2022年3月3日木曜日

経口治療剤(パクスロビド)投与対象の拡大と初期投与者調査結果

 原文リンク 2月21日

5. 経口治療剤投与対象の拡大と初期投与者調査結果

 

   中央防疫対策本部は最近、オミクロン変異が優勢種化および確診者急増状況に応じて経口治療剤(パクスロビド)投与対象範囲を調整し、処方機関の範囲を拡大したと明らかにした。

  まず、2月21日から経口治療薬(パクスロビド)が既存の60歳以上、免疫低下し、50代の基礎疾患者に加えて40代の基礎疾患者まで投与が可能になるように投与対象年齢範囲を拡大した。

   - ただし、基礎疾患の範囲は一部調整し、投与対象の範囲をBMI「25以上」から「30以上」に変更し、危険度の高い患者に投与を集中するようにした。

 

  これとともに、経口治療剤の投与効果を高め、必要な患者に適時に投薬できるように、

   -  発熱・息切れ症状がある場合または予防接種を完了していない60歳以上の患者については、経口治療薬の投薬をまず考慮することを強調した。

 

  また、治療剤処方のアクセシビリティと効率性を高めるために、2月25日からは「呼吸器クリニック」、「呼吸器診療指定医療機関」も経口治療剤処方が可能になるように処方機関を拡大した

 

  このような変更を現場の医療スタッフが迅速に認知して適用できるように「コロナ19治療剤使用案内書(第4-3版)」を改訂して配布した。


 一方、中央防疫対策本部は去る1月31日に発表した経口治療剤初期投与者63人に対する治療経過調査結果発表以後、投与者364人に対する治療経過をさらに分析した結果を発表した。 

  以前の分析結果と同様に、5日間、この薬の服用を完了した352人(96.7%)のうち、重症および死亡に進行したことはなく、

     発熱持続、味覚変化(苦味)、筋肉痛、頻脈などで服用中断12人

 

  個々のアンケート調査に応じた服用完了者(301人)のうち81.1%で呼吸器・喉痛などコロナ19症状が好転したと答えた。 

   症状 好転時期は服用を開始してから3日以内が81.5%だった。

     ただし、服用完了者の73.8%が味覚変化(苦味)症状を経験したが、これらのうち75.6%は服用完了後3日以内に不快症状が消失したと答えた。

 

  また、服用完了者の89.4%は、周辺に他のコロナ19患者がいる場合、パクスロビド服用を推奨するという意向を明らかにし、パクスロビド処方された患者の肯定的な反応を確認することができた。

 

 中央防疫対策本部は、コロナ19治療医療スタッフが経口治療剤の投与対象及び処方機関の拡大に関する内容を正確に認知し、

   現場で薬が必要な患者に積極的に使用できるように関心と注意を求め、 

    - 今後も関連情報を継続的に共有し、薬剤が円滑に供給されるように最善を尽くすと明らかにした。

0 件のコメント:

コメントを投稿