2023/12/18

COVID-19危機段階「警戒」維持しつつ、検診所など一部対応体制を改編

 原文リンク 2023年12月15日

COVID-19危機段階「警戒」維持しつつ、検診所など一部対応体制を改編

- 冬季呼吸器感染症の同時流行などを考慮し、危機段階「警戒」維持

-ただし、一般医療体制への転換のため、選別診療所の運営終了及び指定病床を解除。

- 高リスク群保護のための検査・治療費支援などは継続

 

 現在のコロナ19の危機段階「警戒」レベルは維持されるが、一般医療体制への移行及び高リスク群の保護を継続するため、一部の対応体制が改編される。

 

  コロナウイルス感染症-19中央事故収拾本部(本部長:保健福祉部長官:チョ・ギュホン)は本日('23年12月15日金)、全省庁レベルの有機的・安定的な対応のため、コロナ19危機警報レベルを現在の段階である「警戒」に維持することにした。これは、COVID-19週間の新規陽性者*が増減を繰り返しており、冬季の呼吸器感染が同時に流行している状況などを考慮したものである。 また、高リスク群に対する持続的な保護のため、診断・検査及び治療費などの支援も継続することにした。

  *  前週比増減率: (11.月1週) -1% → (11月2週) -28% → (11月3週) -1% → (11月4週) +13% → (11月5週) -6% → (12月1週) +1%)

 

   ただし、一般医療体制への転換のため、選別診療所は12月31日まで運営し、指定隔離病床を解除して対応体系を合理的に再編する。これは、危機段階調整ロードマップ(3月29日発表)に基づく2段階措置を施行(8月31日発表)した後、一般医療体系内で安定的に対応している状況を考慮した措置である。


主な改編内容 ]

 

区分

 

現行 (~‘23年12月)

 

改編 (‘24年1月~)

 

 

 

 

 

選別診療所

 

 ▸選別診療所*(医療機関‧保健所) 運用
* 無料PCR検査

 

▸選別診療所運営終了
⇒ 一般医療機関*で検査

    * 経口治療剤処方機関等

 

 

 

 

 

診断‧検査

 

 ▸優先順位 PCR 無償支援

 

▸一時的給付適用及び

 先制検査関連指針改定

 

 

 

 

 

病床

 

 ▸指定病床及び一般病床中心運営

 

▸指定隔離病床解除

 

 

 

 

 

マスク

 

 ▸病院級医療機関及び入所型感染脆弱施設の着用義務

 

 ▸維持

 

 

 

 

 

治療剤‧予防接種

 

▸無料

 

▸維持

 

 

 

 

 

入院治療費

 

▸重症に限り一部支援

 

▸維持

 

 

 

 

 

監視・統計

 

▸陽性者監視

 

▸維持

 

 

 

 

 

対応体系

 

 ▸中収本(福祉部)·防対本(疾病庁)·地対本 体系

 

▸維持

 

   選別診療所は、最近の検査件数の減少傾向*を反映して12月31日まで運営し、保健所は業務転換を通じて常時感染症管理及び健康増進機能を強化する。 したがって、これまで選別診療所を活用してきたPCR検査対象者は、来年('24年1月1日~)から一般医療機関(経口治療薬処方機関など)を活用しなければならない。

  日平均検査数 : ('23年4月~6月) 47,914件 → ('23年7月~9月) 18,616件 → ('23年10月) 8,390件

 

  ただし、健康保険給付の一時適用などを通じて、経口治療剤対象群*や高リスク入院患者**などの高リスク群に対する検査費支援継続する。

 * 60歳以上の方、12歳以上の基礎疾患者・免疫低下者。

  ** 集中治療室、血液がん病棟、臓器移植病棟の入院・転室時、入院患者が人工腎臓室を利用する場合

 

   経口治療剤対象群は、従来通り一般医療機関(経口治療剤処方機関など)で無料でPCR検査を受けることができる。これは▴救急室・集中治療室入院患者、▴高リスク入院患者、▴療養病院・精神医療機関・療養施設入所者、▴該当患者(入所者)の保護者(介護者)の場合も同様に適用される。

 

   ただし、検査対象者本人が費用を負担して一般医療機関でPCRまたは迅速抗原検査(RAT)を受ける必要がある場合がある。医師の所見により検査が必要な者、▴無料PCR検査対象*に該当しない入院予定患者及び保護者(介護者)がこれに該当する。また、▴'23年6月1日から検査の義務が勧告に転換された高リスク施設**従事者も、必要に応じて自己負担でPCRまたは迅速抗原検査(RAT)を受けなければならない。

