2022/04/25

2022年4月25日(月)韓国のコロナウイルス発生状況

 原文リンク 

1. コロナ19国内発生状況

区分

4.19.

4.20.

4.21.

4.22.

4.23.

4.24.

4.25.

死亡者*

130

166

147

206

151

109

110

入院中

危重症

834

808

846

833

738

726

668

入院

780

811

650

697

771

656

357

*死亡報告集計日に基づいており実際の死亡日と差異がある可能性がある

 

□ 国内発生34,339人、海外流入事例は31人が確認され、新規確診者は合計34,370人で、総累積確診者数は16,929,564人(海外流入31,828人)である。 

【国内新規確診者の状況の推移

区分

4.19.

4.20.

4.21.

4.22.

4.23.

4.24.

4.25.

国内確診者数

118,458

111,284

90,827

81,043

75,420

64,689

34,339

60歳以上

確診者数

23,919

25,290

19,938

18,543

18,843

16,026

6,614

%

20.2

22.7

22.0

22.9

25.0

24.8

19.3

18歳以下

確診者数

25,801

21,923

17,133

15,144

13,998

11,664

7,723

%

21.8

19.7

18.9

18.7

18.6

18.0

22.5

 

2. コロナ19治療病床および在宅治療状況

区分

(単位: 床)

危重症

準重症

中等症

軽症

重患者専門治療病院

準重症者病床

感染症専門病院

生活治療センター

保有

使用

 

使用可

保有

使用

 

使用可

保有

使用

 

가용

保有

使用

 

使用可

%

%

%

%

全国

2,791

994

35.6

1,797

3,550

1,546

43.5

2,004

16,148

3,897

24.1

12,251

13,293

1,771

13.3

11,522

首都圏

1,957

655

33.5

1,302

2,515

988

39.3

1,527

7,321

1,446

19.8

5,875

8,661

970

11.2

7,691

非首都圏

834

339

40.6

495

1,035

558

53.9

477

8,827

2,451

27.8

6,376

4,632

801

17.3

3,831

  入院待機患者は2021年12月29日0人に解消された後、持続的に0人である。  

 【在宅治療状況(4月25日0時)

在宅治療人数

新規在宅治療者(4月24日)

全体

 (集中管理群)

509,696

(45,128)

41,259

 

3. コロナ19ワクチン接種状況

 

【ワクチン接種状況(名, %)】

区分

前日累計(A)

新規接種(B)1)

累積接種(A+B)1)

人口2)対比接種率

全体

12+

18+

60+

1次

45,022,744

18

45,022,762

87.7

95.5

97.2

96.3

2次

44,537,665

23

44,537,688

86.8

94.6

96.4

95.8

3次

33,066,938

95

33,067,033

64.4

70.2

74.1

89.4

4次

836,334

419

836,753

1.6

 

 

5.4

 

(60歳以上)3)

 

740,674

 

414

 

741,088

1)ヤンセンワクチンの場合、1回接種だけで基本接種が完了するので、接種時「1次接種」と「2次接種」統計にすべて追加し、ヤンセン2次(ブースター)の場合は3次(ブースター)合計に追加

2) 2021年12月行政安全部住民登録人口状況(居住者) 基準 (居住不明、在外国民除外) 

3) 60歳以上年齢層4次接種施行により接種者別途表示(4.14-4.24は当日接種のみ施行)

 

【ワクチン別接種状況(単位:名)】

区分

1次接種

2次接種

3次接種

4次接種

新規

累積

新規

累積

新規

累積

新規

累積

18

45,022,762

23

44,537,688

95

33,067,033

419

836,753

PF

16

25,427,073

12

26,985,127

82

22,140,007

337

690,719

M

-

6,811,856

-

6,637,187

9

10,842,889

19

75,028

AZ

-

11,074,967

-

9,241,685

-

1,587

-

-

J1)

-

1,516,022

 

 

-

26,817

-

1

NVX

2

111,818

11

79,015

4

49,511

63

71,005

その他ワクチン2)

-

81,026

-

78,652

-

6,222

-

-

1)ヤンセンワクチンは、一次接種で基礎接種が完了し、二次接種としてワクチン使用されない

2) その他ワクチンは、国外許可ワクチン(国内未承認ワクチン(WHO承認ワクチン))の接種力が登録された者(シノパーム、シノバック等)


