2024/09/07

今年の夏季コロナ19の流行、2週間連続で減少傾向

 原文リンク 2024年9月6日


 今年の夏季コロナ19の流行、2週間連続で減少傾向

-  疾病管理庁の入院患者標本監視など、多層的な監視体制指標の大半が減少傾向を維持

 

〇 第35週(8.25.~8.31.)コロナ19標本監視入院患者など、2週間前をピークにほとんどの指標が減少傾向持続

 - (標本監視入院患者数) 33週(1,464人) → 34週(1,163人) → 35週(837人) 報告、2週間前比48.2%減少(前週比28.0%減少)

 - (重症急性呼吸器感染症標本監視入院患者数) 33週(60人) → 34週(46人) → 35週(49人), 2週間前比18.3%減少(前週比微増)

   - (病原体検出率) 33週(43.4%)→34週(39.0%)→35週(34.0%)、2週間前比9.4%p減少

  - (下水基盤監視) コロナ19ウイルス濃度も2週間前比27%減少

  - (救急室のCOVID-19来院患者数) 33週(13,382人) → 34週(8,221人) → 35週(5,048人), 2週間前比62.3%減少


〇 夏季の流行は減少傾向だが、故郷を訪れる秋夕期間に高齢者など高リスク層を保護するため、マスク着用、手洗い、室内換気など、新型コロナウイルス感染症予防のための予防策を積極的に遵守。

 

 

  疾病管理庁(長官チ・ヨンミ)は、多層的な監視体制*を通じてコロナ19の流行動向を分析した結果、今年の夏季のコロナ19の流行減少傾向が2週間連続で続きピークを過ぎたと判断されると明らかにした。 

 

* 標本監視 入院患者関連急性呼吸器感染症(Acute Respiratory Infection, ARI)・重症急性呼吸器感染症(Severe Acute Respiratory Infection, SARI)、国内インフルエンザ及び呼吸器ウイルス病原体標本監視(K-RISS)、下水基盤感染症監視(KOWAS)、救急室来院患者数モニタリング

 

 7月から8月中旬まで増加していたCOVID-19の標本監視入院患者数*は、過去35週(8.25.~8.31.) 837人でピーク(33週、1,464人)比42.8%減少し、2週連続で大幅な減少傾向を示した。

  重症急性呼吸器感染症標本監視**では、COVID-19の入院患者数が32週目(8.4.~8.10., 83人)にピークを記録した後、2週連続で減少したが、35週目(8.25.~8.31.)は49人で前週比微増(6.5%)した。

 * (ARI、コロナ19入院患者標本監視)'24.1.1.1.以降、全国200病床以上の病院級標本監視医療機関(220ヵ所)から毎週コロナ19入院患者数の報告

** (SARI、重症急性呼吸器感染症(コロナ19を含む)標本監視) 全国の総合病院級以上の標本監視医療機関(42ヵ所)に入院した患者のうち、申告基準(➊発熱経験または38度以上の高熱、➋咳、➌10日以内に発生、➍入院を必要とする場合)に該当する新型コロナ19入院患者数の申告

 

区分

31週

(7.28.~8.3.)

32

(8.4.~8.10.)

33

(8.11.~8.17.)

34

(8.18.~8.24.)

35

(8.25.~8.31.)

コロナ19標本監視

入院患者数*

879名

1,366

1,464

1,163

837

重症急性呼吸器感染症

コロナ19入院患者数*

59

83

60

46

49

* 各入院患者数は暫定統計で変動する可能性があり、35週はARI 220機関、SARI 39機関から報告。

 

 入院患者数の減少とともに、コロナ19の病原体検出率*も8月5週目(35週目)が34.0%(前週比-5.0%p)で2週連続の減少傾向が確認された。コロナ19などの感染症の発生動向を多層的に監視するために実施する下水監視**でも、ウイルス濃度が34週目から2週連続で減少(前週比-13%)した。

 * 国内インフルエンザ及び呼吸器ウイルス病原体標本監視(K-RISS)病原体検出率、(31週)39.2% → (32週)43.5% → (33週)43.4% → (34週)39.0% → (35週)34.0%。

** 全国下水処理場など84ヵ所で下水中のコロナ19ウイルス濃度を測定してモニタリングを実施

 

 

コロナ19予防の主な内容▶

 

 

 

 

手洗い、換気、咳エチケットなど、基本的な予防を徹底する。

人が多く密閉された室内ではマスクの着用が感染予防に役立つ。

医療機関や感染脆弱施設などを訪問する際は、マスクを着用するよう勧告

新型コロナウイルスに感染した場合、マスクの着用と不必要な出会いや外出を控えることを勧告。

発熱、呼吸器症状などがひどい場合は自宅で休み、会社・団体・組織なども構成員が病気になったら休めるように病欠などを提供するよう勧告。

高リスク層が多く利用する医療機関や感染脆弱施設*についても、従事者・保護者及び訪問者はマスクの着用を推奨

 

  * 感染脆弱施設:療養病院、療養施設、精神保健増進施設、障害者施設など。

  * 秋夕連休など病院訪問時、発熱クリニックまたはコロナ19診療協力病院を訪問する。 

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