2023/04/05

変異ウイルスと今後の展望

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2. 変異ウイルスと今後の展望

 

 

  中央防疫対策本部本部長:チ・ヨンミ)は現在、韓国で優勢変異はオミクロンBN.1(検出率46.5%)や、XBB.1.5変異の占有が徐々に増加する状況で2週間前11.6%から先週16.3%が 検出されたと述べた。

 

 中央防疫対策本部は「XBB変異は免疫回避能が相対的に高く、今後占有率と患者が多少増加する可能性があるが、これまでワクチンと自然感染で蓄積された免疫力が対応して大規模な流行につながる可能性は非常に低い」と説明した。

 

   また、疾病管理庁が行った実験結果を紹介し、BN.1とXBB変異はBA.5に比べ1/5以下のレベルでウイルス生産量が低く、発症後8日までの培養陽性率も低く、ウイルス自体の感染力はむしろ 低いと否定した。

 

  中央防疫対策本部は最近の変異状況を総合し、「常に警戒はするが、懸念する状況ではなく、現在の対応や今後の政策計画に影響を与える状況でもない」と説明した。

 

  中央防疫対策本部は米国疾病予防センター(CDC)の最近の分析資料を引用し、BA.4/5ベースの2価ワクチンはXBBにも働き、既存の単価ワクチン接種者に比べ48%追加感染予防効果を見せると明らかにし、現在の 「二価ワクチンは依然として最も効果的な防御手段」と強調した。

 

【国内オミクロン変異ウイルス細部系統検出率(4月1日現在)】

区分

分析週次

(%)

BA.5*

BQ.1

BN.1

BA.2.75

CJ.1

CH.1.1

XBB.1.5

XBB.1.9.1

その他

全体

3月2週

5.7

10.3

53.8

3.3

6.0

5.7

7.6

2.7

4.9

3月3週

3.8

9.8

54.2

3.5

5.4

6.4

10.3

2.6

4.0

3月4週

2.8

10.6

53.7

2.0

6.1

4.5

11.6

3.1

5.7

3月5週

1.4

10.3

46.5

1.8

6.4

5.0

16.3

5.8

6.5

国内感染

3月2週

5.5

10.4

55.6

3.1

6.3

5.8

6.5

2.4

4.3

3月3週

3.7

9.9

56.2

3.5

5.7

6.7

8.3

2.3

3.6

3月4週

2.9

10.8

54.8

2.0

6.2

4.6

10.1

2.9

5.8

3月5週

1.3

10.4

48.1

1.9

6.7

5.0

15.2

5.5

5.9

海外流入

3月2週

9.5

8.4

20.2

7.1

0.0

2.4

28.6

8.3

15.5

3月3週

6.0

7.2

16.7

3.6

0.0

1.2

46.4

8.3

10.7

3月4週

2.0

2.0

19.6

0.0

3.8

2.0

58.8

9.8

2.0

3月5週

2.6

7.9

14.5

0.0

1.3

3.9

39.5

11.8

18.5

 *  BA.5は、BQ.1を除くBA.5のすべての細部系統を含む


【最近1週(‘23年3月26日~’23年4月1日) オミクロン細部系統状況】

区分

オミクロン細部系統検出(%)

BA.5*

BQ.1

BN.1

BA.2.75

CJ.1

CH.1.1

XBB.1.5

XBB.1.9.1

その他

最近1週間 計

1.4

10.3

46.5

1.8

6.4

5.0

16.3

5.8

6.5

国内感染

1.3

10.4

48.1

1.9

6.7

5.0

15.2

5.5

5.9

海外流入

2.6

7.9

14.5

0.0

1.3

3.9

39.5

11.8

18.5

 

*  BA.5は、BQ.1を除くBA.5のすべての細部系統を含む

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