原文リンク 2025年4月15日
コロナ19、4年間の記録、次のパンデミックのための教訓を残す |
- 疾病管理庁、これまでのコロナ19対応経験を記録した「コロナ19対応白書」発刊 - 主な事件及び政策転換点を中心に5つの時期に区分して体系的に整理 - 将来のパンデミックに備え、迅速な危機管理と回復力強い対処のための足がかりを用意 |
疾病管理庁(庁長チ・ヨンミ)は、過去4年間のコロナ19大流行に対する対応経験を体系的にまとめた「疾病管理庁コロナ19対応白書」を4月15日に発刊する。
コロナ19白書は、2020年コロナ19が国内に流入してから2024年5月に危機段階が「関心」に下方修正されるまで、コロナ19の流行経過と中央防疫対策本部中心の対応過程を、対応戦略の変化に応じて計5つの時期に分けて記録した。
➀コロナ19の基本情報などの概観、➁ 時期別対応経過、③ コロナ19から得た教訓と今後の課題など計3編で構成し、国民と関係機関がコロナ19関連情報と対応経過をより明確に理解できるようにするとともに、今後のパンデミックに備える政府の対応方向と計画も一緒に共有することを目的とした。
<対応戦略変更に伴う時期別対応過程>
区分(期間) | 主要内容 |
1期 (’20年1月20日~’21年2月25日) | 3T戦略で流行の拡大を阻止するために努力した初期対応期(3T:Test-Trace-Treat:検査ー追跡ー治療) |
2期 (’21年2月26日~’22年1月20日) | ワクチンと非薬物介入手段を積極的に活用したパンデミック拡大期 |
3期 (’22年1月21日~‘23年1月29日) | オミクロン変異優勢化後、高リスク群集中管理に切り替えた時期 |
4期 (’23年1月30日~’23年8月31日) | コロナ19を常在性感染症に転換したエンデミック転換期 |
5期 (’23年9月1日~’24年5月1日) | 今後のパンデミック対策・対応のための制度的基盤を整備したポストパンデミックの時期 |
特に、この白書は、感染症危機の中でも国民の日常の回復のための努力と政策的決定過程を詳細に記載し、今後、新たなパンデミックが発生した場合、迅速かつ協力的な危機管理と回復力のある防疫システム構築の基盤資料として活用されることが期待される。
また、白書第3編で提示した感染症対応体制強化のための今後の課題は、疾病管理庁が2023年5月に発表した「新型感染症大流行に備える中長期計画」を通じて体系的に推進・実施する予定である。
チ・ヨンミ疾病管理庁長は「今回の白書は、政府と医療陣、国民が共に作った記録であり、次の感染症危機にも揺るぎなく対応するための貴重な資源」とし、「今後も疾病管理庁は、国民の健康と安全な日常を守るための防疫システムの高度化で、今後の感染症危機に先制的に備えるために最善を尽くす」と伝えた。
「疾病管理庁コロナ19対応白書」は、疾病管理庁ホームページ(www.kdca.go.kr)からファイル(PDF)の形でダウンロードすることができる。
こちらのリンクです。
添付 |
| 疾病管理庁コロナ19対応白書の目次 |
* 一目でわかるコロナ19対応記録、数字で見るコロナ19の主な成果など
1編 概観 1章 コロナ19ウイルス感染症基本情報2章 コロナ19国内発生状況 3章 コロナ19主要対応結果 4章 主要法律改定事項
2編 コロナ19の全周期対応過程 1章 コロナ19流入前準備状況 2章 時期1: 3T戦略を通した流行拡散遮断 3章 時期2: ワクチン及び非薬物的介入手段を活用した流行拡散抑制 4章 時期3: 高危険群集中管理を通した被害最小化及び日常回復 5章 時期4: 危機段階調整及び防疫政策転換を通した一般感染症対応体系に転換推進 6章 ポストパンデミック: パンデミックへの備え・対応強化のための制度的基盤の整備
3編 コロナ19から得た教訓と課題 1章 コロナ19から得た教訓 2章 今後の課題 1.新・変種感染症の予防及び早期検知システムの強化 2.迅速な対応措置で流行初期の拡散を遮断 3.大規模・長期的な流行対応の持続可能性の確保 4.効果的な危機管理及び全社会的協力対応基盤の造成 5.感染症危機の衝撃緩和と早期回復のための支援体系の整備 6.対応手段の開発加速のためのR&D支援革新 |
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