2021/01/07

1月7日(木)発表、韓国のコロナウイルス発生状況

 原文リンク

 2021年月7日0時現在

 累積確診者数66,686名(国内発生61,080名、海外流入5,606名)
 新規感染者は870名で この内国内発生 833名 海外流入 37名
    検査数 64,943件 陽性率 1.34%
 死亡者は19名で累計 1,046名 致命率 1.57

 隔離解除者 47,649名(71.45%)  隔離中17,991名

  危篤・重症患者数 400名


【国内発生確診者現況(2021年1月7日0時2020年1月3日以後累計)

区分

合計

ソウル

釜山

大邱

仁川

光州

大田

蔚山

世宗

京畿

江原

忠北

忠南

全北

全南

慶北

慶南

済州

新規

833

292

23

10

37

28

9

9

3

294

30

14

19

2

0

34

20

9

累計

61,080*

20,226*

1,989

7,876*

3,086

1,196

853

693

134

15,085

1,355

1,263

1,650

817

537

2,486

1,394

440

* 重複集計訂正(1月6日0時、ソウル-1、大邱-1)

 

海外流入確診者現況(2021年1月7日0時,2020年1月3日以後累計)】

区分

合計

(推定)流入国家*

確認段階

国籍

中国

アジア

(中国外)

ヨーロッパ

アメリカ

アフリカ

大洋州

検疫段階

地域社会

内国人

外国人

新規

37

0

17

3

14

3

0

14

23

26

11

累計

5,606

34

2,618

988

1,763

181

22

2,516

3,090

3,071

2,535

(0.6%)

(46.7%)

(17.6%)

(31.5%)

(3.2%)

(0.4%)

(44.9%)

(55.1%)

(54.8%)

(45.2%)

* アジア(中国以外) : バングラディシュ 1(1), インドネシア 7(1), インド 1(1), ミャンマー 2(2), ロシア 1(1), 日本 1, カザフスタン 1(1), アラブ首長国連邦 3, ヨーロッパ : ポーランド 1, ハンガリー 1, ウクライナ 1(1), アメリカ : 米国 13(3), メキシコ 1, アフリカ : 南アフリカ共和国 3    ※ カッコ内は外国人人数


確診者管理現況*(2020年1月3日以後累計)

区分

隔離解除

隔離中

危重症患者**

死亡者

1月6日0時

46,995

17,7941)

411

1,027

1月7日0時

47,649

17,991

400

1,046

増減

(+)654

(+)197

(-)11

(+)19

*1月6日0時から1月7日0時までの間に疾病管理本部に報告・受理された資料より。

 **危重症患者:高流量(high flow)酸素療法,人工呼吸器、ECMO(体外膜酸素供給)、CRRT(持続的心臓代替療法)の治療を受けている患者

1) 重複集計訂正(1月6日0時、ソウル-1、大邱-1)

※上記の統計は、すべて今後の疫学調査の過程で変更されることがあります 



 確診者日別現況 (2021年1月7日0時現在, 66,686)

< 国内申告及び検査現況*(2020年1月3日以後累計) >

区分

検査人数総計**

結果陽性

検査中

結果陰性

確診者

隔離解除

隔離中

死亡

1月6日0時

4,504,8661)

65,8161)

46,995

17,7941)

1,027

192,082

4,246,968

1月7日0時

4,569,809

66,686

47,649

17,991

1,046

191,762

4,311,361

増減

+64,943

+870

+654

+197

+19

-320

+64,393

*1月6日0時から1月7日0時までの間に疾病管理庁に申告・提出された資料基準

   (国費と健康保険給付検査のみが含まれており、確定者の隔離を解除する前の検査などは含まず)

**検査中の件数は当日検査進行中の件数と入力遅延(結果陰性値)件数を含む

1) 重複集計訂正(1月6日0時、ソウル-1、大邱-1)

※上記の統計は、すべて今後の疫学調査の過程で変更されることがあります   



 首都圏臨時選別検査及び確診者状況 (2021年1月7日0時)

区分

臨時選別検査所数

(箇所)1)

匿名検査(件)

確診者(名)

鼻咽頭塗抹 PCR

唾液 PCR

迅速抗原検査

 

2次 鼻咽頭塗抹 PCR2)

新規

0

37,848

37,682

0

166

0

120

 

ソウル

0

22,217

22,158

0

59

0

49

京畿

0

13,422

13,316

0

106

0

63

仁川

0

2,209

2,208

0

1

0

8

累計

143

864,220

846,895

4,234

13,050

412)

2,518

 

ソウル

56

447,984

443,276

1,484

3,210

14

1,278

京畿

75

349,655

337,285

2,719

9,625

26

1,004

仁川

12

66,581

66,334

31

215

1  

236

 1)(臨時選別検査所数)首都圏(ソウル、京畿、仁川)所在臨時選別検査所設置・運営実績

2)(2次鼻咽頭塗抹PCR)迅速抗原検査結果陽性者に対する確定検査の実施

3)陽性26件、陰性15件 


 

 最近1週間検査及び確診者状況 (2021年1月1日~1月7日)

区分

1.1.

1.2.

1.3.

1.4.

1.5.

1.6.

1.7.

