原文リンク
疾病管理庁・国立保健研究院、
全国単位コロナ19抗体陽性率二次調査結果発表 |
-- 全国17都市・道7,528人追跡調査- |
□ 疾病管理庁(庁長チ・ヨンミ)国立保健研究院(院長クォン・ジュンウク)は、韓国疫学会(課題責任者キム・ドンヒョン教授)及び地域社会関係機関*とともに進行した「地域社会基盤代表標本コロナ19抗体陽性率2次調査」の結果を 発表した。
* 全国17市・道及び258市・郡・区保健所、130カ所協力医療機関
○ 今回の調査では、昨年12月7日から22日まで、1次調査参加者(9,945人)のうち2次調査参加希望者(7,528人)に対してアンケート調査、採血及びコロナ19抗体検査を行った。
- 調査の結果、全体抗体陽性率(自然感染症およびワクチン接種を含む)は98.6%であり、一次調査結果(97.6%)と類似していることが確認された。
- 自然感染抗体陽性率は70.0%で、1次調査結果(57.2%)比12.8%増加し、同期間の確診者累積発生率51.5%('22年11月26日現在)より18.5%P高く、未確認感染者が多数存在することが確認された。
○ 二次調査でも自然感染抗体陽性率は年齢別、地域別に差があることが分かった。
- ワクチン接種率が低い小児、青少年層で自然感染抗体陽性率が高く、高年齢層に行くほど低いことが確認された。
* 5-9歳:1次調査82.5%→2次調査90.0%、10-19歳:70.3%→83.5%、70-79歳:1次調査42.8%→56.9%、80歳以上:1次調査 31.3% → 47.6%
【年齢別コロナ19抗体陽性率】 |
年齢別 | 調査件数 (名) | S抗体陽性率(%) | (A) N抗体陽性率(%) | (B) 同期間確診者 累積発生率(%) (`20.1.22.~`22.11.26.) | 未確診感染率(%) (A-B) | 05-09 | 165 | 92.3 | 90.0 | 81.5 | 8.5 | 10-19 | 553 | 95.5 | 83.5 | 72.5 | 11.0 | 20-29 | 547 | 99.0 | 71.1 | 59.2 | 11.9 | 30-39 | 686 | 99.6 | 72.2 | 58.2 | 14.0 | 40-49 | 1,033 | 99.1 | 73.5 | 50.2 | 23.3 | 50-59 | 1,290 | 99.3 | 67.2 | 40.0 | 27.2 | 60-69 | 1,677 | 99.2 | 65.7 | 40.1 | 25.6 | 70-79 | 1,142 | 99.6 | 56.9 | 39.0 | 17.9 | <80 | 435 | 98.4 | 47.6 | 41.0 | 6.6 | 全体 | 7,528 | 98.6 | 70.0 | 51.5 | 18.5 |
|
※ S:全抗体陽性率(自然感染+ワクチン接種)、N:自然感染抗体陽性率 |
- 地域別分析結果世宗特別自治市、江原道、釜山広域市、慶尚北道、ソウル特別市、済州特別自治道、大田広域市が全国自然感染抗体陽性率平均である70.0%より高いことが確認され、
- 各地域のワクチン接種率、集中治療の割合、人口・社会学的特性などを考慮した詳細な分析を進めている。
○ 全体抗体陽性率が高いということが、各個々のウイルスに対する防御力が高いことを意味するものではなく、国内外の研究結果から抗体は時間経過とともに減少することが報告された。
- 今回の調査でもワクチン接種および感染後に生成された抗体力価が3ヶ月時点から減少することを確認し、感染リスク度分析で抗体力価のレベルが低いほど感染リスクが増加することが分かった。
- したがって、高リスク群である60代以上は、危重症予防のためにワクチン追加接種が依然として必要である。
□ クォン・ジュンウク国立保健研究院長は「昨年の一次調査に続いて二次調査に積極的に協力してくださった国民の皆さんと全国17の市・道自治体、保健所、協力医療機関に感謝の気持ちを伝え、今後行われる3次調査にも積極的な 参加と協力をお願いします」と話した。