、慢性コロナ19症候群の予防の観点からコロナ19ワクチン接種及び感染初期抗ウイルス剤治療を提示するなどの主要成果を発表した

 

  特に、疾病管理庁及び大韓感染学会との協力を通じて、`24年4月、検査法、治療方法、予防戦略が盛り込まれた医療人向けの「慢性コロナ19症候群診療指針」を作成し、一般医療システム内で患者が適切な治療を受けられるよう医療陣を支援したことがある。

 

  疾病管理庁ホームページ(dportal.kdca.go.kr → コロナ19 → 慢性コロナ19症候群)及びカードニュース提供、大韓感染学会ホームページ(www.ksid.or.kr → 資料集 → 感染疾患別ガイドライン)及び学術誌(Infection & Chemotherapy)掲載

 

  今回の共同シンポジウムでは、研究結果を反映した診療指針の 改定方向、ビッグデータ基盤の国内慢性コロナ19症候群の様相、慢性コロナ19症候群治療薬の発掘のための臨床試験を紹介する予定であり、重度の慢性コロナ19症候群または特異事例関連追加支援の必要性及び支援策などに対する感染内科の専門家の意見も聞く予定である。

 

 大韓感染学会のイ・ドンゴン理事は、コロナ19感染後に持続する症状に関する体系的な研究の重要性を強調し、「この事業で導き出された研究結果を基に、慢性コロナ19症候群に対するより良い治療ができることを期待している」と述べた。

 

  事業研究責任者であるイ・ジェガップ教授(漢林大学)は、「政府、保健所、大韓感染学会などとの緊密な協力で、慢性コロナ19症候群患者管理のための科学的根拠を持続的に確保し、これを反映して診療指針を改定する」と述べた。

 

  チ・ヨンミ疾病管理庁長は 「慢性コロナ19症候群の研究を通じて診断と治療の根拠を確保するために努力してきた研究陣の努力に感謝し、学術大会を通じて議論された研究成果と意見が政策に反映されるように積極的に検討する」とし、 「慢性コロナ19患者の診断と治療に役立つ研究成果の導出に向けて研究陣と学会も引き続き努力してほしい」と呼びかけた。

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