週間累計

総累計

100,026

52,986

73,563

59,379

95,268

97,943

102,791

561,956

5,434,029

 

疑心申告検査者数(名)1)

55,438

33,480

38,040

35,770

62,752

65,5064)

64,943

335,929

4,569,809

臨時選別検査所検査件数(件)2)

44,588

19,506

35,523

23,609

32,516

32,437

37,848

226,027

864,220

新規確診者数(名)

1,028

820

657

1,020

714

8384)

870

5,947

66,686

 

臨時選別検査所確診者数(名)3)

149

91

89

137

113

111

120

810

2,518

1)(疑心申告検査者数)疑心患者申告後検査を行った件数{結果陽性(新規確定者数)+結果陰性+検査中}で、複数回検査件数は含まれていません。

2)(臨時選別検査所の検査件数)首都圏臨時選別検査所匿名検査を通じて前日報告された件数を集計した数値で、重複検査者を含んでいる可能性があり、変動の可能性がある暫定統計です。

3)(臨時選別検査所確診者数)匿名検査確診者は個人情報を確認し、疫学調査などを進めて確診者の統計に反映

4) 重複集計訂正(1月6日0時、ソウル-1、大邱-1)

2021/01/06

韓国のコロナ19ウイルス変異の特性と国内外発生状況

 原文リンク 韓国疾病対策本部 2021年1月5日定例ブリーフィング資料より

□ 中央防疫対策本部は、コロナ19ウイルス変異の特性と国内外発生状況について説明した。

 ○ 去る2020年12月13日と20日、英国から入国した2人(自己隔離中確診)の検体から、英国の変異ウイルスが更に確認*され、現在までに国内でイギリスと南アフリカ共和国の変異株は全てで12件確認された。

   *変異ウイルスの検出状況:英国変異ウイルス11件、南アフリカ共和国変異ウイルス1件の計12件(21年1月5日日0時現在)

 ○ WHOによると、現在までにコロナ19ウイルスは8つのグループに分類されており、この中のうちGグループ関連して主要変異ウイルスの4種**が報告​​されている。

    *(WHOコロナ19ウイルスの分類体系)S、L、V、G、GH、GR、GV、その他(O)グループ

   ** D614G変異(G、GH、GR、GV)、ミンク変異(Cluster 5)、イギリス変異(VOC2020/12 / 01)、南アフリカ共和国変異(501Y.V2)

 ○ 初期の中国武漢で発生したコロナ19ウイルスは、Sグループに分類されたが、

    -  '20年1月の終わりから2月初めスパイク蛋白質・の614番アミノ酸がアスパラギン酸(D)からグルタミン酸(G)に変わった(D614G変異)Gグループ(G、GR、GH、GVを含む)が新たに分類され、世界的に優勢なグループを占めた。

    *コロナ19ウイルスの外部突起形状のタンパク質で宿主上皮細胞の受容体と結合して細胞内に入るの役割をする

   -  D614G変異が伝播力の増加に関与したことが確認され、病原性、治療剤、ワクチンなどに影響を与える特性の変化は確認されなかった(WHO、2020 .12.31)。

 ○ '20年8月以降、デンマーク北部地域でミンクから人に感染した事例でミンク関連変異株(Cluster 5)が確認されたが、9月までに12人の伝播以外は追加事例がなく伝播力は大きくないものと評価された(WHO、 '20 .12.31)。

 ○ '20年9月中旬以降、英国で感染力が最大70%まで高いと評価*されている変異ウイルス(VOC-202012/01)が発生して拡散され、南アフリカ共和国でも11月初め、2次流行以降変異ウイルス(501Y. V2)が確認された後、世界各国で、変異ウイルスが確認されている。

    * New and Emerging Respiratory Virus Threats Advisory Group(NERVTAG):英国内ウイルス関連の専門家のグループ

    -  2つのウイルスは、お互い異なる由来であるが、501番アミノ酸がアスパラギン(N)からチロシン(Y)に変わる共通(N501Y)がある。

    - ただし、英国変異株の場合、ワクチンの効果、病気の重症度などに影響を与える臨床的根拠はまだ確認されていなく、南アフリカ共和国の変化の場合にも感染力、臨床的重症度、ワクチン反応などの研究がさらに必要な状況である。

○ 現在、国内では2020年5月、ソウルのクラブ集団発生以来、GHグループが持続的に流行しているが、海外流入患者のさまざまなグループが確認されており、イギリス変異と南アフリカ共和国変異も海外入国者を中心に確認されている。

 ○ 変異は、ウイルスのライフサイクルで発生する自然現象で伝播が続く限り継続的に発生する。

    - ほとんどの変異は、ウイルスの生存に不利だったり特性に影響を与えない部位に現れるため、すぐに消えたり大きな問題になりませんが

    - 一部の変異は、増殖のための伝播力増加に寄与したり、病原性が変わるなど、ウイルスの特性が変化する状況が現れることもあり、このような変異と関連した伝播力、病原性、ワクチンの影響等を確認するためには、様々な実験的、臨床的研究が必要である。

 ○ 防疫当局は、海外から流入されるコロナ19変異ウイルスの国内流入を徹底的に監視するために、海外の入国者の防疫措置を強化し、

    - イギリス、南アフリカ共和国などの変異ウイルスの発生国の入国者のうち、確診者に対して全長遺伝体分析(NGS、Next Generation Sequencing)を実施して変異ウイルスかどうかを継続的に確認している