2024/09/14

夏のコロナ19流行、3週連続減少傾向

 原文リンク 2024年9月13日

夏のコロナ19流行、3週連続減少傾向

- 疾病管理庁の入院患者標本監視など、多層的な監視体制指標がすべて減少した

 

 第36週(9.1.~9.7.)コロナ19標本監視入院患者などの監視指標 前週比減少

  - (標本監視入院患者数) 35週(837人) → 36週(549人)報告、前週比34.4%減少

    33週(1,452人)をピークに減少傾向継続、ピーク比37.8%水準

  - (重症急性呼吸器感染症標本監視入院患者数) 35週(49人)→36週(20人)、前週比59.2%減少、32週ピーク(84人)比23.8%レベル

    - (病原体検出率) 35週(34.0%)、→36週(25.7%)、前週比8.3%p減少

   - (下水基盤監視) コロナ19ウイルス濃度、前週比20%減少、ピーク時比50.0%レベル

   - (救急室のコロナ19来院患者数) 35週(5,214人)→36週(2,831人)、前週比45.7%減少、ピーク時比21.0%レベル

 

 (感染予防手引き) 秋夕連休期間中、高齢者な高リスク層を保護するため、マスク着用、手洗い、室内換気など、コロナ19感染症予防心得を遵守する。

  - 感染脆弱施設を訪問する際は必ずマスクを着用、発熱・呼吸器症状がある場合は施設訪問を控える、施設に出入りする際、施設で案内される感染予防手 順を積極的に遵守する。

 

〇 (発熱クリニック) 秋夕連休期間、コロナ19の診療が必要な場合、発熱クリニック(109ヵ所)を利用可能、運営する医療機関名は救急医療ポータルで確認可能。

 

 

 


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区分

32週

(8.4.~8.10.)

33

(8.11.~8.17.)

34

(8.18.~8.24.)

35

(8.25.~8.31.)

36

(9.1.~9.7.)

コロナ19標本監視

入院患者数*

1,360名

1,452

1,163

837

549

重症急性呼吸器感染

コロナ19入院患者数*

84

61

47

49

20


2024/09/13

'24~'25節気コロナ19感染症予防接種実施計画発表

 原文リンク 2024年9月13日 

'24~'25節気コロナ19感染症予防接種実施計画発表

- 65歳以上など高リスク群を対象に10月11日から順次接種開始

- 現在流行している変異に効果的な新規ワクチン(JN.1ワクチン)の活用を推奨

- インフルエンザ・新型コロナ19ワクチンの同時接種を推奨

 

  疾病管理庁(庁長チ・ヨンミ)は、予防接種専門委員会の審議(9.13.)を経て、'24~'25節気コロナ19予防接種(国家施行)施行計画を発表した。

 

 コロナ19は毎年大小の流行でエンデミックの過程にあり、危機段階を下げた(5.1.)以降、インフルエンザと伴に毎年予防接種が必要な感染症管理体制で運営されている。

 

  これにより、'24~'25節気のコロナ19予防接種は、高リスク群(65歳以上の高齢者、生後6ヶ月以上の免疫低下者及び感染脆弱施設*の入院・入所者)重症化と死亡予防を目的無料接種を実施し、高リスク群以外の一般国民は、民間流通予定のワクチンで一線医療機関で有料接種が可能である。

  * 療養病院、療養施設、精神健康増進施設、ホームレス生活施設、障害者生活施設

 

 10月11日から75歳以上の高齢者を皮切りに年齢別に順次接種を開始し、生後6ヶ月以上の免疫低下者と感染脆弱施設入院・入所者も75歳以上の高齢者と同じ10月11日から接種を開始する。

 

接種対象

接種日程

65歳以上

75歳以上 (1949.12.31. 以前生まれ)

2024年 10月 11日 ∼ 2025年 4月 30日

7074歳 (1950.1.1.1954.12.31.生まれ)

2024 10 15 ∼ 2025年 4月 30日

6569歳 (1955.1.1.1959.12.31. 生まれ)

2024 10 18 ∼ 2025年 4月 30日

免疫低下者および感染脆弱施設入院・入所者

(年齢に関係なく、生後6ヶ月以上の対象者すべて)

