原文リンク 韓国疾病管理庁 2021年8月30日 定例ブリーフィング資料より
□ 必要性
○ 妊婦はコロナ19感染の高危険群で妊婦のコロナ19感染時の症状及び罹患率が非妊娠妊娠可能年齢の女性に比べて多く、妊娠の結果にも悪影響を与えることが報告されている
- 米国の事例分析からコロナ19感染有症状妊婦はコロナ19感染一般妊娠可能年齢の女性(有症状)に比べて集中治療室に入院したり、人工呼吸器やECMO治療を受ける可能性、死亡率が有意に高いことを確認
□ 妊婦の予防接種の有効性及び安全に関する研究結果
○ (有効性)イスラエルで妊婦(約7,000人)の予防接種後、コロナ19の感染が80%減少を確認、へその緒を介して新生児の受動免疫を提供効果を確認
○(安全性)非妊娠接種者と異常反応は同じようなことが確認されており、アメリカの事例分析の結果、分娩時早産、流産、奇形児発生率が未接種者と差がなく、流産のリスクが増加する状況は見られない
□ 国外事例
区分 | 接種政策 |
WHO | ハイリスク妊婦への予防接種勧告は、医師と相談して利益が高いと判断されたら、選択して接種可能 |
英国 | 妊婦にmRNAワクチン接種勧告 |
カナダ | 妊婦に予防接種勧告 |
ヨーロッパ産婦人科学会 | ワクチン接種時の利益とリスクを説明し、高危険群の妊婦はワクチン接種を勧告 |
日本 | 妊婦に予防接種勧告 |
米国 | 妊婦(12歳以上)対象の予防接種勧告(8月11日) |
□ 推進計画
○ 大韓産婦人科学会など関連学会と協議して、妊婦の予防接種ガイドラインと案内文を準備して、細部実行計画して案内
□ 有効性及び安全性に関する研究結果
○ (有効性)成人より大きな免疫反応を誘発し、COVID-19に対して高い予防効果を見せる(2回接種7日後、感染予防効果100%)
○(安全性)臨床試験の結果、12〜15歳で、ファイザー社コロナ19ワクチンは、良好な安全性を見せる、アメリカの事例分析結果報告された異常反応のほとんどが深刻でなかったし、深刻な異常反応中、心筋炎及び心筋炎関連症状が最も多く見いだされた。報告された死亡例のうち、心筋炎又は予防接種との因果関係が示唆された事例はなかった
□ 国外事例
区分 | 接種政策 |
WHO | 16歳以上のすべての若者は、12-15歳高危険群(基礎疾患のある小児、青少年)に限って接種を検討(may be offered) |
ECDC | 12歳以上の高危険群(基礎疾患がある小児青少年など)に限って接種を検討 |
イスラエル | 12歳以上のすべての小児青少年→5-11歳高危険群を追加する予定 |
英国 | 12歳以上の高危険群*のみ→16歳以上のすべての小児青少年に拡大予定 *深刻な神経系障害、ダウン症候群、深刻な発達/肢体障害、免疫低下をもたらす基礎疾患 |
ニュージーランド | 16歳以上のすべての小児青少年 |
豪州 | 16歳以上のすべての小児青少年、12歳以上の高リスク群 |
香港 | 16歳以上のすべての小児青少年→12歳以上に拡大する予定 |
米国, カナダ, シンガポール, 日本 | 12歳以上のすべての小児青少年 |
□ 推進計画
○ コロナ19感染の高危険群の小児青少年対象の基準などの関連学会協議
○ 教育部などの関係省庁の協議を通じて詳細実行を樹立して案内