2024/09/03

疾病庁、コロナ19 mRNAワクチン 免疫反応の調節過程を解明

原文リンク  2024年8月30日

 

疾病対策庁、コロナ19 mRNAワクチン

免疫反応の調節過程を解明

-メッセンジャーリボ核酸(以下、mRNA)ワクチン接種部位での単一細胞転写体分析で初期免疫反応メカニズムを韓国科学技術院と共同解明

- 注入されたmRNAと脂質ナノ粒子が初期免疫を高めることでワクチンの効能増強につながる

 

 疾病管理庁(庁長チ・ヨンミ)国立保健研究院(院長パク・ヒョニョン)は、mRNAワクチンの接種部位で初期免疫増強効果を誘導するメカニズムを発見し、その研究結果を世界的な学術誌であるネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications(IF*=14.7))ジャーナルに2024年8月27日に掲載したと発表した。

  * IF (Impact factor) : 学術ジャーナルの影響力を測定する指標として、引用回数が多いほど指標が高い。

 

  今回の研究は、国立保健研究院公共ワクチン開発支援センター感染症ワクチン研究課(課長キム・ドギュン)韓国科学技術院のパク・ジョンウン教授の研究チームが共同で行った研究で、実験用ラット(マウス)にコロナ19 mRNAワクチンを投与した後、単一細胞転写体分析*技術を活用してmRNAワクチンの初期免疫反応を明らかにして発表したものである。

 * 単細胞転写体分析:細胞一個単位で収集した転写体(遺伝子から転写されるRNAの総体)データを分析し、各細胞内の遺伝子発現度を測定できる最新の分析手法。


    mRNAワクチン技術は、COVID-19のパンデミックを経験し、短期間で世界的にその価値を証明し、感染症対応だけでなく、がんワクチンのような治療戦略としても開発が活発に行われている。しかし、より安全で効果的なワクチン開発のためには、mRNAワクチンの初期免疫学的メカニズムを深く理解することが非常に重要である。

<図1.mRNAワクチン接種部位の初期免疫反応模式図(Biorender.comで製作)>

 

図の説明: mRNAワクチンの筋肉接種時、接種部位でワクチンの構成物質である脂質ナノ粒子によって炎症性サイトカインとケモカイン(chemokine)の発現量が増加し、注入されたmRNA分子によって線維芽細胞でインターフェロンベータの発現量が増加し、移動性樹状細胞でインターフェロン刺激遺伝子の活性化を誘導し、抗原特異的細胞性免疫反応を向上させる。

 

  mRNAワクチンは、mRNA分子とそれを取り巻く脂質ナノ粒子(Lipid nano particle, LNP)で構成される。mRNAは抗原タンパク質を合成できる遺伝情報を含んでおり、脂質ナノ粒子はmRNAを保護して私たちの体の細胞内に入れる移動装置の役割をする。

 最近の研究によると、脂質ナノ粒子は単にmRNAの担体としての役割だけでなく、脂質ナノ粒子自体が強い免疫増強剤*(adjuvant)の役割を果たすことが報告されている。

  * 免疫増強剤:ワクチンに対する免疫反応を増加させたり、調節する物質。


 本研究では、マウス動物モデルにCOVID-19 mRNAワクチン接種後、注射部位の筋肉組織から細胞を分離し、接種部位で起こる脂質ナノ粒子およびmRNA分子による初期遺伝子発現の様相を単一細胞転写体分析法によって分析した。

   本研究を通じて、注射部位で脂質ナノ粒子により炎症性サイトカインとケモカイン遺伝子発現が増加し、初期免疫増強効果が誘導されることを確認し、注入されたmRNA分子はインターフェロンベータ遺伝子発現を通じて接種部位及びリンパ節の移動性樹状細胞(migratory dendritic cells)の活性化を助け、ワクチンによる細胞性免疫反応を促進することが確認された。. 

