2022/05/23

2022年5月23日(月)韓国のコロナウイルス発生状況

 原文リンク 

1. コロナ19国内発生状況

区分

5.17.

5.18.

5.19.

5.20.

5.21.

5.22.

5.23.

死亡者*

27

31

40

43

26

54

22

入院中

危重症

333

313

274

251

235

229

225

入院

264

240

215

229

275

163

124

*死亡報告集計日に基づいており実際の死亡日と差異がある可能性がある 


□ 国内発生9,958人、海外流入事例は17人が確認され、新規確診者は合計9,975人で、総累積確診者数は17,967,672人(海外流入32,528人)である。 

【国内新規確診者の状況の推移

区分

5.17.

5.18.

5.19.

5.20.

5.21.

5.22.

5.23.

国内確診者数

35,078

31,307

28,109

25,103

23,451

19,274

9,958

60歳以上

確診者数

5,883

6,096

4,912

4,471

4,686

3,862

1,541

%

16.8

19.5

17.5

17.8

20.0

20.0

15.5

18歳以下

確診者数

7,247

6,070

5,596

4,814

4,344

3,638

2,280

%

20.7

19.4

19.9

19.2

18.5

18.9

22.9

 

2. コロナ19治療病床および在宅治療状況

区分

(単位: 床)

危重症

準重症

中等症

軽症

重患者専門治療病院

準重症者病床

感染症専門病院

生活治療センター

保有

使用

 

使用可

保有

使用

 

使用可

保有

使用

 

使用可

保有

使用

 

使用可

%

%

%

%

全国

2,150

377

17.5

1,773

3,058

620

20.3

2,438

4,465

704

15.8

3,761

2,977

368

12.4

2,609

首都圏

1,563

242

15.5

1,321

2,223

375

16.9

1,848

2,157

218

10.1

1,939

1,474

231

15.7

1,243

非首都圏

587

135

23.0

452

835

245

29.3

590

2,308

486

21.1

1,822

1,503

137

9.1

1,366

 

 入院待機患者は2021年12月29日0人に解消された後、持続的に0人である。  

 【在宅治療状況(5月23日0時) 

在宅治療人数

新規在宅治療者(5月22日)

全体

 (集中管理群)

154,050

(10,488)

11,958

 

3. コロナ19ワクチン接種状況

 

【コロナ19予防接種状況】(単位 : 名, %)

区分

前日累計(A)

新規接種(B)1)

累積接種(A+B)1)

人口2)対比接種率

全体

12+

18+

60+

1次

45,048,813

5

45,048,818

87.8

95.6

97.3

96.4

2次

44,569,426

10

44,569,436

86.9

94.7

96.5

95.9

3次

33,262,839

62

33,262,901

64.8

70.6

74.5

89.7

4次

3,817,058

236

3,817,294

7.4

 

 

26.8

 

(60歳以上)3)

 

3,685,213

 

234

 

3,685,447

1)ヤンセンワクチンの場合、1回接種だけで基本接種が完了するので、接種時「1次接種」と「2次接種」統計にすべて追加し、ヤンセン2次(ブースター)の場合は3次(ブースター)合計に追加

2) 2021年12月行政安全部住民登録人口状況(居住者) 基準 (居住不明、在外国民除外) 

3) 60歳以上年齢層4次接種施行により接種者別途表示

 

【ワクチン別接種状況(単位:名)】

区分

1次接種

2次接種

3次接種

4次接種

新規

累積

新規

累積

新規

累積

新規

累積

5

45,048,818

10

44,569,436

62

33,262,901

236

3,817,294

PF

2

25,443,365

5

27,002,002

53

22,302,242

179

3,257,986

M

-

6,812,546

-

6,638,267

5

10,863,239

31

331,200

AZ

-

11,075,656

-

9,242,343

-

1,824

-

-

J1)

-

1,516,320

 

 

-

26,860

-

14

NVX

3

118,752

5

90,718

4

62,169

26

228,094

その他ワクチン2)

-

82,179

-

79,786

-

6,567

-

-

 1)ヤンセンワクチンは、一次接種で基礎接種が完了し、二次接種としてワクチン使用されない

2) その他ワクチンは、国外許可ワクチン(国内未承認ワクチン(WHO承認ワクチン))の接種力が登録された者(シノパーム、シノバック等)


 国内ワクチン残余量(単位: 万回分)


ファイザー

ファイザー

(小児用)

モデルナ

ヤンセン

ノババックス

1,598.6

907.7

16.7

322.8

198.5

153.0

※ 上記統計資料は予防接種登録状況により変わりうる統計です。


 死亡者及び危重症患者の状況 (5月23日0時現在)

