原文リンク 2025年8月18日
新型コロナの入院患者が6週間連続で増加 手洗いや室内換気、咳エチケットなど、予防措置の徹底を呼びかけ |
-病院級の標本監視医療機関における新型コロナ入院患者数が6週間連続で増加 -咳をする際は、袖やティッシュで口と鼻を覆うなど、咳エチケットの遵守が必要 -高リスク群や免疫力が低下者は、人が多く集まる屋内行事への参加を控えるよう |
○ 2025年32週目(8月3日~8月9日)新型コロナの発生動向 - (入院患者標本監視) 病院級医療機関の入院患者数272名、直近6週間連続で増加 * (入院患者数) 26週 63名 → 27週 101名 → 28週 103名 → 29週 123名 → 30週 139名 → 31週 220名 → 32週(8月3日~8月9日)272名 - (病原体標本監視) 医院級の呼吸器疾患患者の新型コロナウイルス検出率32.0%で5週連続増加*、下水中の新型コロナウイルス濃度も継続的に増加傾向 * (ウイルス検出率) 27週 6.5% → 28週 13.0% → 29週 16.5% → 30週 20.1% → 31週 22.5% → 32週(8月3日~8月9日) 32.0% - 現在の発生状況を踏まえると、今後2週間は増加傾向が続くと予想 ○ 日常生活では、咳やくしゃみをする際は袖で口と鼻を覆うなどの咳エチケット、手洗いの徹底、定期的な室内の換気など、新型コロナウイルス感染症の予防措置を遵守。 ○ 医療機関を受診する際はマスクを着用し、高齢者や免疫力が低下している人など高リスクグループは、人が密集する室内行事への参加を控える |
疾病管理庁が実施している新型コロナ入院患者標本監視の結果、2025年第32週(8月3日~8月9日)の病院級医療機関(221施設)における新型コロナウイルス感染症入院患者数は272人で、6月中旬以降、直近6週連続で増加*しました。
* (病院級標本監視医療機関の新型コロナ入院患者数)26週(6月22日~6月28日)63名 →
27週(6月29日~7月5日) 101人 → 28週(7月6日~7月12日) 103人 → 29週(7月13日~7月19日) 123人 → 30週(7月20日~7月26日) 139人 → 31週(7月27日~8月2日 )220人 → 32週(8月3日~8月9日)272人
年齢層別では、65歳以上が全入院患者(3,798人)の59.8%(2,273人)で最も多く、50~64歳が18.7%(710人)、19~49歳が9.6%(364人)の順だった。
[病院級医療機関の新型コロナウイルス感染症入院患者数(2024年~2025年第32週) および年齢別状況(2025年第1週~第32週)] |
* (医院級外来呼吸器疾患患者における新型コロナウイルス検出率)27週(6月29日~7月5日)6.5% → 28週(7月6日~7月12日)13.0% → 29週(7月13日~7月19日)16.5% → 30週(7月20日~7月26日)20.1% → 31週(7月27日~8月2日)22.5% → 32週(8月3日~8月9日)32.0%
[ 新型コロナウイルス検出率および下水監視状況(2024年第1週~2025年第32週) ] |
海外の場合、5月から6月にかけて新型コロナウイルスが流行した中国、タイなど近隣のアジア諸国は6月以降減少傾向に転じたが、アメリカ、日本などは最近継続的な増加傾向*を示している。
現在の新型コロナウイルス感染症の発生動向と過去の夏の流行パターンを考慮すると、今後2週間は増加傾向が続く可能性が高い。
疾病管理庁のイム・スンガン庁長は、「新型コロナの患者数が6週間連続で増加しており、今後2週間程度は増加傾向が続く可能性が高いため、高リスク層を保護するため、国民の皆様には日常において新型コロナの予防措置を必ず遵守していただくようお願いします」と要請しました。
一般市民には「日常生活で咳をする際は、袖やティッシュで口と鼻をきちんと覆う必要があります。医療機関や感染リスクの高い施設を訪問する際は、マスクの着用が必須です」と伝えています。
特に、高齢者や免疫不全者など高リスク群に対しては、「人が多く密閉された室内でのイベントへの参加は控えるよう、やむを得ず参加する場合はマスクを着用し、発熱や呼吸器症状が発生した場合は速やかに受診する必要がある」と強調しました。
また、高リスク層が利用する医療機関、療養病院、長期療養施設など感染リスクの高い施設においては、「職員、保護者、来訪者がマスクを着用できるよう案内し、室内の空気を定期的に換気するなど、新型コロナの予防対策を強化するよう」要請しました。
| ◀ 新型コロナ予防のための主要な注意事項 ▶ |
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<日常生活において> ○ 手洗い、換気、咳エチケットなど、基本的な呼吸器感染症予防措置の遵守○ 咳をする際は、袖やティッシュで口と鼻を覆う ○ 医療機関や感染リスクの高い施設などを訪問する際は、マスクの着用が推奨されます ○ 人混みで密閉された室内では、マスクの着用が感染予防に役立ちます
<新型コロナに感染した場合は> ○ 不必要な会合や外出を控えるよう推奨し、外出する際はマスクの着用が必要です。○ 発熱や呼吸器症状が重い場合は自宅で休養し、企業・団体・組織などでも、従業員が病気の場合に休むことができるよう配慮した環境を整えるよう推奨します。
<高齢者、免疫不全者など高リスク群は> ○ 密閉された室内での人混みのある場所やイベントへの参加を控える○ 人混みがあり密閉された室内ではマスクを着用する ○ 発熱や呼吸器症状が現れた場合は、近くの医療機関で速やかに受診する <感染リスクの高い施設では> * 感染リスクの高い施設:療養病院、療養施設、精神保健施設、障害者施設など
○ 職員、保護者、来訪者はマスクを着用してください ○ 定期的な室内換気(例:2時間ごとに10分間ずつ) ○ 新型コロナウイルス感染症の診断または発熱・呼吸器症状のある職員は休むことができるよう配慮してください
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