 

 今回の研究は、mRNA分子と脂質ナノ粒子自体によって活性化される初期免疫反応経路および作用機序に対する洞察を得ることに貢献したという点で意義が大きい。

 

  感染症ワクチン研究課のキム・ドグン課長は、「今後、mRNAワクチンの成分であるmRNAと脂質ナノ粒子の調節を通じて初期免疫反応を制御することで、T細胞反応を活性化させながら過剰な免疫反応を下げるmRNAワクチンを持続的に開発したい」と述べたと明らかにした。 

 

   チ・ヨンミ疾病管理庁長は、「mRNAワクチンのメカニズムに関する研究を基に、今後、mRNAプラットフォームの患者に合わせた治療薬ワクチンなど、多様な活用と効果的な次世代ワクチン技術の商用化が実現できるよう努力していきたい」と述べた。


 

添付

 

 研究成果の主な内容

□ 論文情報

論文名

Innate immune responses against mRNA vaccine promote cellular immunity through IFN-β at the injection site

ジャーナル名

Nature Communications (IF 14.7)

著者

キム・ソンリョン、チョン・ジョンヒャン、キム・ミョンファン、イ・イェジ、ファン・ユンホ、パク・ミョンソン、イ・サンソン、イ・テヨン、イ・ジョンア、キム・ユミ、キム・ドギュン、イ・ヒョクジン、キム・ビュンナリ、パク・ジョンウン、ヨ・ジンア 

  * (共同第1著者) キム・ソンリョン(韓国科学技術院), チョン・ジョンヒャン(国立保健研究院)

  * (共同筆頭著者) ヨ・ジンア(国立保健研究院), パク・ジョンヨン(韓国科学技術院)

 

 

研究の背景と必要性

 ○ 重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)は2019年末に出現し、世界的な新型コロナウイルスのパンデミックを引き起こした。

 ○ mRNAワクチンはCOVID-19ワクチン開発に革命を起こし、効果的な予防剤となったが、その効能の基礎となる免疫学的メカニズムは詳しく知られていない。

 ○ 本研究では、脂質ナノ粒子(LNP)またはmRNAワクチン(mRNA+LNP)接種後、単細胞転写体解析を行い、ワクチン接種部位におけるmRNAワクチンの各成分である脂質ナノ粒子およびmRNAの初期免疫反応を調査した。 

 

 

研究方法

 ○ COVID-19 mRNAワクチンを実験動物に筋肉接種し、複数の時点(接種後2/16/40時間)で単一細胞転写体分析(single cell RNA-sequencing)を実施。

 ○ 接種部位でmRNAワクチンが投入される細胞を区別し、対照群(PBS接種群)と比較して発現量が増加する遺伝子(DEG: differential expressed gene)を細胞タイプ別に分析し、重要な遺伝子群を選別する。

 

          그림입니다. 원본 그림의 이름: image1.png 원본 그림의 크기: 가로 1277pixel, 세로 748pixel

<mRNAワクチン接種動物の単細胞転写体研究方法>

 

研究成果

 ○ mRNAワクチン筋肉接種16時間後、脂質ナノ粒子だけでも強い免疫反応が誘導され、接種部位の線維芽細胞*にmRNAワクチン投入量が著しく高くなることを確認し、それに伴いインターフェロン*ベータの発現が増加することを確認した。

 * 繊維芽細胞:細胞外基質とコラーゲンを合成する細胞の一種で、動物組織の構造的骨格を生成し、動物の結合組織に重要な細胞です。

  * インターフェロン:抗ウイルス性免疫物質の一つで、先天性免疫細胞(T細胞、B細胞、  (T細胞、B細胞、マクロファージなど)の活性を増加させ、免疫システムを強化する役割。

 

○ mRNAワクチン接種16時間後、インターフェロンベータにより、接種部位とドレインリンパ節(draining lymphnode)の移動性樹状細胞*集団において、第1型インターフェロンに関連する遺伝子発現が増加することを確認。

