2021年5月8日土曜日

60歳以上の対象者への予防接種の重要性

 原文リンク 韓国疾病管理庁 2021年5月6日 定例ブリーフィング資料より

1. 60歳以上対象者の予防接種の重要性

 

 コロナ19予防接種対応推進団(団長ジョン・ウンギョン庁長、以下推進団)は、第2四半期対象者に拡大を含む60歳以上の年齢層の1次接種の重要性を強調した。

 

  60代以上はコロナ19全体の患者発生の26.9%水準であり死亡者は95%を上回り、致命率も5.23%で、全体致命率1.47%よりもはるかに高い。

         【韓国、年代別致命率(%)】  2021年5月6日

年齢

確診者(累計)

(%)

死亡者(累計)

(%)

致命率

総計

125,519

(100)

1,851

(100)

1.47

60歳以上

33,725

(26.87)

1,765

(95.35)

5.23

80歳以上

5,436

(4.33)

1,022

(55.21)

18.80

70-79

9,019

(7.19)

527

(28.47)

5.84

60-69

19,270

(15.35)

216

(11.67)

1.12

 

  また、疾病庁が国内60歳以上対象のワクチン効果を分析した結果、1次接種2週後から86.6%以上の高い予防効果*があると分析された。

 

    * アストラゼネカワクチン 86%, ファイザーワクチン 89.7%

 

  一方、60歳以上の異常反応申告率は0.1%と比較的低く、申告された重症異常反応事例も、因果関係を評価した結果、脳出血、敗血症などの基礎疾患に起因したものと推定される。

 

  したがって、60代以上の年齢層の予防接種は、高齢層の感染を減らし、重症患者の発生を減少させるための効果的な戦略であるため、国民の積極的な予防接種の参加を呼びかけた。

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