2022/05/11

2022年5月11日(水)韓国のコロナウイルス発生状況

 原文リンク 

1. コロナ19国内発生状況

区分

5.5.

5.6.

5.7.

5.8.

5.9.

5.10.

5.11.

死亡者*

79

48

83

71

40

62

29

入院中

危重症

441

423

419

423

421

398

383

入院

464

274

435

379

298

402

419

*死亡報告集計日に基づいており実際の死亡日と差異がある可能性がある

 

□ 国内発生43,888人、海外流入事例は37人が確認され、新規確診者は合計43,925人で、総累積確診者数は17,658,794人(海外流入32,239人)である。 

【国内新規確診者の状況の推移

区分

5.5.

5.6.

5.7.

5.8.

5.9.

5.10.

5.11.

国内確診者数

42,266

26,674

39,567

40,037

20,576

49,910

43,888

60歳以上

確診者数

9,302

5,583

8,861

9,479

3,467

8,735

8,758

%

22.0

20.9

22.4

23.7

16.8

17.5

20.0

18歳以下

確診者数

7,808

5,239

7,259

7,372

4,858

10,687

8,737

%

18.5

19.6

18.3

18.4

23.6

21.4

19.9

 

2. コロナ19治療病床および在宅治療状況

区分

(単位: 床)

危重症

準重症

中等症

軽症

重患者専門治療病院

準重症者病床

感染症専門病院

生活治療センター

保有

使用

 

使用可

保有

使用

 

使用可

保有

使用

 

使用可

保有

使用

 

使用可

%

%

%

%

全国

2,501

471

18.8

2,030

3,355

759

22.6

2,596

11,729

1,733

14.8

9,996

4,615

539

11.7

4,076

首都圏

1,729

301

17.4

1,428

2,402

455

18.9

1,947

5,059

520

10.3

4,539

2,368

312

13.2

2,056

非首都圏

772

170

22.0

602

953

304

31.9

649

6,670

1,213

18.2

5,457

2,247

227

10.1

2,020

  入院待機患者は2021年12月29日0人に解消された後、持続的に0人である。  

 【在宅治療状況(5月11日0時)    

在宅治療人数

新規在宅治療者(5月10日)

全体

 (集中管理群)

232,866

(17,018)

42,962

 

3. コロナ19ワクチン接種状況

 

【コロナ19予防接種状況】(単位 : 名, %)

区分

前日累計(A)

新規接種(B)1)

新規接種(A+B)1)

人口2)対比接種率

全体

12+

18+

60+

1次

45,039,473

597

45,040,070

87.8

95.6

97.3

96.4

2次

44,556,890

803

44,557,693

86.8

94.6

96.5

95.8

3次

33,189,174

7,024

33,196,198

64.7

70.5

74.3

89.6

4次

2,972,358

117,627

3,089,985

6.0

 

 

21.6

 

(60歳以上)3)

 

2,855,492

 

115,752

 

2,971,244

1)ヤンセンワクチンの場合、1回接種だけで基本接種が完了するので、接種時「1次接種」と「2次接種」統計にすべて追加し、ヤンセン2次(ブースター)の場合は3次(ブースター)合計に追加

2) 2021年12月行政安全部住民登録人口状況(居住者) 基準 (居住不明、在外国民除外) 

3) 60歳以上年齢層4次接種施行により接種者別途表示 

【ワクチン別接種状況(単位:名)】

区分

1次接種

2次接種

3次接種

4次接種

新規

累積

新規

累積

新規

累積

新規

累積

597

45,040,070

803

44,557,693

7,024

33,196,198

117,627

3,089,985

PF

349

25,437,763

407

26,995,528

6,073

22,246,887

101,146

2,654,362

M

6

6,812,326

24

6,637,880

571

10,856,837

10,542

252,115

AZ

-

11,075,439

-

9,242,133

-

1,738

-

-

J1)

1

1,516,196

 

 

-

26,844

-

11

NVX

241

116,571

371

86,570

380

57,450

5,939

183,497

その他ワクチン2)

-

81,775

-

79,386

-

6,442

-

-

 1)ヤンセンワクチンは、一次接種で基礎接種が完了し、二次接種としてワクチン使用されない

2) その他ワクチンは、国外許可ワクチン(国内未承認ワクチン(WHO承認ワクチン))の接種力が登録された者(シノパーム、シノバック等)


 国内ワクチン残余量(単位: 万回分)


ファイザー

ファイザー

(小児用)

モデルナ

ヤンセン

ノババックス

1,488.5

779.6

18.3

333.5

198.6

158.5

※ 上記統計資料は予防接種登録状況により変わりうる統計です。


 死亡者及び危重症患者の状況 (5月11日0時現在)

 

< 性別・年齢別死亡状況 >

区分

新規死亡

(%)

死亡累計

(%)

致命率(%)

危重症

構成比(%)

29

(100.00)

23,491

(100.00)

0.13

383

(100.00)

性別

13

(44.83)

11,424

(48.63)

0.14

221

(57.70)

16

(55.17)

12,067

(51.37)

0.13

162

(42.30)

年齢

80歳以上

21

(72.41)

13,857

(58.99)

2.68

157

(40.99)

70-79

2

(6.90)

5,397

(22.97)

0.64

108

(28.20)

60-69

5

(17.24)

2,790

(11.88)

0.16

70

(18.28)

50-59

1

(3.45)

957

(4.07)

0.04

27

(7.05)

40-49

0

(0.00)

302

(1.29)

0.01

12

(3.13)

30-39

0

(0.00)

103

(0.44)

0.00

7

(1.83)

20-29

0

(0.00)

56

(0.24)

0.00

1

(0.26)

10-19

0

(0.00)