< 死亡者及び危重症患者の状況 (5月22日0時現在) >

区分

新規死亡

(%)

死亡累計

(%)

致命率(%)

危重症

構成比(%)

22

(100.00)

23,987

(100.00)

0.13

225

(100.00)

性別

6

(27.27)

11,666

(48.63)

0.14

140

(62.22)

16

(72.73)

12,321

(51.37)

0.13

85

(37.78)

年齢

80歳以上

11

(50.00)

14,127

(58.89)

2.68

82

(36.44)

70-79

8

(36.36)

5,530

(23.05)

0.64

58

(25.78)

60-69

2

(9.09)

2,838

(11.83)

0.16

52

(23.11)

50-59

1

(4.55)

982

(4.09)

0.04

16

(7.11)

40-49

0

(0.00)

317

(1.32)

0.01

9

(4.00)

30-39

0

(0.00)

105

(0.44)

0.00

3

(1.33)

20-29

0

(0.00)

58

(0.24)

0.00

3

(1.33)

10-19

0

(0.00)

9

(0.05)

0.00

1

(0.44)

0-9

0

(0.00)

21

(0.09)

0.00

1

(0.44)

致命率(%) = 死亡者数 / 確診者数 × 100

* 危重症 : 高流量(high flow) 酸素療法人工呼吸器, ECMO(体外膜酸素供給), CRRT(持続的腎機能代替療法) などで隔離治療中の患者

* 死亡者集計は死亡報告集計日基準で、実際の死亡日と差がある場合がある

※ 上記統計は全て今後の疫学調査過程で変更がありうる


 

 海外流入確診者状況 (5月23日0時現在) 

 

< 海外流入確診者状況*(‘20年1月3日以降累計) >

区分

合計

(推定)流入国家*

確認段階

全国

中国

アジア(中国除)

ヨーロッパ

アメリカ

アフリカ

大洋州

未確認

検疫段階

地域社会

内国人

外国人

新規

17

0

4

4

9

0

0

0

2

15

10

7

累計

32,528

539

16,132

4,721

9,124

1,583

429

0

11,127

21,401

17,836

14,692

(1.7%)

(49.6%)

(14.5%)

(28.0%)

(4.9%)

(1.3%)

(0.0%)

(34.2%)

(65.8%)

(54.8%)

(45.2%)

 

 

 最近1週間検査及び確診者状況 (5月17日~5月23日) (単位 : 件, 名, %)

区分

5.17.

5.18.

5.19.

5.20.

5.21.

5.22.

5.23.

週間累計

総累計

総検査件数1)

214,390

156,430

94,917

184,399

132,024

60,387

集計中

842,547

173,215,524

 

選別診療所(統合)

検査件数2)

147,853

96,504

50,259

131,900

82,386

29,592

27,581

566,075

29,892,972

新規確診者数3)

35,104

31,342

28,124

25,125

23,462

19,298

9,975

172,430

17,967,672

1)(総検査件数)検査機関(医療機関、検査専門機関(受託)、保健環境研究院)から報告された件数を報告日基準で集計した数値として、報告機関の状況によって変動する可能性のある暫定統計である

    *感染脆弱施設先制検査、海外入国者検査、医療機関・施設の入院・入所前検査、確認者経過観察中検査など

2)(選別診療所(統合)検査件数)選別診療所(統合)検査件数をシステムを通じて集計した数値

3)(新規確診者数)コロナ19情報管理システムに報告されたPCR陽性数と専門家用迅速抗原検査(RAT)陽性者数

2022/05/22

疾病管理庁、サル痘診断体系構築(2022年5月22日)

 原文リンク 

疾病管理庁、サル痘診断体系構築

欧州米国に拡散中、国内流入に対して先制的対応  -

 

◇ 欧州と北米でサル痘感染者多数発生(2022年5月以降)

◇  世界中へね伝播状況ではないが、国内流入に備えた診断体系整備し評価も完了

 

 疾病管理庁(庁長ペク・キョンナン)は最近、欧州と北米で異例的にサル痘患者が発生している状況で、国内発生に備えて検査体系を構築完了したと明らかにした。

 サル痘(monkeypox)は世界的に根絶宣言された人痘瘡と類似しているが、伝染性と重症度は低いウイルス性疾患*である

 * 2週間~4週間症状が続き、ほとんど自然回復。 最近の致命率は3~6%内外(WHO)