   * 排水リンパ節:感染または注射部位から最も近いリンパ節で免疫作用をするリンパ球を作り、体を防御する役割を果たす。

  * 樹状細胞:外来抗原を処理して免疫系の他の細胞のために表面に表示する抗原伝達提示細胞。

 

 ○ 転写体実験の結果から、マウスモデルにインターフェロンベータを追加または遮断した場合、それぞれワクチンによる免疫原性の向上と減少を確認し、mRNAワクチン機能に対するインターフェロンベータの免疫学的役割を初めて明らかにした。

 

그림입니다. 원본 그림의 이름: image1.png 원본 그림의 크기: 가로 1926pixel, 세로 1197pixel

<mRNAワクチン接種部位の単細胞転写体研究成果>

 

結論と期待効果

 ○ 今回の研究は、COVID-19 mRNAワクチン接種部位での単一細胞転写体分析を通じて、mRNAワクチンの初期免疫反応のメカニズムを明らかにした。

 ○ mRNAワクチンの構成要素である脂質ナノ粒子の強い免疫増強の役割を明らかにし、接種部位の線維芽細胞にmRNAワクチンが過剰投入された後、mRNA成分によってインターフェロンベータが誘導され、T細胞の免疫活性を助けるメカニズムを新たに明らかにした。

 ○ 今回の研究成果は、mRNAワクチンが引き起こす免疫反応に関連する遺伝子の機能を理解し、今後、効果的なmRNAワクチンを開発するための新たな研究方向を提示する見通しである。

2024/08/30

今年の夏季のコロナ19の流行、ピークを過ぎて減少傾向

 原文リンク 2024年8月30日

今年の夏季のコロナ19の流行、ピークを過ぎて減少傾向

疾病管理庁の標本監視など多層的な監視体制のすべての指標が先週減少

 

〇 第34週(8月18日~8月24日) コロナ19入院患者など全ての指標が減少傾向へ転換

 - (標本監視入院患者数) 33週(1,464人) →34週(1,170人) 報告、前週比20.1%減少

 - (重症急性呼吸器感染症標本監視入院患者数) 33週(59人) →34週(46人), 前週比22%減少

 - (病原体検出率) 33週(43.4%)→34週(39.0%), 前週比4.4%p減少

 - (下水基盤監視)コロナ19ウイルス濃度が前週比3%p減少

 - (救急室のコロナ19来院患者数) 33週(13,250人)→34週(8,025人)、39.4%減少

〇 夏季の流行ピークは過ぎたが、秋夕連休など伝播の可能性が高い時期には、感染症予防手引きを積極的に遵守する必要があり、高リスク群を保護するための社会的配慮と警戒心を呼びかける。

 

 

    疾病管理庁(長官チ・ヨンミ)は先週、多層的な監視体制*を通じたコロナ19の流行動向を分析した結果、今年の夏季のコロナ19の流行がピークを過ぎていると明らかにした。 

 *  標本監視 入院患者関連急性呼吸器感染症(Acute Respiratory Infection, ARI)・重症急性呼吸器感染症(Severe Acute Respiratory Infection, SARI)、国内インフルエンザ及び呼吸器ウイルス病原体標本監視(K-RISS)、下水基盤感染症監視(KOWAS)、救急室来院患者数モニタリング

 

[新型コロナウイルス感染症-19の流行動向]

    疾病管理庁は、コロナ19が第4級標本監視感染症に転換された後、全国200床以上の病院級標本監視機関(220ヵ所)を対象としたコロナ19入院患者数と、上級総合病院が多数含まれる総合病院級以上の医療機関(42ヵ所)を対象に、重症呼吸器感染症標本監視を通じたコロナ19入院患者数を監視している。

 標本監視入院患者数*は、今年5週(1月28日~2月3日, 875人)以降減少し、7~8月に再び増加傾向にあったが、第34週(8月18日~8月24日, 1,170人)は前週より20.1%減少した。 また、重症急性呼吸器感染症監視**でも、コロナ19入院患者数は32週(8月4日~8月10日, 83人)をピークに2週連続で減少し、第34週(8月18日~8月23日)は46人が報告された。