2024 10 11 ∼ 2025年 4月 30日

 

  '24~'25節気接種は、最近流行している変異に有効な新規ワクチンであるJN.1ワクチン(ファイザー・モデルナ・ノババックス)755万回分を接種に活用する。

 

 ファイザーとモデルナワクチンは許可手続きを完了し、国内導入を進めておりノババックスワクチンは関連承認手続きが進行中で、今後迅速に導入し、高リスク群及びmRNAワクチンの禁忌者への接種に活用する予定である。

 

  '24~'25節気の予防接種は以前と同じように1回の接種で完了するが、12歳以下の免疫低下者の場合、1回以上*の接種が必要であるため、 医療スタッフと相談の上、接種する必要がある。住所地に関係なく、最寄りの指定医療機関及び保健所で接種可能であり、指定医療機関は管轄の保健所に問い合わせるか、予防接種ヘルプホームページ**で確認できる。

  * 乳幼児(6ヶ月~4歳):1~3回、小児(5歳~11歳):1~3回: 1~3回、小児(5歳~11歳):1~2回: 1~2回

 ** 予防接種ヘルプホームページ(nip.kdca.go.kr) > 予防接種管理 > 指定医療機関探し

 

  接種機関を訪問する際には、ワクチン接種対象かどうかを確認し、重複接種を防ぐために身分証明書など*を持参する必要がある。また、接種後は20~30分間接種機関に滞在し、副作用の発生を観察した後、帰宅して十分な休息をとる必要がある。

  *  身分証明書または本人確認が可能な書類(住民登録謄本、健康保険証など)

 

 また、疾病管理庁は今年、安定的なワクチン需給状況管理のために接種率を分析し、必要に応じてワクチンを迅速に追加確保したり、接種優先順位に応じて無料接種対象を拡大する予定だ。

接種状況

対応策

ワクチン不足

製薬会社との事前協議を通じ、ワクチン不足状況に応じて段階的な追加確保などを推進

ワクチン余裕

接種優先順位に応じた無料接種対象拡大の推進

1順位 (10.11.~)

2順位 (11月~)

⬩免疫低下者

⬩感染脆弱施設入院·入所者

⬩65歳以上

⬩医療者等医療機関従事者 

⬩感染脆弱施設従事者等

 

   チ・ヨンミ疾病管理庁長は、「毎年、流行するコロナ19変異ウイルスが変わるため、高リスク群は毎年接種することが重要だ」とし、「特に65歳以上の高齢者は、今年の冬を安全に過ごすために、接種機関を一度訪問してコロナ19とインフルエンザワクチンを同時に接種することをお勧めする」と伝えた。

疾病管理庁長、療養病院及び治療薬調剤薬局を訪問し、コロナ19の対応状況を点検

 原文リンク 2024年9月12日 

疾病管理庁長、療養病院及び治療薬調剤薬局を訪問し、コロナ19の対応状況を点検

- 秋夕連休に備え、新型コロナ19感染脆弱施設への対応体制を確認し、悩み事項を聴取

- 高リスク群保護のための現場関係者の努力に感謝

 

   チ・ヨンミ疾病管理庁長9月12日(木)、感染脆弱施設の管理状況と治療薬供給体系を点検するため、忠清北道清州市に所在するソウォン療養病院とソンファヨルリン薬局を訪問した。

 今回の訪問は、秋夕連休期間に備え自治体合同専担対応機構の関係者と一緒に療養病院の管理状況を点検・確認し、治療薬の需給状況及び供給体系を点検するために実施された。

 

 この日、チ・ヨンミ庁長は、ソウォン療養病院の医療陣と保健所からコロナ19の対応状況と計画を聞き、現場の悩み事を一緒に聴取した


 点検を終えたチ・ヨンミ庁長は、忠清北道及び清州市ソウォン保健所の関係者に「療養病院などコロナ19感染脆弱施設と緊密な協力体制を通じ、秋夕連休にも感染症予防心得を持続的に案内*し、患者発生初期**から迅速に対応し、高リスク群の管理に最善を尽くしてほしい」と要請した。

