2022/07/25

コロナ19予防接種被害補償国家支援強化(2022年7月20日)

原文リンク 2022年7月19日

コロナ19予防接種被害補償国家支援強化

 

主な内容

コロナ19予防接種被害補償支援センター開所

□ 関連性疑い疾患支援額アップ、剖検結果死因不明慰労金支援拡大

 コロナ19予防接種対応推進団と分離し、コロナ19予防接種被害補償審議支援を専門に担当する機構として「コロナ19予防接種被害補償支援センター」開所(22年7月19日)

  - 関連性疑い疾患への支援金アップ及び剖検後、死因不明慰労金の新設など支援拡大

  - 異議申請機会拡大(1→2回)及び書留郵便による補償申請が可能なように拡大

 

 今後、異常反応の疑い届出事例などを対象に心理相談支援など国民の利便性を増進

   - 異常反応者などを対象に心理支援サービス提供(「22年7月中施行)

   - 報酬手続きの進行状況を確認できる情報提供システム構築(‘22年9月予定)

 

 また、コロナ19ワクチン安全性の科学的根拠を持続させるコロナ19ワクチン安全性研究センター運営(委託)予定 

 - コロナ19ワクチン安全性研究拡大のための安全性研究センター設置(’22年下半期予定)

 

 疾病管理庁(庁長:ペク・ギョンラン)は、コロナ19予防接種後被害補償を申請した国民の便宜を拡大するため、7月19日から「コロナ19予防接種被害補償支援センター(センター長チョ・ギョンスク、以下'被害補償支援 センター')を開所して運営すると明らかにした。 

   ○ 被害補償支援センターが開所するにつれて、コロナ19予防接種対応推進団とは別の組織で、コロナ19予防接種被害補償支援業務を集中して行うことになる。 

  ○ また、被害補償支援センターは直接的な補償業務の他にも、被害補償申請者などを対象に心理相談支援を提供し、被害補償情報システム運営9月予定)などの支援業務を遂行し、国民の利便性を増進する計画だ。

 

 被害補償支援センター運営とともに行われる主な内容は次の通りである。 

 ○(支援金増額)コロナ19ワクチンと関連性が疑われる疾患(審議基準④-1)に対する支援拡大のため、医療費支援上限が5,000万ウォン(既存3,000万ウォン)に増額され、死亡慰労金支給額は1億ウォン( 既存5,000万ウォン)に増額する。 

  被害補償支援センターは関連性疑い疾患対象者に個別案内し、すでに医療費の支援を受けたり、死亡慰労金を支給された場合、別途の追加申請手続きなしに既に支給された給付金額を除いた残りの金額を支給する予定である。

 

 関連性疑い疾患支援対象者(7月12日現在)

区分

医療費支援

143名

死亡慰労金

5名*

   心筋炎(2人、AZ接種事例、42日超過症例)、毛細血管漏出症候群(2人)、ギランバレー症候群(1人)

 

 ○(剖検後死因不明慰労金)コロナ19予防接種後42日以内に死亡し、剖検後も死亡原因が「不明」の場合、慰労金1,000万ウォンを支給する。   

   -  国外因果性審議基準及び国内専門家諮問を総合的に考慮し、接種と時間的関連性を認められる最大期間である42日に設定したことで、現在まで報告された剖検後死因不明事例は45人(6月23日現在) である。

     * コロナ19ワクチン安全委員会など国内専門家の意見を反映して42日に設定


○ (異議申請機会の拡大)コロナ19予防接種被害補償審議の結果に対する異議申請は、既存の1回から2回まで拡大した。 

    補償棄却決定を受けた日から90日以内に管轄保健所に異議申請書とともに必要に応じて追加書類等を提出するよう案内した(7月15日)。

 

 ○ (申請手続きの拡大)被害補償申請者が住民登録上の住所地管轄保健所に訪問が難しいやむを得ない事情がある場合、書留郵便を通じて補償申請ができるよう受付窓口を拡大した(7月15日)。 

     ※ 以前の補償申請時に異常反応申告が行われていない場合、管轄保健所を通じて異常反応申告と補償申請が同時に進行できるように拡大(5月30日)。

 

 ○ (心理支援)コロナ19予防接種後、異常反応で心理的困難を経験する異常反応疑い届出事例や家族などのトラウマを治癒し、迅速な日常回復を支援するために心理支援を実施する計画を明らかにした(2022年7月) 。 

    保健福祉部と協力して、国家・圏域トラウマセンターまたは自治体精神健康福祉センターで精神健康関連情報、心理相談などを提供する予定だ。

 

 ○ (情報システム)被害補償申請後、申請人が手続きの進行状況を容易に確認できるように情報システム改善を推進中だと明らかにした。 

     被害補償申請から補償決定段階まで審議の進行及び決定事項を段階別に確認できるように関連システムを構築する予定だ。

 

 これに加えて、疾病管理庁はコロナ19ワクチンと異常反応間の因果性評価の根拠を継続的に調べワクチン安全性関連研究を拡大することによりワクチン安全管理体系を構築すると明らかにした。

 

 ○ 医学専門機関に「コロナ19ワクチン安全性研究センター」を設置し、コロナ19ワクチンの安全性に関する国内資料分析や長短期研究などを通じてワクチン安全性の根拠を提供し、予防接種政策の確立などに活用する計画だ。


 疾病管理庁ペク・ギョンラン庁長は「コロナ19予防接種被害補償支援センターが開所され、コロナ19予防接種後被害補償の利便性向上及び効率的に支援できる基盤が設けられた」とし、 