 国内ワクチン残余量(単位: 万回分)

ファイザー

ファイザー

(小児用)

モデルナ

ヤンセン

ノババックス

総計

備考

981.6

20.6

351.8

198.6

171.9

1,724.4

 

 ※ 上記統計資料は予防接種登録状況に応じて変動しうる暫定統計である


 死亡者及び危重症患者の状況 (4月25日0時現在)

< 海外流入確診者状況*(‘20年1月3日以降累計)  >

区分분

死亡新規

(%)

死亡累計

(%)

致命率(%)

危重症

構成比(%)

110

(100.00)

22,243

(100.00)

0.13

668

(100.00)

性別

51

(46.36)

10,789

(48.51)

0.14

413

(61.83)

59

(53.64)

11,454

(51.49)

0.13

255

(38.17)

年齢

80歳以上

65

(59.09)

13,094

(58.87)

2.68

277

(41.47)

70-79

21

(19.09)

5,158

(23.19)

0.64

163

(24.40)

60-69

15

(13.64)

2,629

(11.82)

0.15

142

(21.26)

50-59

7

(6.36)

904

(4.06)

0.04

49

(7.34)

40-49

1

(0.91)

283

(1.27)

0.01

15

(2.25)

30-39

0

(0.00)

98

(0.44)

0.00

7

(1.05)

20-29

1

(0.91)

51

(0.23)

0.00

8

(1.20)

10-19

0

(0.00)

8

(0.04)

0.00

3

(0.45)

0-9

0

(0.00)

18

(0.08)

0.00

4

(0.60)

致命率(%) = 死亡者数 / 確診者数 × 100

* 危重症 : 高流量(high flow) 酸素療法人工呼吸器, ECMO(体外膜酸素供給), CRRT(持続的腎機能代替療法) などで隔離治療中の患者

* 死亡者集計は死亡報告集計日基準で、実際の死亡日と差がある場合がある

※ 上記統計は全て今後の疫学調査過程で変更がありうる

  

 海外流入確診者状況 (4月25日0時現在)

 

< 海外流入確診者状況*(‘20年1月3日以降累計) >

区分

合計

(推定)流入国家*

確認段階

国籍

中国

アジア(中国除)

ヨーロッパ

アメリカ

アフリカ

大洋州

未確認

検疫段階

地域社会

内国人

外国人

新規

31

0

21

5

3

0

2

0

10

21

15

16

累計

31,828

519

15,790

4,581

8,954

1,576

408

0

10,968

20,860

17,496

14,332

(1.6%)

(49.6%)

(14.4%)

(28.1%)

(5.0%)

(1.3%)

(0.0%)

(34.5%)

(65.5%)

(55.0%)

(45.0%)

 

 

 最近1週間検査及び確診者状況 (4月19日~4月25日) (単位 : 件, 名, %) 

区分

4.19.

4.20.

4.21.

4.22.

4.23.

4.24.

4.25.

週間累計

総累計

総検査件数1

316,541

203,397

155,131

234,348

175,006

87,718

集計中

1,172,141

169,386,855

 

選別診療所(統合)

検査件数2)

201,137

120,982

85,493

155,567

105,108

49,274

47,212

764,773

27,490,814

新規確診者数3)

118,478

111,301

90,858

81,058

75,449

64,725

34,370

576,239

16,929,564

 1)(総検査件数)検査機関(医療機関、検査専門機関(受託)、保健環境研究院)から報告された件数を報告日基準で集計した数値として、報告機関の状況によって変動する可能性のある暫定統計である

    *感染脆弱施設先制検査、海外入国者検査、医療機関・施設の入院・入所前検査、確認者経過観察中検査など

2)(選別診療所(統合)検査件数)選別診療所(統合)検査件数をシステムを通じて集計した数値

3)(新規確診者数)コロナ19情報管理システムに報告されたPCR陽性数と専門家用迅速抗原検査(RAT)陽性者数

2022/04/24

国内コロナ19ワクチン三次接種効果 国外学術誌掲載(2022年4月22日)