 

 * (ARI、コロナ19入院患者標本監視)'24年1月1日以降、全国200病床以上の病院級標本監視医療機関(220ヵ所)から毎週コロナ19入院患者数の報告

** (SARI、重症急性呼吸器感染症(コロナ19を含む)標本監視) 全国の総合病院級以上の標本監視医療機関(42ヵ所)に入院した患者のうち、申告基準(➊発熱経験または38度以上の高熱、➋咳、➌10日以内に発生、➍入院を必要とする場合)に該当するコロナ19入院患者数の報告 

区分

30週

(7.21.~7.27.)

31

(7.28.~8.3.)

32

(8.4.~8.10.)

33

(8.11.~8.17.)

34

(8.18.~8.24.)

コロナ19標本監視

入院患者数*

474名

879

1,366

1,464

1,170

重症急性呼吸器感染症

コロナ19入院患者数*

51

58

83

59

46

* 各入院患者数は暫定統計で変動する可能性があり、34週はARI 218機関、SARI 40機関から報告。

 

[2024年(1月1日~8月24日) ARI, SARI週別コロナ19感染症入院患者数]

그림입니다. 원본 그림의 이름: image1.png 원본 그림의 크기: 가로 1277pixel, 세로 456pixel

 

 

 

    入院患者数の減少とともに、コロナ19病原体検出率*も8月4週(34週)39.0%(前週比-4.4%p)と減少傾向が確認され、下水中のコロナ19ウイルス濃度**も減少(前週比-3%p)した。

* 国内インフルエンザ及び呼吸器ウイルス病原体標本監視(K-RISS)の病原体検出率、(30週) 29.2% → (31週) 39.2% → (32週) 43.5% → (33週) 43.4% → (34週) 39.0%.

** 全国の下水処理場など84ヵ所で下水中のコロナ19ウイルス濃度を測定してモニタリング

[ コロナ19病原体検出率及び下水監視の現況 ('24年1週~34週)  ]

그림입니다. 원본 그림의 이름: CLP000035140002.bmp 원본 그림의 크기: 가로 1272pixel, 세로 475pixel

 

 

    また、救急外来来院患者数も7月から増加し、33週(8月11日~8月17日)に増加傾向が鈍化した後、34週(8月18日~8月24日)に減少した。


* 救急室来院コロナ患者(31週) 9,053人→(32週) 12,261人→(33週) 13,250人→(34週) 8,025人 [NEDIS標準登録体系(保健福祉部・中央救急医療センター)暫定値、2024年8月28日現在].

[ 救急外来コロナ19来院患者とARI発生推移(週末を含む)) ]

그림입니다. 원본 그림의 이름: CLP00006b600003.bmp 원본 그림의 크기: 가로 1936pixel, 세로 869pixel

 

 

  疾病管理庁のジ・ヨンミ庁長は、「コロナ19の発生動向に対する多層的な監視システムを分析した結果、入院患者数などすべての指標が減少しており、今年の夏はコロナ19の流行がピークを過ぎたと判断される。国民が手洗い、咳エチケットなどコロナ19の感染予防をよく守ってくれたおかげで、コロナ19患者の発生規模が当初予想した週間最大35万人よりはるかに少ない20万人以内の発生が予測され、

政府は今後も関係省庁間の積極的な協力を通じて、コロナ19をはじめとする様々な感染症流行に効果的な対応体制を維持していく」と述べた。

 ただし、流行状況の早期安定化のためには、大規模な人口移動や故郷の両親の訪問などで高齢者との接触が増える秋夕期間にコロナ19感染予防を遵守することと、高リスク層は10月に行われる新型コロナ19の新規ワクチン接種に積極的に参加してほしい」と呼びかけた。

 

 

コロナ19感染症予防の主な内容▶

 

