2024/07/23

疾病管理庁、7月から航空機内の 衛生管理強化推進

原文リンク  2024年7月22日

疾病管理庁、7月から航空機内の衛生管理強化推進

- 試験運用の結果、1,702便のうち222便(13.04%)で病原菌が検出されました。

- 疾病庁、7月29日から機内衛生点検を段階的に改善

 

  疾病管理庁(庁長チ・ヨンミ)は、'23年7月31日から'24年6月30日までの11ヶ月間、国際線便を対象に機内衛生点検を試験的に運営した結果、合計1,702便のうち222便(13.04%)で水媒介性及び食品媒介性病原菌*が検出されたと発表した。


<水媒介性および食品媒介性病原菌の検出状況>

 


<水媒介性および食品媒介性病原菌の検出状況>



 


 

 腸毒素性大腸菌178件、腸管病原性大腸菌126件、サルモネラ菌19件、腸管出血性大腸菌13件、  腸管侵襲性大腸菌6件、腸炎ビブリオ菌6件、細菌性赤痢菌2件

 

  機内衛生点検は、航空機着陸直後に検疫官が搭乗して機内の衛生状態を点検し、韓国に入国する人や海外に出国する人が健康で快適な環境で出入国できるように支援することを目的として実施される。

 

  コロナ19の日常回復の流れに伴い、過去3年間猶予*していた機内衛生点検を'23年7月31日から試験的に再開し、病原菌が検出された222便の航空機に対して消毒を行うようにしている。

  * 過去3年間の一時的な猶予('20年1月27日)以降、運営再開('23年7月31日)


 

 <航空機機内環境検体における病原菌の検出状況(’23. 7. 31. ~ ‘24. 6. 30.)>

区分

検査対象航空機(便)

(a)

病原菌検出(便)

(b)

検出率

(%)

(c=b/a)

検体採取(件)

(a)

病原菌検出(件)

(b)

検出率(%)

(c=b/a)

1,702

222

13.04

3,974

350

8.81

仁川空港

793

165

20.81

1,586

251

15.83

金海空港

428

19

4.44

1,284

34

2.65

大邱空港

243

9

3.70

486

15

3.09

済州空港

18

-

-

36

-

-

清州空港

176

26

14.77

528

47

8.90

務安空港

34

-

-

34

-

-

襄陽空港

10

3

30.0

20

3

15.00

 

  米国、カナダなどは、航空機内の水質、表面などに対する衛生管理を実施しており、この流れに合わせ、疾病管理庁も7月29日から検査項目、採取場所、対象航空機などの拡大を推進*する。

  前年度下半期('23.7.31.~12.31.)比今年度上半期('24.1.1.1.~6.30.)病原菌検出率が2.8%p増加(11.5%→14.3%)

 

区分

基準

改善(7.29.~)

機内衛生検査

環境検体検査

① (検査項目) 8~11種

② (採取場所) 化粧室

① (検査項目) 9種** 統一

② (採取場所) 化粧室, 折畳テーブル

対象航空機

フィリピン、インド、エチオピア便

対象航空機の多様化

検出時の措置

 (検疫感染症) 消毒命令、不履行時、1千万以下の罰金を課す(現行維持)

 (検疫感染症以外の感染症) 消毒勧告(現行維持)

 ** (9種)コレラ菌、腸炎ビブリオ菌、ビブリオ敗血症菌、腸チフス菌、パラチフス菌、その他サルモネラ菌、細菌性赤痢菌、腸管出血性大腸菌、腸毒性大腸菌

 

  今後、段階的に航空機環境全般の衛生点検範囲を改善し、韓国国民が健康で快適な環境で旅行できるように支援していく

 

  チ・ヨンミ疾病管理庁長は「航空機衛生管理の改善を通じて国民の健康を守り、安全な旅行ができるように努力する」と明らかにした。

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