8

(0.03)

0.00

0

(0.00)

0-9

0

(0.00)

21

(0.09)

0.00

1

(0.26)

致命率(%) = 死亡者数 / 確診者数 × 100

* 危重症 : 高流量(high flow) 酸素療法人工呼吸器, ECMO(体外膜酸素供給), CRRT(持続的腎機能代替療法) などで隔離治療中の患者

* 死亡者集計は死亡報告集計日基準で、実際の死亡日と差がある場合がある

※ 上記統計は全て今後の疫学調査過程で変更がありうる


 

 海外流入確診者状況 (5月11日0時現在) 

< 海外流入確診者状況*(‘20年1月3日以降累計)>

区分

合計

(推定)流入国家*

確認段階

国籍

中国

アジア(中国除)

ヨーロッパ

アメリカ

アフリカ

大洋州

未確認

検疫段階

地域社会

内国人

外国人

新規

37

0

24

3

10

0

0

0

4

33

21

16

累計

32,239

537

16,013

4,656

9,034

1,580

419

0

11,073

21,166

17,690

14,549

(1.7%)

(49.7%)

(14.4%)

(28.0%)

(4.9%)

(1.3%)

(0.0%)

(34.3%)

(65.7%)

(54.9%)

(45.1%)

 

 

 最近1週間検査及び確診者状況 (5月5日~5月11日) (単位 : 件, 名, %)

区分

5.5.

5.6.

5.7.

5.8.

5.9.

5.10.

5.11.

週間累計

総累計

総検査件数1)

133,900

58,324

208,081

71,826

59,586

226,133

集計中

757,850

171,652,754

 

選別診療所(統合)

検査件数2)

85,258

35,051

144,521

36,767

36,982

151,580

90,006

580,165

28,971,746

新規確診者数3)

42,289

26,702

39,592

40,053

20,595

49,933

43,925

263,089

17,658,794

 1)(総検査件数)検査機関(医療機関、検査専門機関(受託)、保健環境研究院)から報告された件数を報告日基準で集計した数値として、報告機関の状況によって変動する可能性のある暫定統計である

    *感染脆弱施設先制検査、海外入国者検査、医療機関・施設の入院・入所前検査、確認者経過観察中検査など

2)(選別診療所(統合)検査件数)選別診療所(統合)検査件数をシステムを通じて集計した数値

3)(新規確診者数)コロナ19情報管理システムに報告されたPCR陽性数と専門家用迅速抗原検査(RAT)陽性者数

2022/05/10

コロナ19経口治療薬オミクロン細部系統ウイルス抑制効果の確認(2022年5月6日)

 原文リンク 

コロナ19経口治療薬オミクロン細部系統ウイルス抑制効果確認

 

◈ 国内流行オミクロン細部系統ウイルス(BA1、BA1.1、BA2)に対する経口治療剤(パクスロビド、ラゲブリオ)の抗ウイルス効能を細胞レベルで確認

◈ 国立感染病研究所は新規変異に備え、治療剤に対する迅速な効能評価力量強化推進

 

 疾病管理庁(庁長チョン・ウンギョン)、国立保健研究院(院長クォン・ジュンウク)は5月6日(木)コロナ19経口治療剤のオミクロン細部系統変異ウイルス*に対する効能分析結果を発表した。 

    BA.1, BA.1.1, BA.2 ウイルス

 

  効能分析は、経口治療剤(パクスロビド、ラゲブリオ)を対象に、国内流行コロナ19オミクロン細部系統ウイルスに対する抗ウイルス効能を細胞レベルでウイルス増殖が抑制(50%程度)される薬物濃度測定を通じて 評価した。

 

    パクスロビド(成分名ニルマトレルビル)とラゲブリオ(成分名モルフィラビル)は、国内流行のオミクロン細部系統ウイルスに対して従来のデルタ変異ウイルスと比較すると、効能が維持*されることが明らかになり、

  * デルタ変異株とのIC50**値が0.7~2.4倍程度差があるが、効能維持

    ** ウイルス増殖が50%抑制される薬物濃度(Inhibitory Concentration 50、IC50)


  既存の国内で注射剤として使用中のベクルリジュ(成分名レムデシベル)もオミクロン細部系統変異ウイルスに対して抗ウイルス効能が維持されると分析された。 

   *  デルタ変異株とのIC50値が1.1~1.8倍差があるが、効能維持

 

 国立保健研究院クォン・ジュンウク院長は「コロナ19変異ウイルス発生時、国内で使用中の治療剤の効能を継続的に評価する予定であり、   国立感染病研究所新種ウイルス研究センターを中心に運営中の抗ウイルス拠点実験室との協力を通じて、治療剤探索技術の高度化など治療剤開発対応力量を強化する計画だ」と明らかにした。


添付

 

 in vitro 細胞画像を用いたコロナ19治療薬効能評価法

 

 in vitroでの細胞画像を用いた分析法

  (概要) 細胞にウイルスを感染させた後、治療剤を濃度別に処理して細胞内ウイルス増殖が50%抑制される薬物濃度(IC50)測定


 

 ○ 結果分析の例(細胞イメージ分析)

  - ウイルスに感染した細胞は緑色蛍光反応で確認され、この感染細胞数の分析により治療薬効能の評価

   薬物未投与              抗ウイルス薬投与

   感染した細胞(緑色)             感染した細胞(緑色)がほとんど無い

 그림입니다. 원본 그림의 이름: CLP000033fc0004.bmp 원본 그림의 크기: 가로 716pixel, 세로 344pixel

 *  (左) 薬物未処理時にウイルスに感染した緑色蛍光細胞数の確認

  (右)薬物処理時のウイルスに感染した緑色蛍光細胞数の減少現象の確認