 ○ 特に、「国民が恐れることなく安心して予防接種に参加できるように接種後、安全管理体系を運営するのに支障がないように推進する」と話した。


<添付> 1.コロナ19予防接種後の異常反応対応体系の比較

         2. コロナ19ワクチン異常反応関連国政課題の推進状況(略)

          3. 因果性認定および関連疾患基準(略)

          4. コロナ19予防接種被害補償関連統計(‘22年7月12日現在)


添付1

 

 コロナ19予防接種後の異常反応対応体系の比較

<既存コロナ19予防接種後の異常反応対応体系>

異常反応届出・調査

被害補償・支援

 

コロナ19予防接種対応推進団

 

• 異常反応の報告・監視

• 異常反応疫学調査及び被害調査

•被害補償審議支援および補償・支援業務

 

 

 

 

 

 

 

被害調査班

 

被害補償専門委員会

 

安全性研究

 

コロナ19ワクチン安全委員会

(推進団研究領域)

 

•コロナ19予防接種 - 異常反応間の因果性評価の根拠補完

 

 

 

< コロナ19予防接種後の異常反応対応体系>

異常反応監視

 

コロナ19予防接種対応推進団

 

異常反応報告・監視及び安全性信号検出

 

異常反応調査

被害補償・支援

 

コロナ19予防接種被害補償支援センター

 

• 異常反応疫学調査及び被害調査

• 被害補償審議支援及び補償・支援業務

• 異常反応コールセンター運営・相談、心理支援

• コンピュータシステム構築・運営

 

 

 

 

 

 

 

被害調査班

 

被害補償専門委員会

 

安全性研究

 

コロナ19ワクチン安全性研究センター

(民間専門機関への委託運営)

 

•コロナ19予防接種 - 異常反応間の因果性評価の根拠の強化

•ワクチンの安全性に関する長短期研究、専門家教育などの研究機能の強化

 

 

 

 

 

 




添付4

 

 コロナ19予防接種被害補償関連統計(「2022年7月12日現在)

 

 被害補償審議の状況 

  2022年6月末現在累積コロナ19予防接種被害補償申請件数は合計81,383件(異議申請2,286件含む) 

  審議完了件数は57,637件(申請比70.8%)で、死亡7件を含めて合計19,260件(33.4%)補償決定

 

2022年コロナ19予防接種被害補償審議の状況

区分

審議件数1)

補償2)

 

棄却

診療費

死亡

一時補償

葬祭

一時補償

総計

57,637

19,260

19,258

7

-

38,377

     1)本人負担金30万ウォン以上の審議事例12,695件、30万ウォン未満の審議事例44,942件

      2) 「感染病の予防及び管理に関する法律」施行令第29条による補償の種類で区分


 関連性疑い疾患(審議基準④-1)支援の状況 

  医療費支援対象者は合計143人(重症52人、軽症91人)であり、死亡慰労金の支援対象者は5人

 

 死亡一時補償金(審議基準①~③)及び死亡慰労金(審議基準④-1)執行状況 

【コロナ19予防接種被害補償 死亡一時補償金(葬祭費含む)及び死亡慰労金執行状況】

区分

疾患

因果性認定

7人

血小板減少性血栓症(1人)、心筋炎(6人)

関連性疑い疾患

5人

心筋炎*(2名)、毛細血管漏出症候群(2名)、ギラン-バレー症候群(1名)、

 * 心筋炎2件中1件はアストラゼネカ接種事例、残り1件は症状発現期間が42日を超えた事例

2022/07/24

報道説明資料 臨時選別検査所を見つけるのが難しい

原文リンク 2022年7月24日

□ 防疫当局は7月末まで臨時選別検査所を70ヶ所まで支障なく拡大していき、週末運営や運営時間案内など正確な情報提供などを通じて国民の不便を最小限にしていきます。

   (7月23日、連合ニュース「70ヶ所に増やすと…今週末も臨時選別検査所探し難いね」関連)

    (7月23日、SBS「休日「検査空白」を減らすと…周辺検査所がありません」関連)

    (7月23日、テレビ朝鮮「土曜日ソウル臨時選別診療所運営わずか1ヶ所のみ」)

    (7月23日、MBN「日平均確診者が6万人を突破。臨時選別検査所は全国に10ヶ所」)

 

 記事の主な内容 

  ソウルは5カ所あるが土曜日の運営は1カ所だけで臨時選別検査所を大幅に増やす計画だが、期待したほど臨時選別検査所を見つけるのが難しい。 政府サイトで設置場所と運営時間を案内するが更新が遅れるなど情報が不正確

 

  全国に設置されたコロナ19臨時選別検査所は全10箇所に過ぎない

 

 説明内容 

 ○ 政府は現行設置・運営中の臨時選別検査所10カ所(ソウル市5カ所含む)を7月末までに確診者が集中発生する首都圏を中心に70カ所まで拡充*していく計画です。 

     規模:10ヶ所(7月24日現在)→70ヶ所(首都圏55ヶ所、非首都圏15ヶ所)

 - 確診者急増(1日30万人)時には全国市郡区まで拡大していく計画で、検査需要に備えて検査所が不足しないように支障なく準備中です。

 

 ○ また、コロナ診断・検査需要が集中する週末及び祝日と平日に臨時選別検査所が正常に運営できるよう、運営時間の延長などを通じて国民の利便性を改善していきます。 

     * (現在)平日、日中の運営→(変更)週末、夜間にも運営拡大 

 ○ また、政府コロナ19ホームページ(http://ncov.mohw.go.kr)に臨時選別検査所の新規設置及び運営状況(週末運営、運営時間案内など)が正確に提供され、国民の不便が最小限に抑えられるよう自治体と の協力を強化していく計画であることをお知らせします。