原文リンク 2023年12月22日
[2023年疾病管理庁政策拡大鏡]
2023年はコロナ19の日常回復元年、 国民の10人に8人が日常回復を認識 |
- (国民意識調査結果)国民の83.5%が「日常を回復した」と答えた。 -(2023年支援実績)保健所・選別診療所を通じて1,223万人分の検査を支援 / 96万人分の経口治療薬の処方を通じて高リスク群の重症化・死亡予防 / 135万人の患者を対象に入院治療費795億ウォン支援 / 生活支援費として有給休暇費1,356億ウォン支援 |
2023年は、疾病管理庁(庁長チ・ヨンミ)が関係部署、自治体、医療機関などと一緒にコロナ19の日常回復に向けて努力した一年だった。今年初め、中国の新型コロナウイルス感染者の増加で国内流入の脅威が高まったが、先制的な対応で国内への影響を最小限に抑え、その後、コロナ19の日常的な管理体制転換のためのロードマップを策定し、段階的に実施している。
今年6月、コロナ19の危機段階を3年4ヶ月ぶりに「深刻」から「警戒」に下方修正し、室内マスク、確診者隔離など国民が実感できる主な防疫措置を自律的に緩和した。8月末にはCOVID-19を4級感染症に転換するなど、国民の早急な日常生活の回復に拍車をかけたが、高リスク群を保護するための支援体制は維持した。
先月、国民1,500人を対象に行った意識調査(韓国リサーチ、11月15日)で、10人中8人が「韓国社会がコロナ19から日常を回復したと認識している」と回答した。
| < コロナ19の日常回復に対する国民の認識> (韓国リサーチ国民意識調査、11月15日) |
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[ 中国発リスクへの先制対応 ]
中国がゼロコロナ政策を廃止('22年12月)した後、確診者が爆発的に増加したため、年初から中国発の入国者を対象に短期ビザ制限、フライト増便制限、入国空港の一元化、Q-CODE義務化など、先制的な対応で防疫状況を安定的に管理した。その後、コロナ19の日常的な管理体制転換のためのロードマップを策定(3月29日)し、日常回復の基礎を築いた。
<中国からの入国者の入国後検査状況>
区分 | 1月 1週 | 1月 2週 | 1月 3週 | 1月 4週 | 2月 1週 | 2月 2週 | 2月 3週 | 2月 4週 |
検査者(名) | 6,373 | 9,539 | 12,412 | 7,360 | 9,458 | 10,848 | 12,892 | 14,228 |
陽性者(名) | 1,171 | 570 | 362 | 147 | 104 | 78 | 75 | 67 |
陽性率(%) | 18.4 | 6.0 | 2.9 | 2.0 | 1.1 | 0.7 | 0.6 | 0.5 |
[ 3年4ヶ月ぶりの危機段階の引き下げと防疫措置の転換]
'23年6月、COVID-19の危機段階が3年4ヶ月ぶりに「深刻」から「警戒」に下方修正*され、これに伴い、医院・薬局での室内マスク着用の義務や感染者7日間の隔離義務、介護病院・介護施設従事者の週1回の先制検査義務が勧告に転換されるなど、日常回復が本格化した。
* コロナ19危機警報段階(関心→注意→警戒→深刻)の変化 :
('20.1.3)関心 → ('20.1.20)注意 → ('20.1.27)警戒 → ('20.2.23)深刻 → ('23.6.1~現在)警戒
既存 | ⇨ | 変更(‘23年6月1日~) |
∙ (隔離) 確診者隔離義務(7日間) | ∙ (隔離) 隔離勧告に転換(5日間) | |
∙ (マスク着用) 医療機関・薬局など室内でのマスク着用義務 | ∙ (マスク着用) 医院・薬局へは勧告に転換 * 病院級以上の医療機関及び入所型感染脆弱施設では維持する。 | |
∙ (感染脆弱施設)従事者先制検査(週1回) | ∙ (感染脆弱施設)従事者先制検査勧告へ転換 |
入院・隔離期間中、確診者の隔離履行を誘導し、生活を支援するための生活支援費と有給休暇費も今年計110万件、1,356億ウォンを支援した。
[ 4級転換及び高リスク群重点保護]
コロナ19の疾病リスクの減少とこれまで蓄積された医療対応能力などを考慮し、去る8月31日にコロナ19を第4級感染症に転換し、一般医療システム内で管理している。
これにより、3年7ヶ月間続いていた毎日の確診者報告の集計が中止され、自治体と医療界の業務負担が軽減された。代わりに、527か所の標本監視機関を通じた陽性者監視と下水ベース監視など多層的な監視システムを運営し、コロナ19の発生傾向と変異を綿密にモニタリングしている。
日常回復過程においても、高リスク群に対する保護と支援体制は継続される。高リスク群が迅速に診断と治療を受けることができるよう、経口治療剤対象群*と高リスク入院患者など**に対する検査費を持続的に支援する。
* 60歳以上の者、12歳以上の基礎疾患者、免疫低下者、免疫不全者。
** ▲救急室・集中治療室入院患者、▲高リスク入院患者、▲療養病院、精神・リハビリテーション医療機関入院患者、▲老人医療福祉施設、障害者居住施設、精神療養施設入所者、▲当該患者の常駐保護者(介護者)
今年12月31日で運営を終了する保健所・選別診療所は、2020年1月20日に開所して以来、1,441日間コロナ19の診断検査業務を担当しており、今年約1,223万人の検査を支援した。 ('23年1月~11月)
また、2023年の1年間に約96万人分の経口治療薬の処方を通じて、高リスク群の重症化による死亡を予防*し、ワクチン接種も年1回への切り替えによる接種疲労感の解消など政策の受容性を高め、65歳以上の接種率が昨年同期比で高い水準である。
* (パクスロビド) 60歳以上の確診者中、未服用群に比べて服用群で重症化46%、死亡33%の予防効果(出典: Journal of Korea Medical Sicence)
(ラゲブリオ) 60歳以上の確診者中、未服用群に比べて服用群で重症化33%、死亡27%の予防効果(出典: Infection and Chemotherapy)