 

 

 

手洗い、換気、咳エチケットなど、基本的な予防を徹底する。

人が多く密閉された室内ではマスクの着用が感染予防に役立つ。

医療機関や感染脆弱施設などを訪問する際は、マスクを着用するよう勧告

コロナ19に感染した場合、マスクの着用と不必要な出会いや外出を控えることをお勧めします。

発熱、呼吸器症状などがひどい場合は自宅で休み、会社・団体・組織なども構成員が病気になったら休めるように病欠などを提供するよう勧告する。 

高リスク層が多く利用する医療機関や感染脆弱施設*についても、従事者・保護者及び訪問者はマスクの着用を推奨

 

   * 感染脆弱施設:療養病院、療養施設、精神保健増進施設、障害者施設など。

  * 秋夕連休など病院訪問時、発熱クリニックまたはコロナ19診療協力病院を訪問

2024/08/28

現在、流行変異に効果的な新しいワクチンを導入し、高リスク層への接種を準備中

 原文リンク 2024年8月27日 報道に対する説明資料

現在、流行変異に効果的な新しいワクチンを導入し、高リスク層への接種を準備中です

 

   疾病管理庁(庁長チ・ヨンミ)は、「2024.8.26.(月)朝鮮ビズ、「最新変異型に合わせたコロナワクチンをFDAが承認。韓国は以前のワクチン接種」」 報道に関連して、次のように事実と異なることを説明した(8月26日)。

 

説明内容

 

  疾病管理庁は、JN.1新規ワクチンを活用して10月中に'24~'25シーズンのコロナ19予防接種を実施する予定で、JN.1新規ワクチンが以前のワクチンという内容は事実ではありません。


  世界保健機関(WHO)は今年、JN.1系ワクチンの接種を推奨しており、これまでに開発されたJN.1系ワクチンにはJN.1ワクチンとKP.2ワクチンがあります。

 

  韓国は、コロナ19ワクチン分野の専門家諮問会議と予防接種専門委員会の審議を経て、JN.1ワクチンの使用を決定しました。

 

  日本・英国・欧州医薬品庁(EMA)などはJN.1ワクチン、米国・カナダはKP.2ワクチンを推奨。

 

  現在流行している株の中で最も高い割合を占めるKP.3はJN.1系の亜変異体で、JN.1ワクチンはKP.3に対してKP.2ワクチンと同様の効果を示し、以前のワクチン(XBB.1.5)に比べて約5倍程度の免疫形成効果が高いことが確認されました。

  

 ○ 疾病管理庁は、'24~'25シーズンのコロナ19感染症予防接種が適時に滞りなく推進されるよう万全を期します。

2024/08/19

コロナ19治療薬の追加購入予備費3,268億ウォン編成、今月中に供給安定化予定

 原文リンク    2024年8月19日

コロナ19治療薬の追加購入予備費3,268億ウォン編成、今月中に供給安定化予定

- コロナ19治療薬の追加購入のための予備費3,268億ウォン、本日(8月19日)閣議で確定

- 疾病管理庁26.2万人分を順次導入、8月中に供給安定化予定

 

    本日(8月19日)、コロナ19治療薬の追加購入のための予備費3,268億ウォン国務会議で議決された。これは治療薬約26.2万人分を購入できる金額だ。

 

    最近、コロナ19の夏季の再流行で治療薬の使用量が1ヶ月間に40倍以上急増したため、7月末から疾病管理庁と企画財政部は緊急に追加購入のための予算確保手続きを行った。

 

   疾病管理庁は、追加導入される数量を来週まで全国の担当薬局に十分に供給し、今月中に治療薬の供給を安定化させる見通しだと明らかにした。

 

   また、今回追加購入した治療薬26.2万人分は10月まで高リスク群に安定的に供給される予定であり、10月以降は一般医療システム内で治療薬が供給されるように健康保険登載を所管部署と一緒に迅速に推進すると説明した。