2023/11/30

変異ウイルスの状況(2023年11月25日0時現在)

原文リンク 

〇 HK.3の検出率は53.9%(+3.5%p)で8月以降持続的に増加傾向
 EG.5は30.9%(-2.1%p)で前週比若干減少
 オミクロンBA.2.86は22件追加検出され累積合計112件が確認された。


【 最近5週間の変異ウイルス検出状況 】

区分

分析週次

コロナ19変異ウイルス細部系統検出率(%)

XBB.1.9.1

EG.5

HK.3

(EG.5.1.1.3)

HF.1

(XBB.1.16.13.1)

XBB.2.3

XBB*

その他

 

全体

10月4週

8.0

39.3

33.8

3.3

4.6

9.2

1.8

11月1週

7.3

35.1

39.3

3.7

3.4

8.8

2.4

11月2週

5.1

32.4

48.7

3.2

2.2

6.3

2.1

11月3週

3.2

33.0

50.4

3.0

1.7

5.3

3.4

114

2.8

30.9

53.9

2.9

1.3

4.8

3.4

 

国内感染

10月4週

8.0

39.3

33.8

3.3

4.6

9.2

1.8

11月1週

7.3

35.1

39.3

3.7

3.4

8.8

2.4

11月2週

5.1

32.4

48.7

3.2

2.2

6.3

2.1

11月3週

3.2

33.0

50.4

3.0

1.7

5.3

3.4

114

2.8

30.9

53.9

2.9

1.3

4.8

3.4

 

海外流入

10月4週

0.0

75.0

0.0

0.0

0.0

0.0

25.0

11月1週

0.0

0.0

0.0

0.0

0.0

100.0

0.0

11月2週

-

-

-

-

-

-

-

11月3週

0.0

0.0

100.0

0.0

0.0

0.0

0.0

114

0.0

50.0

0.0

0.0

0.0

50.0

0.0

* BB.1.9.1、EG.5、HK.3、XBB.1.16、HF.1、XBB.2.3を除くXBBのすべての詳細系統を含む

2023/11/29

ノババックスXBB.1.5新規ワクチン約50万回分導入

 原文リンク 

ノババックス XBB.1.5新規ワクチン約50万回分導入

- インフルエンザワクチンと同じ合成抗原方式の新規ワクチンで、12歳以上のコロナ19ワクチン接種に12月18日から活用予定。

 

   疾病管理庁(庁長チ・ヨンミ)は、今節季の新型コロナ19ワクチン接種に活用されるノヴァバックスXBB.1.5新規ワクチン約50万回分が、本日(11月29日)食品医薬品安全処(以下、食薬処)緊急使用承認*により、国内に導入されると明らかにした。

  * 公衆衛生危機対応特別法第12条(緊急使用承認など) : 食薬処長が認める外国から許可等に準ずる措置を受けた場合、緊急使用承認可能

 

  ノババックスXBB.1.5新規ワクチンは、B型肝炎、インフルエンザワクチンなどの生産方式と同じ遺伝子組換え技術で作った合成抗原ワクチンで、海外の場合、米国食品医薬品局(FDA)で10月3日に緊急使用承認、欧州医薬品庁(EMA)で10月31日に許可された。

 

  今回の新規ワクチンは、食薬処の承認事項*を反映して12歳以上の接種に活用される予定で、当日接種及び事前予約は12月18日から始まる。高リスク群を含む12歳以上のすべての国民は無料で接種が可能だ。

  *  承認事項: (効能・効果) 12歳以上でコロナ19予防, (接種回数) 以前の接種歴に関係なく1回接種, (用法・用量) 基礎接種または追加接種最低3ヶ月後0.5ml筋肉注射

 

   これまで、初期株ベースの遺伝子組換えワクチンは、mRNAワクチンの接種が困難な方に限定して推奨し、補助的に活用してきたが、今回のノババックスの新規ワクチンは、mRNAワクチン(ファイザー-モデルナ)と同様にXBB.1.5変異をターゲットとするため、mRNAワクチンと同様に推奨*する予定である。

  * 予防接種専門委員会議決 11月29日

   接種は事前予約なしで接種機関を直接訪問すれば可能で、事前予約はオンライン(ncvr.kdca.go.kr)を通じて行うことができる。接種機関は全国の委託医療機関及び保健所であり、詳細はコロナ19予防接種ホームページ(ncv.kdca.go.kr)で確認できる。

  接種機関確認経路 : コロナ19予防接種ホームページ(ncv.kdca.go.kr) > 予防接種の状況 > コロナ19ワクチン接種機関

 

  ・ヨンミ疾病管理庁長は、「新規導入されたノババックスワクチンは、国民の接種経験が多いB型肝炎、インフルエンザワクチンなどと同じ遺伝子組換え方式のワクチンであり、これまでmRNAワクチンの接種が困難だった人たちに良い選択肢が用意されたので、積極的な接種参加をお願いしたい」と述べた。