2023/09/14

変異ウイルスの状況(2023年9月9日現在)

 原文リンク 2023年9月11日0時現在

 EG.5の検出率は36.0%(+2.2%p)で5月以降持続増加

 XBB.1.9.1は17.3%(-3.5%p)と最近4週間減少傾向

 XBB.1.16とXBB.2.3は 11.3%(-0.3%p)と10.9%(-1.2%p)で最近3週10%代維持

 BA.2.86は8月31日初検出以降追加事例なし

     最近5週間の変異ウイルス検出状況

区分

分析週次

コロナ19変異ウイルス細部系統検出率(%)

 

 

XBB.1.9.1

XBB.1.9.2

EG.5

XBB.1.16

HF.1

XBB.2.3

XBB*

その他

全体

8月2週

23.1

9.8

20.3

15.7

4.8

16.3

8.0

2.0

83週

23.0

10.6

25.0

13.1

4.7

13.8

7.6

2.2

84週

21.9

10.1

27.0

11.1

8.2

11.8

8.5

1.4

85週

20.8

6.5

33.8

11.6

6.0

12.1

7.9

1.3

91

17.3

6.7

36.0

11.3

7.5

10.9

8.4

1.9

国内

感染

82週

23.3

9.8

20.1

15.5

4.9

16.3

8.1

2.0

83週

23.3

10.7

24.9

13.1

4.7

13.6

7.4

2.2

84週

22.1

10.2

27.2

10.8

8.3

11.6

8.5

1.3

85

20.8

6.6

33.9

11.3

6.0

12.2

7.9

1.3

91

17.5

6.8

35.7

11.3

7.6

10.9

8.5

1.7

海外

流入

82週

0.0

8.3

41.7

33.3

0.0

16.7

0.0

0.0

83週

0.0

0.0

36.4

9.0

0.0

27.3

27.3

0.0

84週

7.1

0.0

14.3

35.7

0.0

28.6

14.3

0.0

85週

25.0

0.0

25.0

41.7

8.3

0.0

0.0

0.0

91

0.0

0.0

66.6

16.7

0.0

16.7

0.0

0.0

 * XBBは XBB.1.9.1, XBB.1.9.2, EG.5, XBB.1.16, HF.1, XBB.2.3を除いた XBBのすべての細部系統を含む

2023/09/07

コロナ19陽性者監視システムの運営

原文リンク 

2. コロナ19陽性者監視システムの運営

 

 中央防疫対策本部(本部長:チ・ヨンミ、以下防対本)は、コロナ19感染病の等級調整(4級)*により、効果的な監視標本監視体系(24年以降)への安着のためにコロナ19陽性者中心監視 システムを一時的に運営すると明らかにした。

  * (4級感染病) 流行の有無を調査するために標本監視活動が必要な感染病で、全数検査ではなく標本監視体系運営(例、インフルエンザなど呼吸器感染病)

  **(標本監視)重症度が比較的低い感染症であり、国内発生頻度が高く、全数調査が困難な場合は、標本監視機関を指定して定期的かつ継続的な医学的監視を行う。

 

  コロナ19検査陽性者監視システムは、既存の日々届出・集計する全数監視システムとは異なり、地域別監視機関*(527箇所)を指定して週1回届・集計する監視システムで、既存の呼吸器感染病標本監視システムで算出しない 年齢・地域別発生傾向などを詳細に把握し、変異ウイルス流行様相まで監視が可能な体系だ。 (添付1参照)

    計527の医療機関で陽性者監視に参加、この中で105箇所は病原体検体提供

 

  今回構築されたコロナ19陽性者監視体系の事前評価のため、2023年1月から全国のコロナ19確診者発生状況と陽性者監視機関で申告された確診者数を比較および分析した結果、全数監視陽性者監視機関の 確診者発生間に非常に一貫した(r = 0.996)増減傾向*を確認した。

  * 相関係数が0.9以上の場合、非常に高い相関関係を示す。


   一方、4級転換後は、既存の呼吸器感染症標本監視システム(ILI、ARI、SARI)でもコロナ19ウイルス監視が進行される。 特に、コロナ19による入院患者および死亡者の傾向を監視するために、呼吸器感染病標本監視に参加している国内200病状以上の病院級(220カ所)医療機関を通じて、コロナ19入院患者数と死亡者数を算出する予定だ。

   

  さらに、4級転換後はコロナ19陽性者監視体系及び呼吸器感染病標本監視体系を通じて収集された資料を体系的に蓄積・分析し、その結果を監視機関、関連機関・団体及び国民定期的に提供する予定である。

  * 疾病管理庁感染病ホームページ(http://npt.kdca.go.kr) 発行資料 > 週刊ニュース

 

  チ・ヨンミ中央防疫対策本部長は、コロナ19の持続的流行と新規変異流入などのリスクに備え、既存の呼吸器感染病標本監視体系と下水基盤監視など多層的監視体系を通じて流行様相と変化を早期に把握し、感染病死角 地帯が発生しないように継続的に流行状況を注視しながら、

  「今後、標本監視参加医療機関及び自治体との持続的な協力を通じて、自治体別呼吸器感染病標本監視体系機関を拡大するなど、既存の呼吸器統合監視体系強化し、感染病の危機状況に備え・対応できる監視体系基盤を着実に 用意していく予定だ」と明らかにした。

再感染の推定事例(2023年8月13日~8月19日)

原文リンク 

[再感染の推定事例]

 

  8月3週(8月13日-8月19日)週間確診者のうち、再感染推定事例比率*は47.8%と前週(46.8%)比比べて増加した。

 

  * 週間確診者のうち、再感染構成比(%):(7月4週)45.1%、(8月1週)45.6%、(8月2週)46.8%、(8月3週)47.8%

 

  (累積発生) '23年8月20日 0時現在、30,941,972人のうち再感染推定事例(2回以上)は2,956,218人*、累積構成比は9.6%と確認された。

 * 2回感染2,902,162人、3回感染53,332人、4回以上感染724人

   **(7月4週)316,248人(8.3%)、(8月1週)349,725人(8.7%)、(8月2週)344,960人(9.2%)、(8月3週)284,222人( 9.6%)


<週次別確診者数及び2回感染推定比率>

予防接種効果(2023年8月20日現在)

 原文リンク 

[予防接種効果]

 

  最近4週間の予防接種効果分析の結果、2価ワクチン接種を完了すると接種後確診されても未接種者に比べて重症進行リスクが91.4%減少した。

   「未接種者確診群」の重症化率は、「2価ワクチン接種完了後確診群」に比べ11.6倍「3/4次接種(ブースター)完了後確診群」に比べ6.2倍が高かった。

 

  「2価ワクチン接種完了後の確診群」は、「未接種者の確診群」に比べて重症(死亡含む)に進行するリスクが91.4%、「3/4次接種(ブースター)完了後の確診群」も「未接種者」 確診群と比較して重症進行リスクが84.0%低い


<最近4週間の確診者のうち予防接種歴による重症化率の危険度(’23年8月20日0時現在)>


*重症化:コロナ19確診後28日以内に重症に進行または死亡した確診者

※分析対象:’23年6月25日~7月22日 確診者405,723人