 *  従事者・保護者・訪問者のマスク着用、発熱などの呼吸器症状がある場合、施設訪問の自粛及び従事者の業務排除の勧告、換気の継続など。
 **  7日以内に2人以上の患者が発生した場合、保健所に報告する。

  また、10月から年齢層別に順次接種を開始する'24-'25節気のコロナ19予防接種とインフルエンザの同時接種について、「高リスク群を管理する医療機関及び感染脆弱施設*、そして保健所は、同時接種が滞りなく行われるよう、積極的な広報や事前点検など、接種準備に力を入れてほしい」と強調した。

  *  療養病院、療養施設、精神健康増進施設、ホームレス生活施設、障害者生活施設


 その後、チ・ヨンミ庁長は療養病院近くのコロナ19治療薬の調剤薬局を訪問し、連休前の治療薬の供給状況を点検し、お盆期間中の治療薬の対応体制を事前に確認する場を設けた。

 

  チ・ヨンミ庁長は、「これまで地域内の治療薬の需給管理に尽力してきた自治体と地域の医療機関、薬局の努力に感謝する」とし、「秋夕連休中も国民が治療薬の使用に支障がないよう、自治体では開いている処方医療機関と調剤薬局を地域住民に積極的に案内*し、地域内の需給が円滑になるよう緊急対応体制を維持してほしい」と要請した。

    疾病管理庁の感染症ポータル(https://ncv.kdca.go.kr)及びコールセンター(☏1339)、地方自治体のホームページ等

 

  最後に、チ・ヨンミ庁長は「秋夕連休期間中、施設・保健所間の緊急連絡網の構築、患者発生時の初期管理及び集団発生時の迅速な対応体制の維持」を強調し、夏季のコロナ19流行期間中、最前線で高リスク群の管理に最善を尽くしていただいた医療陣と施設及び薬局関係者、保健所に感謝の意を伝えた。

2024/09/11

小・中学校入学者予防接種確認事業結果発表

 原文リンク 2024年9月10日

 

小・中学校入学者予防接種確認事業結果発表

- 2024年小・中学生入学者の必須予防接種完了率がそれぞれ28.5%p、40.1%p増加
- 高い予防接種率の維持は学齢期の感染症伝播予防に重要なため、持続的な関心を呼びかける

 

  疾病管理庁(庁長チ・ヨンミ)と教育部(副総理兼長官イ・ジュホ)は9月10日(火)、'24年小中学校入学者の予防接種確認事業の結果を発表した。

 

  疾病管理庁と教育部は、関連法令*に基づき、各自治体及び第一線の学校とともに、入学後の小中学生の必須予防接種**の完了有無を確認し、未完了の入学生に予防接種を促す事業を'01年から継続して実施している。

 *「感染症の予防及び管理に関する法律」第31条、「学校保健法」第10条

 ** (初等、4種) DTaP(ジフテリア/破傷風/百日咳)、IPV(ポリオ)、MMR(はしか/おたふく風邪/風疹)、日本脳炎

  (中等、3種) Tdap(Td)(破傷風/ジフテリア/百日咳)、日本脳炎、女子HPV(ヒトパピローマウイルス)


2024年の確認事業の結果、小学校入学生の必須予防接種完了率*は92.3%、中学校入学生は76.4%と確認され、これは2023年の結果に比べてそれぞれ1.3%p(91.0%→92.3%)、9.2%p(67.2%→76.4%)増加した数値である。

  * 小・中学校入学前に必要な必須予防接種(添付1)をすべて完了した学生の割合


 また、必須予防接種完了率*を2024年確認事業開始前('23.12.31.)と比較した結果、小学校入学者は28.5%p(63.8%→92.3%)、中学校入学者は40.1%p(36.3%→76.4%)増加した。

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  イ・ジュホ副首相兼教育部長官は、「各自治体や小中学校の協力を通じて入学生の予防接種歴を確認し、保護者に案内した結果、必須予防接種完了率が上昇した」とし、「これは多くの保護者が積極的に国家予防接種事業の必要性に共感し、協力していただいたおかげ」と明らかにした。