** (12月20日現在) 65歳以上の累積接種率39.8%(389万人)、昨年同期接種率27.7%。
高額の診療費が発生する入院治療費も今年135万人の患者を対象に795億ウォンを支援し、国民の負担を軽減した。 ('23年1月~10月)
疾病管理庁をはじめとする防疫当局は、日常生活の回復を推進しながらも、重症化・死亡リスクの高い高リスク群の保護体制を継続的に維持し、今冬のコロナ19を引き続き安定的に管理していくとともに、コロナ19感染症対応過程で得た教訓を踏まえ、関係省庁合同で策定した新型感染症パンデミック対策中長期計画*を着実に実施し、今後のパンデミックの脅威に備え、感染症から安全な社会を構築していく計画だ。
* 大統領主催の中央災害安全対策本部会議発表(`23年5月)
<添付> 1.感染症関連国民意識調査結果
2. 2023年コロナ19関連の主要支援状況
添付 1 |
| 感染症に関する国民意識調査結果 |
□ 調査概要
▪ (調査名) [疾病管理庁-韓国リサーチ特別企画] 感染症関連国民意識調査 ▪ (調査期間) '23年10月11日 ~ 10月16日 ▪ (調査対象及び方法) 全国18歳以上の男女1500人、ウェブ調査 ▪ (調査項目) ①感染症の認識、②感染症の回復度、③政府当局の新型感染症流行への備えと対応能力、④感染症対応主体の信頼、⑤感染症予防手引き実践行動及び意向、⑥予防接種参加意向、⑦防疫規範の実践、⑧感染症コミュニケーション及び情報案内、⑨虚偽操作情報(フェイクニュース)認識 |
□ 感染症回復度に関する調査内容
○ (社会)「私たちの社会はコロナ19から日常を取り戻した」と83.5%が回答
○ (個人)「コロナ19感染症、以前の個人の日常を取り戻した」81.6%回答
添付 2 |
| 2023年コロナ19関連の主な支援状況 |
□ 保健所・選別診療所検査件数(’23年1月~11月)
区分 | 60歳以上 | 疫学的関連性 | 감취 종사자 (この訳がよくわからない) | 患者·保護者 | その他 | 合計 | 日平均 |
1月 | 100,124 (4.7%) | 525,080 (24.4%) | 1,103,275 (51.3%) | 259,363 (12.0%) | 164,623 (7.6%) | 2,152,465 (100%) | 69,434 |
2月 | 78,656 (4.5%) | 189,746 (10.8%) | 1,183,265 (67.4%) | 244,076 (13.9%) | 60,655 (3.5%) | 1,756,398 (100%) | 62,729 |
3月 | 75,277 (4.7%) | 233,641 (14.6%) | 949,889 (59.5%) | 233,616 (14.6%) | 104,396 (6.5%) | 1,596,819 (100%) | 51,510 |
4月 | 76,051 (4.3%) | 200,918 (11.3%) | 1,221,762 (68.6%) | 227,380 (12.8%) | 55,160 (3.1%) | 1,781,271 (100%) | 59,376 |
5月 | 86,273 (4.0%) | 303,658 (14.2%) | 1,459,383 (68.4%) | 221,683 (10.4%) | 62,577 (2.9%) | 2,133,574 (100%) | 68,825 |
6月 | 64,306 (11.4%) | 132,295 (23.4%) | 149,356 (26.4%) | 186,682 (33.0%) | 33,187 (5.9%) | 565,826 (100%) | 18,861 |
7月 | 72,745 (10.9%) | 188,923 (28.2%) | 160,721 (24.0%) | 197,160 (29.5%) | 49,662 (7.4%) | 669,211 (100%) | 21,587 |
8月 | 82,845 (11.6%) | 210,987 (29.6%) | 178,870 (25.1%) | 181,252 (25.5%) | 57,826 (8.1%) | 711,780 (100%) | 22,961 |
9月 | 72,889 (23.3%) | - | 80,639 (25.8%) | 129,144 (41.3%) | 29,869 (9.6%) | 312,541 (100%) | 10,418 |
10月 | 76,031 (25.1%) | - | 87,473 (28.8%) | 117,439 (38.7%) | 22,462 (7.4%) | 303,405 (100%) | 9,787 |
11月 | 63,246 (25.2%) | - | 74,735 (29.8%) | 97,213 (38.8%) | 15,342 (6.1%) | 250,536 (100%) | 8,351 |
□ '23年コロナ19治療薬の使用状況
(12月7日現在, 単位: 名分) | |||
年度 | 経口治療剤 | 注射用治療剤 | 合計 |
‘23年1月 ~ 12月 | 95.8万 | 6.6万 | 102.4万 |
□ '23年 隔離入院治療費の支援金額及び支援人数(’23年1月~10月)
(単位: 億ウォン, 万名) | ||||||
年度 | 合計 | 内国人 | 外国人 | |||
支援金額 | 支援人数 | 支援金額 | 支援人数 | 支援金額 | 支援人数 | |
‘23年1月 ~ 10月 | 795 | 135 | 549 | 128 | 247 | 6.2 |
□ '23年 生活支援費及び有給休暇費(’23年1月~11月)
(単位: 億ウォン, 件) | ||||
年度 | 生活支援費 | 有給休暇日 | ||
支援金額 | 支援件数 | 支援金額 | 支援件数 | |
‘23年1月 ~ 11月 | 1,110 | 992,613 | 246 | 111,730 |