2022/04/27

オミクロン変異検出率(2022年4月23日)

 原文リンク 4月26日

 オミクロン型変異検出率は国内感染(5,108件)及び海外流入(137件)の事例とも100.0%と確認された。(4月23日0時現在) 

   * (国内)12月5週4.0%→1月3週50.3%→2月3週98.9%→4月3週100.0%

  今週、オミクロン細部系統BA.2の国内感染検出率は94.2%(+2.7%)に増加し、海外流入事例は88.9%(-7.7%)と確認された。 

   * (国内)3月5週67.7%→4月3週94.2%、(海外)3月5週76.7%→4月3週88.9%


国内感染主な変異ウイルス分析率および検出率(4月23日現在) >

区分

分析週次

分析件数

主要変異

デルタ型

オミクロン型

検出率(%)

検出率(%)

検出率(%)

BA..2* 検出率 (%)

国内感染

3月5

5,051

5,051

100.0

0

0.0

5,051

100.0

67.7

41

5,016

5,016

100.0

0

0.0

5,016

100.0

85.2

42

5,577

5,577

100.0

0

0.0

5577

100.0

91.5

4月3週

5,108

5,108

100.0

0

0.0 

5108

100.00

94.2

海外流入

35

227

227

100.0

0

0.0

227

100.0

76.7

41

112

112

100.0

0

0.0

112

100.0

75.0

42

123

123

100.0

0

0.0

123

100.0

96.6

4月3週

137

137

100.0

0

0.0 

137

100.0

88.9

   全長遺伝体分析を元に別途算出、BA.2 詳細系統全体を含む

 

 また、オミクロンの世界的な拡散によって遺伝的に多様なグループを形成するにつれて、WHOは既存の4つの細部系統(BA.1、BA.1.1、BA.2、BA.3)を83個の細部系統に再分類し 

  これにより中央防疫対策本部は新しいオミクロン分類体系に合わせて国内オミクロン系統を更新した結果、4月3週に国内94.2%の占有率を見せた細部系統BA.2は細分化され、BA.2.3(63.5%)、 BA.2(16.8%)、BA.2.12(10.3%)にそれぞれ再分類されたと明らかにした。

 

再分類以前系統(占有率, %)

細分類以後系統(占有率,%)

BA.2(94.2%)

BA.2.3 (63.5%)

BA.2 (16.8%)

BA.2.12 (10.3%)

BA.2.5 (1.0%)

BA.2.10 (2.4%)

その他 (0.2%)




 ○ 国内発生比率の高いBA.2.3(63.5%)とBA.2.12(10.3%)は既存BA.2で再分類された細部系統で、現在伝播力、重症度などに関する報告資料はないが、

  -  BA.2.3*とBA.2.12**比率が増加する海外国家の確診者数減少傾向を考慮すると、確診者増加に及ぼす影響は大きくないと判断している。 

       (BA.2.3) 2021年12月フィリピン初確認後、イギリス、カナダなど80カ国59,131件発生、最近オーストラリア、カナダ、シンガポール、南アフリカなどで該当細部系統比率増加

       ** (BA.2.12) 2021年11月 スロバキア初の確認後、イギリス、アメリカなど 76カ国で74,833件発生、最近イギリス、ドイツなどで該当細部系統比率増加

 

  一方、BA.2.12.1の場合、最近米国、特にニューヨークを中心に増加傾向を示しており、綿密にモニタリングしており、国内では現在まで確認されていない(添付4参照)。

 

  再組換え変異も再分類および現行化に伴い、国内で確認されたXLが更新された分類体系が適用され、XQに再分類された。

 

  オミクロンの細部系統の多様化により国別の細部系統の種類と占有率が変わったが、分類された細部系統が既存のBA.2が再分類された点と世界的確診者数の減少傾向を考慮すると、ほとんどの細部系が確診者 増加への影響は大きくないと思われますが、 

    最近、一部の国で確診者の増加とともに増加傾向を示す細部系及び新規変異出現に備えて継続的なモニタリングが必要であり、したがって防疫当局は継続的に変化監視を綿密に行うと明らかにした。


添付4

 

 BA.2.12.1 細部系統変異ウイルスの発生動向

 

 BA.2에서 재분류된 BA.2.12.1 세부계통 21.12 미국 최초 검출 미국캐나다  14개국에서 4,720 확인되고 있으며 국내 확인사례는 없음(WHO, 4.25)BA.2で再分類されたBA.2.12.1の細部系統は、21.12月に米国初検出後、米国、カナダなど14カ国で4,720件確認されており、国内確認事例はない(WHO、4.25)

 

  最近、米国内のBA.2の占有率が70%を超えており、BA.2.12.1のシェアも19%*(4月16日現在)で増加傾向を見せた。 特にニューヨークの確診者数の増加が**主な要因と推定され、ニューヨークの中央部と近隣地域の確診者の90%が対応する変異であることが確認されています

      * (CDC) BA.2.12.1 占有率 6.9%(4月2日→ 19.0%(4月16日)

     * (CDC) ニューヨーク 7日平均確診者数 3,339(4月2日→ 5,812(4月16日)

 

   -  (ニューヨーク保健省)BA.2.12.1がBA.2より23〜27%速い検出増加速度を示すと推定

      現在の重症度に影響を与える証拠は確認されていない(州保健当局、NBC(4.25))

 

 (ウイルス情報)Sタンパク質内BA.2より2個(L452Q、S704L)多い31個のアミノ酸変異が確認 

   - デルタ(L452R)、イプシロン(L452R)およびラムダ(L452Q)も同じ位置に変異が確認され、細胞結合受容体(RBD)に位置し、伝播力および免疫回避に影響を及ぼす可能性があると推定される。 

   - ただし、伝播力、疾患重症度、免疫回避など実際の分析資料はなく、ウイルス特性や臨床的特徴を理解するために綿密な調査および分析が必要である

2022/04/26

再感染事例状況(2022年4月26日)

原文リンク 

2. 再感染事例状況

 

 中央防疫対策本部は、2020年1月から2022年4月16日まで、全確診者16,130,920人を対象コロナ19再感染推定事例調査結果を次のように説明した 

  この期間、国内再感染推定事例*は55,906人(0.347%)で、2回感染者は55,841人、3回感染者は65人と確認された。 

     *  (3月19日) 26,239人, 0.284% → (4月17日) 55,906人, 0.347% 

   -  2回感染者のうちオミクロン流行以前(~'21年12月)まで再感染推定事例発生率は0.10%(553人/559,385人)、オミクロン流行以降('22月1月~) 0.36%(55,288人/15,571,470人) だった。 

    * 発生率=再感染推定事例/確診者×100


   -  再感染重症者(死亡を含む)72人、再感染重症化率は0.13%であり、再感染死亡者は52人、再感染致命率は0.09%と確認された。 

     * 4月16日現在 全体確診者累積致命率0.13%

 

  中央防疫対策本部は、国外の状況と比較すると、国内感染推定事例の発生率は低くなったが、 

   -  オミクロン流行後の確診者規模が増加し、再感染推定事例も増加するため、確診後の注意事項の持続を強調した。