 * 救急室・集中治療室入院患者、▴高リスク入院患者、▴療養病院・精神医療機関・療養施設入所者、▴該当患者(入所者)の保護者(介護者)

 **療養病院、療養施設、精神病院、精神療養施設、精神リハビリ施設、養老施設、老人福祉施設、漢方病院、リハビリ病院(既存の先制検査対象機関に限る)

区分

現行 (~‘23年12月)

改編 (’24年1月∼)

経口治療剤対象群

 

* 60歳以上の者, 12歳以上の基礎疾患者·免疫低下者

医療機関
(選別診療所)

 

▸無料 PCR検査

一般医療機関

▸無料 PCR検査

60歳以上の者

保健所

選別診療所

 

▸無料 PCR検査

▸経口治療剤対象群(同上)

医療機関入院予定患者 
保護者(看病人)

救急室‧重患者室入院患者고高危険入院患者,
療養病院‧精神医療機関, 養老施設入所者 : 無料 PCR検査

 - 上の対象者の保護者(看病人) 無料 PCR検査

 

上記対象者以外入院予定患者 ‧保護者(看病人)

  : 必要時PCR 又は迅速抗原検査(RAT) 活用

   * 検査費全額本人負担

高危険施設従事者

必要時 PCR 又は迅速抗原検査(RAT) 活用

  検査費全額本人負担

医師所見により検査が必要な者

 

   コロナ19患者の入院治療のための指定隔離病床は、一般医療体系の十分な対応能力*と来年('24年1月1日~)から施行される病床数の上方調整**を考慮し、12月31日までに全て解除する。

* コロナ19患者が入院可能な全隔離病床13,107床のうち、一般隔離病床が97.8%(12,731床)を占める(12月8日現在)

 ** 第3次相対価値改編('24年1月1日)により、隔離室入院料の上方修正

 

  今回改編される事項以外の措置は、従来と同じように維持される。病院級医療機関と入所型感染脆弱施設でのマスク着用義務などの高リスク群の保護措置、重症患者の入院治療費支援やワクチン、治療薬の無償供給などは維持し、安定的なコロナ19対応を継続していく計画だ。 

 

添付 1

 

 24年1月1日以後診断検査支援体系変更(案) 

 

区分

 

既存

 

変更
* ‘24.1.1.~[注意]へ下降まで

 

 

 

 

 

経口治療剤対象群*

 

医療機関*で検査時

  * 経口治療薬処方機関等

 

- PCR 無料

- RAT 50% 本人負担

左に同じ

 

 

 

 

 

60歳以上の者

 

保健所で検査時

 

- PCR 無料

医療機関*で検査

  * 経口治療薬処方機関等

 

- PCR 無料

- RAT 50% 本人負担

 

医療機関*で検査時

  * 経口治療薬処方機関等

- PCR 無料

- RAT 50% 本人負担

 

 

 

 

 

医療機関

入院予定患者

 

保健所で検査時 

 

- PCR 無料

医療機関*で検査時

  * 経口治療薬処方機関等

- PCR 20%1)

- RAT 50% 本人負担2)

 

医療機関*で検査時

  * 経口治療薬処方機関等

- PCR 20%1)

- RAT 50% 本人負担2)

 

 

 

 

 

患者の常駐保護者

(看病人)

 

保健所で検査時 

 

- PCR 無料

医療機関*で検査

  * 経口治療薬処方機関等

 

- PCR 無料

- RAT 本人負担

 

 

 

 

 

高危険施設

従事者

 

保健所で検査時 

 

- PCR 無料

医療機関*で検査

 

- PCR, RAT 本人負担

 

 

 

 

 

医師の所見による

検査が必要な者

 

保健所で検査時 

 

- PCR 無料

医療機関で検査

 

- PCR, RAT 本人負担

 

* (経口治療剤対象群) 60歳以上の者、12歳以上の基礎疾患者・免疫低下者

 1) ▲救急室・集中治療室入院患者、▲高リスク入院患者*、▲療養病院・精神医療機関、療養施設入所者に限る。

   * 集中治療室、血液がん病棟、臓器移植病棟入院・転室時、入院患者が人工腎臓室を利用する場合

 2) 救急室・集中治療室入院患者に限る(その他の入院予定患者は自己負担)

 3) ▲救急室・集中治療室入院患者、▲高リスク入院患者、▲療養病院・精神医療機関、療養施設入所者の保護者(介護者)に限る(その他の患者の保護者(介護者)は自己負担)

0 件のコメント:

コメントを投稿