    * 発熱、悪寒、頭痛、リンパ節浮腫、全身と特に手に広がる水痘様水胞性発疹が特異症状 

 伝播は、病変、体液、呼吸器の飛沫、寝具などの汚染物質との接触を通じて人の間で伝染し、その間アフリカ地域を中心に発生し、韓国では発生は報告されていない。

 しかし、まだ最近異例的流行の原因に関する世界的な情報がなく、海外旅行増加と比較的長い潜伏期で(通常6~13日、最長21日)、国内流入可能性を排除できない状況だ。 

  疾病管理庁はこれまで将来の感染病に備えた診断体系の構築を継続的に推進してきており、「サル痘診断検査法および試薬」の開発と評価まで完了した(2016) 

  診断検査法はリアルタイム遺伝子検査法(Realtime-PCR)で100個程度のウイルスまで検出可能な検出感度を持っており、現在疾病管理庁でのみ検査が可能です。 

  サル痘が国内に流入したときに迅速に患者を鑑別することで流行を効果的に遮断できる体系を設けたことに意味がある。 

  疾病管理庁は、海外発生を注意深くモニタリングする一方、国内発生に備え協議、関連学会などと情報を共有し、今後の状況変化によっては、管理対象の海外感染病の指定なども検討していると説明した。

 

<添付> 1. サル痘(一般情報)

       2サル痘国外発生状況

添付 1

 

 サル痘(一般情報)

 * サル痘(Monkeypox) 

  - Monkeypoxウイルス感染による人獣共通感染症。 症状は痘瘡に似ているが、重症度は低い 

  伝播経路: げっ歯類が伝播に重要な役割を果たすと推定され、ウイルスは人の皮膚、呼吸器、粘膜を通して体内に入り、ウイルスに感染した動物、ウイルスに汚染されたものを通した伝播可能。 人の間の伝播は一般的ではありませんが、飛沫による感染の可能性があります 

  - 症状: 発熱、頭痛、筋肉痛、腰痛、リンパ節肥大、悪寒、虚弱感などを皮切りに、1~3日後に顔を中心に発疹症状を示し、体の他の部位に発疹が広がります。 丘疹性発疹は水疱、膿疱などで進行し症状は約2〜4週間持続します 

  - 致命率: 一般的に自然回復するが、約1~10%は死亡、主に小児で死亡事例報告

 

  - 診断検査: ELISA、抗原検査、PCR(遺伝子検出検査)、ウイルス培養

  - 検体: 皮膚病変組織、皮膚病変液、かさぶた、血液(法定感染症診断検査統合指針「痘瘡」検体参照) 

  - 治療: サル痘専用治療剤はなく、抗ウイルス剤*使用

        *(シドフォビル(Cidofovir)、ブリンシドフォビル(Brincidofovir)、タコビリマット(Tecovirimat)と、

  ワクシニア免疫グロブリン(Vaccinia immounoglobulin)などが使用 

  - 予防: 痘瘡ワクチンが交差免疫で約85%予防効果があると報告。サル痘発生地域の動物との接触を避け、病気の動物の生息地や物との接触を控える。 感染した患者を隔離し、患者を保護するときに個人保護具を着用する


添付 2

 

 サル痘国外発生状況

 発生状況(アフリカ地域国他計13カ国、確診79名、疑い64名)

 ヨーロッパおよび北米、オセアニア地域で発生および疑わしい事例が報告された2022年5月以降のサル痘感染者は、ナイジェリアなどのサル痘風土病地域から海外流入ではない主要都市、性少数者コミュニティを通じた密接な身体接触で感染 されたと推定される発生が報告されており、当該国で調査中にある。

発生(名)

疑い(名)

その他

イギリス

20

0

5.月7日ナイジェリア旅行歴のある確診患者初発生、5月16日性少数者(男性)4人確診、感染経路調査中

ポルトガル

14

20

確診と疑いの両方とも20~40代の男性、確診事例14人のうち5人はHIV感染の性少数者(平均20歳の若い男性)

スペイン

30

22

主にマドリード在住、若者に発生、感染経路の調査及び検査中

スウェーデン

1

0

ストックホルム在住、感染経路調査中

アメリカ

1

1

5月18日 カナダ旅行歴のある男性1名確診後、疑い事例発生

カナダ

2

20

ケベック州モントリオール市在住の若い男性に主に発生、感染経路の調査および検査中

イタリア

3

0

ローマ在住、感染経路調査中

ベルギー

3

0

感染経路調査中

フランス

1

0

29歳の男性、感染経路調査中

ドイツ

1

0

25~30歳の若者、感染経路調査中

オランダ

1

0

感染経路調査中

イスラエル

0

1

30代の若い男性、検査中

オーストラリア

2

0

30代1人、40代1人とも男性

全体

79

64

 

 





















    2022年5月21日現在(出典:ジョンズホプキンス等)