 

  ジ・ヨンミ疾病管理庁長は「国家予防接種に積極的に参加してくれた保護者に感謝し、万が一、時期を逃した予防接種がある場合は、最寄りの指定医療機関*を訪問して医療スタッフと相談し、できるだけ早く接種を完了することが重要」と強調し、

  * 指定医療機関確認:疾病管理庁予防接種ホームページ(https://nip.kdca.go.kr)

 

「特に、2011年生まれは今年12月31日までにTdap(Td)、日本脳炎、女児HPV(健康相談を含む)ワクチン費用を支援される最後の年なので、忘れずに接種を完了してほしい」と呼びかけた。

 


添付

 

 2024年小中学校入学者予防接種確認事業の主な内容

 

□ 確認事業対象

  (小学生) 353,330名(2017.1.1.1.~12.31.出生者及び義務就学者)

  (中学生) 450,080人(2011.1.1.~12.31.出生者及び入学者)

 

  教育部入学者情報と疾病管理庁の予防接種記録を連携した2024年度小中学校・高等学校入学者数

 

□ 確認事業対象予防接種

 

   (小学校) 4~6歳追加予防接種 4種混合ワクチン

 

    DTaP(ジフテリア/破傷風/百日咳)5次、IPV(ポリオ)4次、

  MMR(はしか/おたふく風邪/風疹)2次、

  日本脳炎(不活化ワクチン4次または弱毒化生ワクチン2次)

 

  (中学生) 11~12歳追加予防接種3種混合ワクチン

 

  ※ Tdap(Td)(破傷風/ジフテリア/百日咳) 6次、

   日本脳炎(不活化ワクチン5次または弱毒化生ワクチン2次)

   女児HPV(ヒトパピローマウイルス)1回目 

 

□ 主な内容

 

  ○ 小中学校入学者の必須予防接種完了率はそれぞれ92.3%、76.4%です。

(単位:%)

区分

小学校入学者の必須予防接種完了率

中学校入学者必須予防接種完了率

DTaP 5次

IPV 4

MMR 2

日本脳炎

(死4次または生2)

4種ワクチン接種完了率1)

Tdap(Td) 6

日本脳炎

(死5 又は生2)

女児

HPV 1

3종種ワクチン接種完了率2)

事業前

(2023.12.31.)

90.7

90.7

89.8

68.1

63.8

60.1

46.3

44.4

36.3

入学時

(2024.2.28.)

94.8

95.1

94.7

84.5

81.8

80.6

73.6

67.9

64.7

事業後

(2024.5.31.)

96.9

97.8

97.8

94.0

92.3

88.2

`83.0

79.2

76.4

  2024.5.31.現在、予防接種統合管理システムに電算登録された内訳で変動可能な暫定統計である。

1) DTaP5次、IPV4次、MMR2次、日本脳炎(不活化ワクチン4次または弱毒化生ワクチン2次)をすべて完了した小学校入学者の割合。

2) Tdap(Tdap)6次、日本脳炎(不活化ワクチン5次または弱毒化生ワクチン2次)、女児HPV1次を全て完了した中学校入学者の割合

 

  前年比(2023年vs.2024年)対象別/ワクチン別完了率の状況

小学校入学者の必須予防接種完了率

中学校入学者必須予防接種完了率

ワクチン

2023年

(2016年生まれ)

(%)

2024年

(2017年生まれ)

(%)

増減率

(%p)

ワクチン

2023年

(2010年生まれ)

(%)

2024年

(2011年生まれ)

(%)

増減率

(%p)

DTaP

96.8

96.9

0.1

Tdap(Td)

82.5

88.2

5.7

IPV

97.5

97.8

0.3

日本脳炎

76.8

83.0

6.2

MMR

97.6

97.8

0.2

女児HPV

71.1

79.2

8.1

日本脳炎

92.6

94.0

1.4

3種ワクチン

67.2

76.4

9.2

4種ワクチン

91.0

92.3

1.3

-

-

-

 

  予防接種統合管理システムに電算登録された内訳で変動しうる暫定統計である。