1,インフルエンザ及び急性呼吸器感染症
〇 外来患者の監視
- インフルエンザ疑似患者割合は43.3人(/1,000人)で2週連続減少
* 51週:('18年)71.9人、('19年)37.8人、('20年)2.8人、('21年)1.9人、('22年)41.9人
※ 発生推移:(48週)48.6人→(49週)61.3人→(50週)54.1人→(51週)43.3人
-[病原体(51週目)] インフルエンザウイルス35.6%、ヒトコロナウイルス15.1%、アデノウイルス12.5%などの順
〇
-(ウイルス性)インフルエンザウイルス39.0%、呼吸器細胞融合ウイルス18.4%、リノウイルス16.5%などの順
* インフルエンザウイルスは増加傾向が続いていたが、先週より大幅に減少。
※ 757명
* 呼吸器細胞融合ウイルスは最近4週間で約1.8倍増加、
-(細菌性) マイコプラズマ肺炎菌98.6%中心に発生
* マイコプラズマ肺炎球菌は47週(11.19.~11.25., 288人)最多発生後、減少する模様
※ 発生推移: (48週) 258人 → (49週) 227人 → (50週) 258人 → (51週) 213人
〇 重症急性呼吸器感染症入院患者の監視
- (ウイルス性)インフルエンザウイルス28.3%、呼吸器細胞融合ウイルス23.9%、リノウイルス17.1%などの順
* インフルエンザウイルスは増加傾向持続、先週比で大幅減少
* 呼吸器細胞融合ウイルスは最近3週間、同様の発生が持続
- (細菌性)マイコプラズマ肺炎球菌55.8%、肺炎球菌40.4%などの順
2. 腸管感染症
〇
- (ウイルス性)ノロウイルス流行状況、ノロウイルス74.6%、グループA型ロタウイルス10.1%などの順
* ノロウイルスが例年より急速に増加し、先週200人以上が発生し、今週も引き続き増加しています。
※ 発生推移: (48週) 91人 → (49週) 163人 → (50週) 201人 → (51週) 214人
- (細菌性)全体的に低い発生、カンピロバクター菌36.1%、サルモネラ菌31.5%などの順で発生。
- [病原体(50週目)] 急性下痢疾患の原因ウイルスはノロウイルス38.1%、グループA型ロタウイルス7.1%、急性下痢疾患の原因細菌は病原性大腸菌4.1%、バチルス・セレウス菌2.4%など
3. 手足口病及びエンテロウイルス感染症
〇 手足口病の疑似患者割合は1.2人(/1,000人当たり)と低い発生率で継続
* (年齢別発生状況) 0-6歳 1.7人、7-18歳 0.3名
〇 エンテロウイルス感染症は低発生、無菌性髄膜炎44.4%、手足口病33.3%などの順。
- [病原体(50週目)] エンテロウイルス2件検出(検出率40.0%、無菌性髄膜炎1件など)
1.1. インフルエンザ病原体監視
○ インフルエンザウイルス35.6%検出 (A(H3N2)、A(H1N1)pdm09、B型の順に検出)
○ 前年同期比12.2%増加(2022-2023節季51週検出率23.4%)
区分 |
全体検出率(%) |
亜種別検出率(%) |
||
A(H1N1)pdm09 |
A(H3N2) |
B |
||
48週 |
42.2 |
24.1 |
13.2 |
4.9 |
49週 |
42.2 |
18.9 |
16.3 |
7.0 |
50週 |
43.8 |
18.1 |
18.7 |
7.0 |
51週* |
35.6 |
11.9 |
15.1 |
8.6 |
最近4週** |
41.1 |
18.4 |
15.9 |
6.9 |
2023-2024 節季累計*** |
28.4 |
18.2 |
7.8 |
2.5 |
2022-2023 節季† |
8.9 |
1.4 |
7.2 |
0.3 |
2021-2022 節季‡ |
0.6 |
0.0 |
0.6 |
0.0 |
*(2023. 12. 17. ~ 2023. 12. 23.), **(2023. 11. 26. ~ 2023. 12. 23.), ***(2023. 9. 3. ~ 2023. 12. 23.),
†(2022. 8. 28. ~ 2023. 9. 2.), ‡(2021. 8. 29. ~ 2022 8. 27)
インフルエンザ 型別週次別 検出率(2023年36週~51週)
0 件のコメント:
コメントを投稿