5. 国内変異ウイルス分布および中国発の確診者変異分析の状況 |
□ 中央防疫対策本部(本部長チ・ヨンミ)は現在の国内様々なオミクロン細部系の変異流行状況および中国入国者検疫強化による変異分析について明らかにした。
○ 現在国内感染で確認されているオミクロン変異の48.0%はBA.5系統で、細部的にはBA.5は32.7%、BQ.1は7.4%など、BA.2.75系統のBN.1は35.7%であり、XBB .1.5は0.1%でまだ微々たる状況だ。
○ 最近、中国発入国者検疫強化による変異分析を行った結果、
- 1月2~3日中国発短期滞在確診者138人(2日63人、3日75人)のうち、全長遺伝体分析*が可能な31人の検体分析結果、BA.5系列が96.8%でほとんどであり、 そのうち、BA.5(BA.5.2) 45.2%、BF.7 51.6%であり、その他BN.1 3.2%確認されたが、XBB.1.5は検出されなかった。
* 全長遺伝体分析にはウイルス量が十分な検体が必要
計 | BA.5 細部系統 | BN.1 | ||
BA.5 | BF.7 | 小計 | ||
31名 (100%) | 14名 (45.2%) | 16名 (51.6%) | 30名 (96.8%) | 1名 (3.2%) |
- また、これを含むK-RISSを通じて2022年11月から現在までに合計237人の中国発確診者に対する変異分析遂行結果、BA.5系統が98.3%で大半であることを確認した。
| (参考)国家呼吸器ウイルス統合監視(K-RISS)中、中国発海外流入事例分析結果(11月~) |
| |||||||||||||||||||||
|
| ||||||||||||||||||||||
▷ 検疫及び地域社会で確認された中国発確診事例237人*分析結果、BA.5 細部系統が98.3%で、細部的にBA.5 68.0%、BF.7 29.5%、BQ.1 0.4%などで確認された。 * 1月2~3日、短期滞在確診事例31名を含む
|
- これ以外にWHOが運営するコロナ19遺伝子DB(GISAID)に中国が登録した遺伝子*分析結果でも、BA.5、BF.7などBA.5の細部系が89.7%でほとんどで、XBB.1.5は3件確認された。
* 中国登録遺伝子情報798件(11月178件、12月620件)分析
- したがって、国内・外のデータ分析を通じてBA.5およびBF.7などBA.5の細部系統が中国内で90%以上流行していると分析され、XBB.1.5が一部検出されたが、その危険性などを判断するためには 持続監視が必要な状態である。
○ 世界的にはオミクロンBA.5系列が減少し、様々な細部系統変異が確認される状況で、過去BA.2およびBA.5が急激に拡散した時期とは異なり、国別で優勢な細部系統が互いに異なって確認されており、
* (BQ.1.1)イギリス、イスラエル、(BQ.1)ブラジル、(BA.5)ドイツ、日本、南アフリカ、(BQ.1.1およびXBB.1.5)米国、(XBB)シンガポール、(BA.2.75)オーストラリア など
- 最近では組換え変異XBB.1.5が米国を中心に増加している。
* (XBB.1.5占有率)12月2週8.0%→12月3週11.5%→12月4週18.3%→1月1週27.6%(米CDC、1月7日)
○ これに関して、XBB.1.5は重症度の増加が確認されていないが、上位系統であるXBBとXBB.1に対する評価を通じて依然として有効なワクチンおよび抗ウイルス剤効果があると報告されており、
- 国内で流行しているBN.1は抗体治療剤が有効であり、国内の確診者増加に及ぼす影響が大きくない状態である。
- ただし、これらの変異の免疫回避特性により、今後の占有率拡大時の確診者増加の可能性を排除できず、
- ウイルスの特性分析とともに国家呼吸器ウイルス統合監視(K-RISS)および中国発入国確診者対象強化された変異監視を通じて新規変異の流入、発生および流行モニタリングを綿密に持続し、国内・外的にも 情報を共有して国際共助をさらに強固にするようにする。
0 件のコメント:
コメントを投稿