 原文リンク 

◇ 国内60代以上年齢層10,999,292人対象コロナ19ワクチン3次接種の感染、危重症、死亡予防効果分析結果それぞれ75.0%、91.6%、92.3%と確認

◇ 疾病管理庁は国内コロナ19ワクチン効果評価のための研究をK-COVE Study*と命名し、「科学防疫のためのビッグデータ」活用の側面から多様な領域を分析して政策に反映予定

    * Korea COvid-19 Vaccine Effectiveness Study

 

 疾病管理庁(庁長チョン・ウンギョン)は「国内60代以上の年齢層でコロナ19 3次接種予防効果」を分析した結果が4月19日、国外有名学術誌「Clinical Infectious Diseases」に掲載されたと明らかにした。 

   Effectiveness of Booster mRNA Vaccines against SARS-CoV-2 Infection in Elderly Population, South Korea, October 2021 – January 2022

https://academic.oup.com/cid/advance-article/doi/10.1093/cid/ciac319/6570782?searchresult=1

 

  今回の論文は国内居住60代以上年齢層約1100万人を対象に、2021年10月から〜2022年1月までコロナ19ワクチン2次接種完了群と、3次接種完了群でコロナ19感染、重症 、致命率を分析した結果、

 

   - 2次接種のみ完了した群に比べて3次接種完了群で感染予防効果は75.0%(95%信頼区間74.1%~75.8%)、危重症予防効果は91.6%(95%信頼区間89.2~93.4%) 、死亡予防効果は92.3%(95%信頼区間88.7~94.8%)と分析された。

 今回の結果はこれまで国内コロナ19予防接種計画の樹立および施行後の効果評価と予防接種の重要性を強調するために定期的に分析され、数回国内報道資料を通じて紹介された内容であり、

 

  現在まで、世界的に60代以上の年齢で3次接種効果を分析した研究の中で最も規模の大きい研究で、国外有名学術誌に論文として掲載され、国内コロナ19予防接種の効果と分析能力を学術的に認められたことに意味 があるとした。

 

 疾病管理庁は国内コロナ19ワクチン効果評価のための一連の研究をK-COVE(Korea COvid-19 Vaccine Effectiveness) Studyと命名し、

  「科学防疫のためのビッグデータ」活用の側面で、4次予防接種効果、接種後効果持続期間、ワクチン失敗危険要因などコロナ-19ワクチンに関連する多様な領域を分析して政策に反映する予定だと述べた。

 

[K-COVE Study 概要]

研究目的:国内コロナ19予防接種効果評価

研究対象:国内コロナ19予防接種推奨対象人口約5千3百万人

主な内容:接種率、突破感染症状、年齢別、身分別、接種回数別予防接種効果、効果持続期間など

これまでの実績

   -  (プレスリリース) 週単位予防接種効果評価結果を含む

   -  (学術論文) 3編

   ・ 高3対象予防接種効果。 Vaccine 2021年12月

   ・ 突破感染の状況。 Emerging Infectious Disease. 2022年3月

  ・小児における予防接種効果。 JKMS 2022年5月


添付

 

国内60代以上の高齢層でのコロナ19二次接種者対比3次接種者感染、危重症、死亡予防効果の主な結果

 

◇  [分析対象]  3次接種を開始した時点('21年10月12日)から2022年1月.22日.までの確診者および60歳以上人口10,999,292人(3次接種開始前の確診者、外国人および国籍未詳、海外接種者、 海外流入確診者、再感染推定事例などを除く)

◇  [分析内容]  国内60代以上の高齢層で3次予防接種効果評価

◇  [予防接種力分類]

     - 2次接種群:コロナ19ワクチン2次接種後5ヶ月以上経過した場合

     - 3次接種群:コロナ19ワクチン3次接種をした場合

 

表 1. 三次予防接種の感染、危重症、死亡予防効果

区分

感染

危重症

死亡

3次予防接種の有無

危険比

(HR)

効果

(aVE)

危険比

(HR)

効果

(aVE)

危険比

(HR)

効果

(aVE)

2次接種群

Ref.

-

Ref.

-

Ref.

-

3次接種群

0.258

75.0%

0.084

91.6%

0.077

92.3%

 

図 1. 次予防接種による感染、危重症、死亡生存曲線(カプラン・マイヤー(Kaplan-Meier )曲線