2020年4月7日火曜日

ドイツと韓国の致死率と実数の比較

2020年4月7日(火)
新種コロナウイルス対策で、ドイツの致死率の低さが話題になっています。
確かにイタリア、スペイン、イギリス(10%程度)などに比べて非常に低いです。
同じく致死率が低い韓国と比べて見ます。
感染者数・死者数の実数(4月6日発表)は  ドイツ 感染者100,132人 死亡者 1,584人 致死率1.6%  韓国  感染者 10,284人 死亡者  186人 致死率1.8% 致死率はほぼ同じですが、(人口はドイツが韓国の約1.6倍)  感染規模は韓国がほぼ十分の一。

どちらも大量にPCR検査をして感染者を徹底して洗い出しています。

ドイツの致死率の低さは多くのマスコミに紹介されていて
 ドイツの医療機器の十分な準備などの理由が説明されています。
4月5日 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57681220U0A400C2EA1000/
4月4日 4月6日更新 NYT
https://www.nytimes.com/2020/04/04/world/europe/germany-coronavirus-death-rate.html
3月24日 NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200324/k10012347921000.html

 
ドイツばかりに目が向いていますが、大量のPCR検査でほぼ同じ致死率の韓国は
ドイツよりをずっと感染者が少なく、死亡者が少ないのです。十分の一です。

この違いはどこから来ているのでしょうか?
私が推測するには
韓国は最初から徹底した水際対策をしてきたけれど、
ドイツは途中から水際対策に切り替え初期対応が遅れのためと思っています。
初期の水際対策の重要さが、この例から言えると思います。

韓国の数値をより詳しく見て行きます。
韓国は大邱・慶北地域の新天地教会のメガクラスター対応で大変苦労しました。
この地域(赤枠)だけで
   確診者 8,097人 死亡者 174名
  養老病院の集団感染等で死者も非常に多くなっています。
  この地区も、最近は抑えられ、他地域への感染拡大も防がれました。
他地域は
   確診者 2,187人 死亡者 12名です。
     ソウルでも未だ死亡者 0人です。


 他地域での非常に少ない結果を見ると、
  徹底検査で感染者を洗い出す対策が有用なことが理解できると思います。

ちなみに4月6日現在の日本の状態です。
確診者(国内) 3,865人 死者 93人 致死率 2.4%
 数字は韓国より少ないですが、
  日本の医療体制が優れた結果なのか、
  検査数の少なさの為なのか
   近日中に結果が出る事でしょう。

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